最後に、昨年末からブーム再来の「熱闘!12球団ペナントレース」(同人)の日本シリーズ対戦をします。選んだチームは、2009年楽天イーグルス(BIBIさん)と2010年の阪神タイガースです。

ベナントレース
 2009年楽天イーグルスは、グレードAの田中将大とBの岩隈、永井を擁し、今期退団の福盛、小山のBリリーフ陣もそれなり。打率:327の鉄平や盗塁5の渡辺、一発のある春男山崎やセギノール、シェアなバッティングの宮出等、2位をもぎ取った野村監督最後の1年です。
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 対する2010年の阪神タイガースは、往年の主軸金本こそ、低迷していますが、3割越えの鳥谷、平野、マートン、新井に、一発のあるブラゼル、城島、林等の強力打線で、チーム打率:290の超攻撃型。リリーフも絶対守護神のグレードAの藤川に、Bの渡辺がおり、最後まで優勝争いをしました。ただし、先発陣は久保がグレードBのみで、終盤戦で2位になった経緯があります。
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  第1戦は甲子園球場で、楽天田中と阪神能見が先発でしたが、1回表に考えられない番狂わせが。楽天は、1番鉄平から7番嶋まで1四球を挟んで、なんと6連打で5点を先制し、能見は1アウトも取れずにノックアウト。2回には5番中村のタイムリーで加点し、7回には4番山崎のソロHRで、のべ7点をゲットします。一方の阪神は、4番ブラゼル、5番新井が2安打し、合計9安打を放つも、田中将大の前に要所要所を締められ、完封負けに。3番に入った楽天草野が、3安打2打点と大活躍でした。
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 続いて、第2戦、意地でも甲子園で連敗できない阪神は、1回裏に、2番平野、3番マートンの連打に、4番ブラゼルのHR、さらに6番林のソロHRで4点を獲得します。が、楽天は2回に2アウトから6番小坂(今季で引退!)、7番嶋が連続ヒット。危険を感じたバッテリーが8番宮出を敬遠しますが、なんとピッチャー岩隈がタイムリー!3回には2番渡辺、3番草野のヒットと山崎の四球で満塁にし、5番中村の犠牲フライで1点差に。が、5回、1番鳥谷から5番新井までが5連打し、3点を取って突き放します。8回途中からは、守護神藤川が楽天打線を封じ込め、4対8で勝利しました。
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 第3戦は、楽天宮城球場に舞台を移し、楽天永井と阪神鶴が先発。序盤はグレードBの永井から阪神がヒットを重ね、3点をゲットします。対する楽天も鶴を攻めセギノール、中村のタイムリーで1点差に。と、4回、嶋がエラーで出塁すると、動揺した鶴が宮出とセギノールに四球を与え、満塁に。ここで、1番鉄平のショートゴロ、2番渡辺の犠牲フライでヒットなしで2点を取って、逆転してしまいます。阪神は、6回表に5番新井が値千金のソロHRで追いつきます。が、4回途中から投入した渡辺亮が、楽天主砲山崎の2点タイムリーを許し、さらに7回には西村が宮出、セギノール、鉄平に3連打を浴び、延べ9点に。最終回、2番平野が1点を返すも、ジ・エンド。
 楽天は、草野3番、平野5番、小坂6番(!)等、決して強力といえない選手が活躍し、全てのスタメンがヒットを放ち、強力打線の阪神に打ち勝っています。阪神は個々のヒットはあるものの打線の繋がりが悪く、9安打で零点や14安打を放ちながら逆転負けを喫する等、負け越しています。かつての主砲金本がランナーを置いて全て凡退する等、ブレーキになっています。なんとか、打線をつなげて、逆転優勝をめざします。この続きは、2月のちはら会で・・・。
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