第二週、続けて土曜日に、Tommyさんと「特定少数のオフ会」を開きました。緒戦は、前回、インストした「THE RISE OF BLITZKRIEG」(Bonsai Games)です。陣営は、Tommyさんが希望で連合軍を、mitsuがドイツ軍を担当します。
第1ターン、ドイツ軍は連合軍の戦線に楔を打ち込むべく、ディナンを攻略し、要衝ヴェルヴァンに突入します。この早い展開を予想していなかったようで、連合軍の戦術カードはなし。装甲効果と航空支援で押し切って、ここを占領します。
同時に「ブラフの態を装って、実は本命」の一つ-メッツ攻撃を行い、奪取します。連合軍はこれに反応し、なんとヴェルダンに4個歩兵を集結します。
そして、こちらは本当のブラフとして、装甲部隊でオランダを制圧します。これを見た連合軍は「しまった、南部に送り込みすぎたかも」と疑心暗鬼に。
南北に敵の注意がいったところで、第2ターン、ドイツ軍は作戦と機甲突破で一気に中央を突破し、英仏海峡に到達します。連合軍は、防御を基本に考えていたようで、作戦カードがなく、反撃態勢を整えるだけで、ターンエンドに。
第3ターン、この状態なら敵戦力の壊滅が狙えると、ドイツ軍は北部の攻略に切り替えます。ヘントにいるイギリス軍を装甲効果で駆逐し、港湾に押し込めると、そのまま、機甲突破でダンケルクを攻略。これにより、BEFは全滅し、4個相当の捕虜を得ます(イギリス軍は降伏時に2倍扱い)。
連合軍もドゴールの指揮の下、3個戦車師団を集中し、ヴェルヴァンを奪還しますが、すでに北部ルートで補給が通じていたため、ドイツ軍の作戦能力は衰えず。
リールで包囲下に置かれたフランス軍歩兵2個を、装甲師団が強襲し、撃滅。この瞬間、敵の損失が5個以上となり、ドイツ軍のサドンデス勝ちとなりました。まさに、完璧な電撃戦でした。
そのまま、同じ陣営で第2戦に突入します。勝利条件は、オープンがパリ陥落で、隠匿が低地国征服です。
第1ターン、今回は1手目にリブラモンを占領し、南またはパリへの進軍を匂わせます。そこから「素直に」隠匿条件の達成をめざし、エバン・エマール要塞を占領し、装甲部隊はオランダ経由でヘントへ。
第2ターン、南または西へと見せかけるために、敢えてヴェルヴァンを強襲し、機甲突破でディナンにいた敵歩兵を降伏させます。連合軍はこれに反応し、兵力をかき集めてヴェルヴァンに投入します(奪回)。
これを見て、ドイツ軍は本命の北部攻勢を仕掛け、ベルギーのほぼ全土を制圧。さらに南への侵攻を匂わせるため、リールを攻略します。
第3ターン、連合軍が北西部を固めたので、リールの装甲部隊を転進させ、港湾攻略の態でオーステンドを奪取します。この時点で、ドイツ軍は秘かに勝利条件を満たします。
第4ターン、もしや低地国の征服かと疑った連合軍は、ヴェルダンから虎の子の戦車師団を出撃させ、ディナンを奪います。
が、タイミングが早すぎたため、ドイツ軍は中央の装甲部隊でヴェルヴァンを再奪取し、ディナンの敵を降伏させます。
第5ターン、こうなるとドイツ軍は守り切るだけでよくなり、低地国エリアから一歩ずつ前進して緩衝地帯を確保。そのまま、ゲームエンドで勝利しました。
連合軍のディナン奪還は正しかったのですが、タイミングが早すぎたため、失敗。これを最終ターンの後半にやられていたら厳しかったです。もっとも、連合軍は不安からついつい、早く反撃したくなるんですよね~。
なんとか一矢報いんと、第3戦へ。勝利条件は、オープンが英仏海峡封鎖で、隠匿がパリ陥落です。
第1ターン、例のごとく、ドイツ軍は選択肢が多いディナンルートで、ヴェルヴァンを攻略。と、連合軍が敢えてスタッフワークでアラスに撤退したので、パリへの道がガラ空きに。ならばと、モメンタムを二つ消費して、クレルモンを奪取し、北部の連合軍を全て補給切れにしてしまいます。
第2ターン、一手目の兵站で前線を強化したドイツ軍は、北部の敵を殲滅すべく、アブヴィルを攻略します。これに対し、連合軍は必至に兵力を動員すると、反撃で関門クレルモンを奪回します。
第3ターン、ドイツ軍は戦線の拡大で前線兵力が薄くなり、連合軍は主力が北部に拘置されて、やはり兵力不足に。お互いに少ない兵力で、北部で激しい攻防戦が繰り広げられます。ドイツ軍がアラスを強襲してフランス軍の中核を叩き出せば、連合軍はアブヴィルのドイツ軍歩兵を殲滅し、一時的に補給線を回復します。
第4ターン、アブヴィルに進んだ敵の援軍を含め、北部の敵を再度、補給切れにすべく、ドイツ軍がクレルモンを強襲。楽勝のはずがローロールとなり、やむなくピンゾロで敵戦車の撃破を選んだのですが・・・ここで、連合軍もまさかのピンゾロ!疲労困憊の中、お互いに1個ずつ部隊を失い、ドイツ軍が再奪取に成功します。
と、連合軍は、セダンの2個歩兵でヴァルヴァンを強襲し、ここを奪取。これにより、パリ方面のドイツ軍が補給切れに。こうなったら、オープンの勝利条件か、敵撃破で勝利するしかないと、ドイツ軍は装甲部隊を持ってカレーを強襲しますが、連合軍がハイロール(しかもゾロ目!)を連発し、死守。2個装甲師団が昇天し、敵が防御に成功したため、モメンタムははじめて連合軍に。
第5ターン、このままだとドイツ軍敗北に。もはや連続戦闘で港湾を奪取するしかないと判断したドイツ軍は、一切の戦術カードを放棄し、補充と作戦に全てを賭けます。戦車の補充2枚で装甲師団を回復すると、兵站でアラスに集結。そこから、ダンケルクとオーステンドを攻略し、イギリス軍1個を降伏させます。そして、最後の作戦カードを使って、連合軍が集結するカレーへ3度目の強襲をかけます。ドイツ軍3dr:連合軍3drの結果は・・・ギリギリでドイツ軍の勝利。この瞬間、英仏海峡の封鎖とスタックオーヴァーによる敵戦力壊滅により、ダブルの条件を満たして、勝利となりました。
いやー、危なかった!圧倒的な優位に立っていたはずが、フランス軍との乱戦に巻き込まれ、第4ターンの連続敗北で、手がなくなるところでした。ほぼイーブンの3戦闘で一つでも負けていれば、ジ・エンドという、薄氷の勝利でした。第1ターンに無理をして敵主力を補給切れにしたのですが、同時にこれを殲滅できるほど、ドイツ軍の総兵力はなく、敵の反撃に対応するのが精一杯。そういった意味では、非常によく作り込まれていると、感想戦で盛り上がりました。
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