暖冬のため、かなり花粉が舞い始めた終末に、千葉会へ行ってきました。12月のオークション参加以来になります。会場では、yagiさんら5人がオーストラリアの世界史マルチ「7Ages」を対戦していました。
 自分の、この日の緒戦は、会戦420周年の関ヶ原アイテムから「慶長出羽合戦」(CMJ)です。前回、小学生(!)と対戦した下総さんが、お相手をしてくれまして。mitsuが最上軍を、下総さんが上杉軍を担当します。

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 第1ターン、満を持して出陣した上杉軍は、宿将江口光清が籠もる畑谷城を強襲します(総大将最上義光の撤退命令を無視)。が、決死の覚悟の江口の前に、1ヒットずつの相打ちに。一方、北部では楯岡-天童ルートの攻略が難儀と考えた丙部隊は、中央の谷地城へ攻撃をかけます。六十里越えから登場する丁部隊、北上する甲の別働隊とともに、寒河江付近の中央部の緒城を狙う作戦です。結果は乱戦となり、城は一撃で墜ちたものの上杉軍も3ヒットを受けます。南部では、定石の物見山城攻めが始まります。
T1上杉
 最上勢は、義光本陣を長谷堂近郊に進め、増援の展開をスムーズにします。
 第2ターン、上杉勢は畑谷城を包囲強襲しますが、江口光清の頑強な抵抗に遭います。かわりに浸透可能な部隊で背後の梁沢城と若木城を奇襲し、これを陥落させます。北部では予定通り、寒河江川付近の緒城を攻めます。また、2ターン連続で攻撃を受けた物見城が陥落します。
  最上勢は、中央丘陵の最後の柏倉城を軸に、山地に防衛線を引きます。また、敵の物量が迫る上山城には、長谷堂城から志村光安を向かわせます。
T2
 第3ターン、ここでも上杉軍が畑谷城を攻めますが、なおも陥落せず。宿将江口光清、見事なり!一方、北部と南部では、諸城攻めが続きます。
T3
 第4ターン、あまりの不甲斐なさに直江本陣も乗りだし、ついに畑谷城が陥落。江口光清が討ち死にします。勢いに乗った上杉軍は、各所で猛攻を加え、戦果を上げます。最上軍は、土地よりも部隊の温存を第一目標に、退却によって損害を吸収し、戦線を維持します。
 第5ターン、北部の白石城と左沢城が陥落し、南部でも上山城が乱戦で陥落一歩手前になります。ここで貴重な反撃部隊を失うわけにはいかないと、志村光安がZOC to ZOCの直接移動で上山城から脱出します。中央部でも上杉軍主力が山地の部隊に猛攻を加え、戦闘後前進で浸透をしてきます。最上勢はやむなく中央丘陵から退却し、須川沿いに防衛線を引きます。が、ここで、早くも伊達勢の援軍登場!早速、激戦の続く、中央戦区へ向かいます。
T5援軍来る!
 第6ターン、長谷堂城を中心にした同心円状の橋頭堡に上杉軍が猛攻を加えます。最上軍は可能な限り退却で温存を図り、浸透により包囲がある戦線はステップロスで踏みとどまります。伊達の援軍も合流し、長谷堂城への段階的な撤収を行います。
T6
 間もなく上方情勢の届く第7ターン、上杉軍はサドンデス勝利をめざして、長谷堂橋頭堡への攻撃を継続します。前田慶次らの果敢な浸透も有り、最上軍は最終防衛線に後退します。
T7
 第8ターン、上杉軍は側面を放置して一気呵成に攻め寄せ、前田慶次隊が戦線背後に侵入します。
T8上杉
 これに対し、最上軍は、奇襲チットを使用して、初の反撃を実行し、前田隊を全滅一歩手前まで追い込みます。と、同時に伊達隊が巧みな機動で、長谷堂城橋頭堡の北部の敵部隊を包囲します。
 これにより、直江本隊を含む5個部隊が退路を遮断され、孤立判定に。東軍の詳報は届かないものの、上杉軍はかなりの損害を受けており、勝ち目はないと言うことで、投了になりました。
T8
 一部の部隊ができるZOC to ZOCの浸透や城兵のルールなど、やや細かいルールがありますが、双方ともに攻勢と防御ができ、時間的にも2-3時間程度で決着がつきます。次回のちはら会にも持ち込みますので、どなたか、いかがでしょうか?