続いて「TANKSβ」(CMJ)からシナリオB「怒り」です。シナリオ名の「FURY」は当時、流行った映画の題名からでしょう。
 このシナリオではアメリカ軍4両に対し、ドイツ軍はわずかに1両です。が、この1両がTIGERⅠでして、通常の距離でまともに撃ち合うのは、具の骨頂です。
 ヤンキーとしては、物陰に隠れながら前進し、数を生かして近距離戦または零距離戦闘に持ち込む作戦です。ドイツ軍はこれを防ぎ、優秀な命中率を生かした前進射撃と連続した準備射撃で数を減らしたいところです。
 序盤、アメリカ軍は中央の障碍物をうまく使って前進をしてきます。ドイツ軍はマップ左後方で広角に射界を維持しながら、遠距離射撃または前進射撃のタイミングを図ります。
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 第5ターン、アメリカ軍は中央の森林を巧みに使って、忍び寄ります。そして、第6ターン、ドイツ軍から見えないルートに浸透します。
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 ここで、TIGERⅠが動きます。車体を旋回させると、側面を曝すことを無視して前進し、敵を射界に捉えます。
T6D
 すかさず、M4A3の2両が臨機射撃をし、TIGERⅠに命中弾!が、1発は側面でも厚い装甲に弾かれます。もう1発が幸いにも履帯を吹き飛ばし、移動不能に。
 TIGERⅠは砲塔を旋回させると、近距離のM4A3に発砲。88mm砲弾が易々と装甲を貫き、1両を撃破します。
T6D
 側面を曝している今しかない!第7ターン、アメリカ軍は後方のM4A3スタックが、虎を攻撃します。停止による準備射撃は正確にTIGERⅠの側面に命中!うち一発が装甲を貫き、撃破!数を生かした虎刈りに成功しました。
T7A