第3戦は、がっつりツクダ系の「クラッシャージョー」です。映画となったクラッシャーチームとマーフィ・パイレーツとの戦いを描いたマンツーマン・コンバットの戦闘級です。システムは、いわゆる行動ポイントで、移動や姿勢変更(戦闘時に極めて重要)、射撃に自由に割り振ります。
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 武器は別ユニットになっていて、1行動ポイントで投入できる火力数(これによりセミオートやバーストモードが再現できる)、1射撃で発揮できる最大火力、距離による火力減少率、重量等が精密に規定されています。火力効率のよい低反動ライフルに、重いけど16火力を発揮できるブラスター、距離による火力減少が少ないレーザー銃、軽くて近距離では高火力のサブマシンガンなど、それぞれの特徴に合わせて武器の選択が楽しめます。
 また、最大4へクスまで投擲でき、かつ周囲のへクスに影響する手榴弾やアートフラッシュ、同じく遠距離に炸薬弾を撃ち込めるロケットランチャーもあります。
 手順は、主導権を決め、先攻側-防御側の順で全ユニットを行動させます。原則、スタックはできませんが、敵と同じエリアに入ると、格闘戦になりまます。
 基本システムはわかりやすいのですが、がっつりツクダ系なのは、全てプロットとなっていることです。オリジナルでは、キャラ1名ずつについて記入し、耐久力や運搬能力、武器の弾薬数等まで管理します。最大でも5名のクラッシャー・チームはともかく、19人(!)もいるマーフィ・パイレーツは堪ったものではなく。しかもシートがあるなら、武器ユニットは無駄なだけじゃん・・・。
 これを有効かつプレイアブルにするには、キャラシートと武器シートを作るしかない!と、作り始めたのはいいのですが、シートだけでなく姿勢マーカーがあった方がいいとか、武器の弾薬ユニットも必要とか、さらに武器ユニットに重量記載をするゾとか、あまりに誤植の多いチャートを作り直そうとか。気がつけば、200ユニット近くとチャートを自作する羽目に。ああ、「人生の残り時間を考えて、こんな手間をかけるか、考えるべきです」と、こまいふさんの声が聞こえる・・・(苦笑い)。
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 ともあれ、約1週間をかけて(!)コンポーネントを一新し、いざ、対戦へ。24名のキャラと武器シートは場所はとるものの、相当、プレイしやすくなりました。オリジナルの「プロットの帳簿管理」だと、ぶち切れていたかも(笑い)。
 今回のシナリオは、インスト練習用のmitsuオリジナルで、ジョー対ノーマと5名の海賊です。地域を限定すべく、マップ中央のD区域のみを使用します。陣営は、mitsuがマーフィ・パイレーツを、BIBIさんがジョーを担当します。
 第1ターン、先手を取ったのは、クラッシャー。ドアを開けて敵を発見したジョーは、ダッシュで駆け寄ると、手榴弾を投擲します。これが狙い通り、敵のど真ん中に墜ちて、炸裂!いきなり、2名が倒され、ノーマともう1名も軽傷を受けます。
T1 いきなりHG炸裂!
 マーフィ・パイレーツは、伏せた状態で射撃を開始し、ジョーに1発を命中させますが、ジャケットに阻まれ、1ヒットのみとなります。
 第2ターン、伏せているジョーがそのままの姿勢で、2発目の手榴弾を投げ込みます。姿勢が悪かったため、HGは1マス手前に墜ちますが、ノーマと1名にヒットを与えます。
手榴弾を立て続けに投げ込まれ、怒り心頭のマーフィ側は、レーザー銃を撃ちまくり、ジョーに連続ヒットを与えます。
T2 狙いははずれるも、またも手榴弾が炸裂
 第3ターン、連続して主導権を取ったジョーは、HGを3連投!これにより、ついにノーマが死亡します。
T3 ノーマ死亡
 手榴弾は尽きたものの、残りは傷ついた2名のみ。ジョーは狙いを定めて、低反動ライフルを連射し、1名を射殺します。
T4 正確な射撃で海賊死亡
 最後の1名も、正確無比な射撃に倒れ、第5ターンにマーフィ・パイレーツが全滅し、クラッシャー側の勝利となりました。
  実は、これは事前のソロ演習でもわかっていたことでして。クラッシャーは強い!これは面白ぞ!と初めの数回は、実に楽しくプレイしましたが、回数を重ねると、マーフィ・パイレーツが全く勝てないことに気がつきます。例えば、シナリオ3で19名のパイレーツが全滅した時点で、クラッシャー・チームは全員健在、しかも受けたヒットはわずかに2損害のみ・・・。
 これが、がっつりツクダ系のデベロップ不足なんでしょうね。システムは面白そうなのに、ゲームとしては破綻していて。ソロはともかく、まともな対戦なんてできない!(マーフィなんてしたくない!)
 そこで、原因と対策を考えてみました。
①クラッシュ・ジャケットが強すぎる。
・射撃が命中しても、クラッシュ・ジャケットを着ていると、D(死亡)以外の損害を受けない。Dでは再ロールして損害を判定するが、即死の可能性は1/6しかない(あとは1ダメージか、損害なし!)
・解決策は、射撃が当たった場合、D以外でも1d6してヒット値以下ならば、クラッシュ・ジャケット判定をする(それでも十分に堅いけど)。
 今回、これを採用して、3ヒットを与えることができました。drがよければ(クラッシャー側に惨ければ)、ジョーの戦死となったかも。
②アートフラッシュが極悪すぎる。
・クラッシャー側のみが使用できるアートフラッシュは、3へクス四方を焼き尽くす。しかも鎮火しない(!)。さらに、重量は0で、20回も使える(マップが全て延焼する!)。
・解決策は、使用できる回数を制限する。クラッシャーチームの各キャラにつき、1ゲームで1発とする。
③手榴弾が多すぎる。
・アートフラッシュほどではないが、面制圧兵器として手榴弾は強力である。重量は1/4で、22回(!)も使える。距離は限定されるものの射撃よりも効率がよく、ただひたすら、手榴弾投擲だけで勝利できる。ちなみにルールには規定はないが、マーフィ側は自軍基地ということで、手榴弾の使用はできないとした。
・解決策は、使用できる回数を制限する。クラッシャーチームの各キャラにつき、1ゲームで4発までとする。(ある意味、ロケットランチャーもこれに近いが、発射に手間がかかること、弾薬数が少なく交換に時間を要することから、制限は設けない。)
 多分、これくらい補正しても、クラッシャー側が慎重にプレイすれば、まだ、有利かも。さらにターン数の制限を設けるとか、あるいはマーフィ側の脱出を設定するなどすれば、クラッシャー側が危険を冒しても強引に突っ込んでくるシーンが再現できるかも。
 ともあれ、ybsさんからもオファー(!)を受けているので、次回のちはら会で「クラッシャー祭り」でも行きたいなぁ~。