12月と言えばバルジでしょうと、エンジョウさんと久しぶりに「バルジ大作戦」(CMJ)を対戦しました。エンジョウさんが希望でドイツ軍を、mitsuが連合軍です。

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 連合軍のセットアップは、いわゆる「北の防人」作戦で、正面が薄くなりますが、後方の機動予備を増やし、敵の攻勢軸に適切な増援を送り込む予定です。ただし、エンジョウさんのような玄人相手だと、drによって出血多量で崩壊することもありますが。
 第1ターンのドイツ軍の第一次攻撃は、北の7:1から南部の3:1まで、5カ所となります。これがD1R、EX2が二つ、D1のオプションリトリート、コンタクトと、やや連合軍有利な内容になります。勇んで行った第2次も、まさかのA1が出て撃破に至らず。EX2で中央の1個連隊を屠ったのがせめてもですが、貴重な装甲師団も2ステップロスを受けます。

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 連合軍は犠牲部隊で足止めし、主力を暫時後退させ、北部ではサンビットを軸にした防衛線を引きます。
 第2ターン、ドイツ軍は北部の街道を使って、モンシャウを守る第9歩兵師団を攻撃します。これが成功し、モンシャウを抜いた装甲師団が、2個連隊を包囲し、これを殲滅します。一方、中央部では、第5装甲軍の3個師団がトロワポン前面の1個CCを強襲し、1ステップロスを与えます。
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 連合軍は、北部からの増援でエルゼンボルン尾根を固め、南部の第9機甲師団の一部を廻し、半円形防衛線を引き直します。南部では健全な歩兵連隊がバストーニュに向けて、徐々に後退します。
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 第3ターン、ドイツ軍は2個装甲軍の機動を確保するため、サンビットを強襲します。第2次攻撃までで後1ステッ
プまで連合軍をすり減らしますが、ああ、惜しくも落ちず。また、焦点のトロワポンでは3個装甲師団で3:1攻撃をかけますが、こちらも無情にContact。
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 さらに第2次攻撃で、正面攻撃を繰り返しますが、D1がやっとです。
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 一息ついた連合軍は、バストーニュに空挺を入れるまでもなく、3ユニットを籠城させ、第101空挺師団でヌシャトー・ドームを形成します。北部は2-3枚スタックで強力な戦線を作ります。
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 第4ターン、ドイツ軍はやっとサンビットを落とし、北部戦線に攻撃をかけますが、厚い守りに阻まれ、効果なし。南部には1個装甲擲弾兵師団を投入し、バストーニュを包囲します。
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 このターンは増援のない連合軍ですが、整然とスパ近くまで戦線を後退させます。
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 第5ターン、もはやイギリス軍登場は無視して強襲するしかないと、ドイツ軍は北部に猛攻を加えます。最大でも2:1にしかない正面攻撃ですが、エンジョウさんがローロールを出し、1カ所で戦線をこじ開けます。
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 そこから浸透した装甲師団が、機甲2個を含む3個スタックを包囲し、一撃でこれを撃破します。
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 が、大量の増援を得た連合軍は、薄くなった中央部とバストーニュで反撃を開始し、1個装甲擲弾兵連隊を除去します。
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 ドイツ軍は一部で攻勢を続けるものの戦略的攻勢は不可能になり、防御ラインを形成します。もはや、60VPの獲得は不可能ということで、競技終了としました。 
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久しぶりのバルジは、一歩、間違えたらという緊張感が抜群で、やっぱり面白い。また、時々、持ち込みましょう。