続いて、mitsu・平・ybs・にしの4人で、グループ乾坤一擲の新作の「バトル・オブ・ブリテン・カードゲーム」のテストプレイに移ります。このゲームは「ビスマルク追撃戦」と同様に、基本はドイツ軍をプレイしながら、イギリス軍が輪番で回ってくるシステムです。
基本はドイツ軍プレイヤーとして、爆撃隊を編成し、レーダーや航空基地、後半になるとロンドンやその他の都市を爆撃します。成功すると、迎撃の手順が替わったり(レーダーの損傷)、VPが手に入ります。この時、イギリス軍は迎撃隊を組織して、妨害をします。敵を撃破すると、イギリス軍としてのVPとなります。
ゲーム自体は、ドイツ軍カードか、イギリス軍カードが尽きたときに、残っている側が勝利します(それだけ敵を損耗させたとみなす)。ドイツ軍の勝利ならVPが最も高いプレイヤーが勝利します。イギリス軍の勝利なら、イギリス軍として獲得したVPが最も高いプレイヤーが勝利します。 序盤は、ドイツ軍の3個航空艦隊が、イギリスに襲いかかります。史実通り、レーダーを潰し、ドイツ軍の進入が楽になり、VPが上昇します。
が、中盤になって、ロンドン空襲が可能になると、高VPを狙って、奥地への進入が多くなります。レーダーの回復により、敵の動向をつかんだRAFは、効率的にドイツ軍の迎撃ができるようになります。敵戦闘機の航続距離制限などもあり、ドイツ軍の被害が続出します。
このまま、イギリス空軍がルフトバッフェに痛打を浴びせ、勝利に。結果、RAFとして最も高いVPを積み重ねたにしさんの勝利となりました。
初プレイでも1時間弱でしたが、手軽なカード形式でバトル・オブ・ブリテンをうまく表現できていまして。特に後半に都市爆撃にかまけて、ドイツ軍の損害が続出し、RAFの勝利となったあたりは、見事に史実を再現できていました。特別ルールで強制するのではなく、競合によりRAFに有利になるシステムは、うまい作りです。
バトル・オブ・ブリテン80周年の来年に発売されるそうで、購入を考えたいと思います。
コメント
コメント一覧 (1)
バトルオブブリテンカードゲームについて少し補足させてください。
このゲーム実は約10年前に製作・頒布したゲームでして、今回はリメイク作品として来年出そうかと考えています。頒布した当時そこそこ売れたのですが、あまり評判を聞かなかったのでリメイクにあたりみなさんに当時のバージョンにてプレイしていただいたという次第です。
ゲームについてですが、ドイツ軍で勝つには徹底的にレーダーサイトの破壊を優先させないといけません。レーダーサイトを破壊しないと常に英軍に待ち伏せされ、被害が増大します。とはいえレーダーサイトはVP的に旨みがなく、更に英軍に迎撃されて結局被害が増大するんですけどね(最後は誰も狙わなくなる)。
前回イベントカードが連続で出てしまったので行う人がいませんでしたが、「ロンドン以外の都市への夜間爆撃」を行うと独軍の被害を多少抑えられます(通常の英軍カードではなく夜間用カードを使用する為)。ただ戦果が上げられるかは別の問題ですが。
リメイクにあたっては2人用、3人用ルールの追加等を予定しています。ただ来年は他の企画も複数動いているので、このゲームの優先順位については微妙ではあるのですが。