歴史・戦史研究「ちはら会」Drei

この会は、主にシミュレーションという手法を用いて、歴史・戦史を楽しもうという、有志の集まりです。興味ある時代をテーマに選び、図上演習(シミュレーションゲーム)を通して、文献研究では得られない「動きのある歴史」を見つめます。 「ちはら会」では、現在、会員を募集しています。年齢や資格等を問わず、興味のある方ならば、どなたでも参加できます。関心のある方は、下記にご連絡ください。 Eアドレス. chiharakai@apost.plala.or.jp (代表.mitsu)

2023年02月

 続いて、このところ、填まっている「魔法帝国の興亡」(エポック)からS3「黒い紋章、白い紋章」です。前回、Tommさんとプレイしたのですが、軍隊対軍隊戦闘や軍隊対キャラ戦闘のルールが導入されます。
 このシナリオではダンジョンはないため、個人戦闘能力より指揮や魔法が重要になります。BIBIさんは、魔法があり指揮力も1あるスーパーマルチヒーローで、mitsuは敢えて集団戦に特化したスーパーメイジ(上級魔法使い)でスタートします。
 序盤、一定の軍隊を揃えるまでは、ひたすらゴールドをため込みます。第5ターン、先に旗揚げしたBIBI軍に、宗教改革で騎士隊が駆けつけます。これをもって、中立領に進行していきます。
BIBI軍、騎士隊をゲット
 騎士隊(攻撃力6-防御力2で人類最強)は強力で、一般兵が損害を受けながらも、着実に領土を増やしていきます。
 遅れて、mitsu軍が南部へ進行しますが、上級魔法はあるものの、ヒーローの指揮力0が効いて、損害が多くなり、なかなか攻略が進まず。
BIBI軍、着実に進行
 と、気がつくと、15国を領有するBIBI軍が隣のエリアへ。mitsu軍はやむを得ず、これに対処するため、北の国境へ。
BIBI軍と接触
 すると、数で優位なBIBI軍が、mitsu領土に雪崩れ込んできます。魔法力ではmitsu軍の方が上ですが、いかんせん、多勢に無勢でmitsu軍は全滅。やむなく、ヒーロー・パーティが離脱し、敵の本土の奥に逃げ込みます。
開戦
 BIBI軍は別働隊でmitsu本土を制圧しながら、主力は領内で旗揚げしたmitsu軍を追いかけます。mitsu軍は決戦を避け、いたちごっこが続きますが、2つの軍団を行動できるBIBI軍が領土数で圧倒的に有利になります。
mitsu軍、敵の本土でゲリラ戦
 ついに、倍以上の数を持つBIBI軍主力がmitsu軍を捕捉し、攻撃をかけます。mitsu軍は負ければ、即終了でしたが、スーパーメイジが本領を発揮し、混乱や魔法攻撃のカードを駆使して、これを2回にわたって撃退します。
敵の別働隊を撃破
 業を煮やしたBIBI軍は、今度は3倍の兵力を持って、mitsu軍の最後の領土であるマケドニア決戦に。ここでスーパーメイジは、とっておきの「キル」!回避できなかったBIBI軍ヒーロー(魔法及び指揮能力)は死亡し、mitsu軍が3倍の敵を全滅させます。おお、まるで、ローマ対ハンニバルの戦いのよう!
マケドニア決戦!キルで敵のヒーロー暗殺
 BIBI軍には別働隊の2個軍団しかなく、これで形勢が逆転できるはずだったのですが、ここでBIBI軍が「疫病」をばら撒き、消耗していたmitsu軍が半減します。すると、BIBI軍が収入の多さから回復し、再び、いたちごっこに。
 まだ、粘れる可能性はありましたが、mitsu軍は魔法を使用するため(結構なゴールドが必要)、軍隊の増強ができず、凌ぐのみ。ならば、パーティ戦闘で敵ヒーローを攻撃する機会を狙いますが、警戒したBIBI軍はいつも護衛を付け、これも困難。逆に、どこかでmitsu軍が負ければそこで終了という、状況は変わらないため、プレイ時間が2時間を越えたところで、BIBI軍優勢で終わりにしました。
時間切れ

 三寒四温の2月末の休日に、BIBIさんを招いて、自宅オフ会を開きました。BIBIさんも結構のゲームを所有しており、ちょっとした紹介合戦の後、「ウイングスパン:東洋の翼」(アークライト)をプレイしました。
 このゲームは、鳥類を主軸にした環境保護をテーマにしたリソース管理アイテムです。鳥獣保護区で餌や巣箱等の環境を整え、ランダム引きの鳥カードが定着していくようにします。初期は昆虫や木の実などを主食とする小さな鳥から始まり、徐々に大型昆虫や魚などを食べる大きめの鳥へ。最大はネズミなどを捕る猛禽類で、大きくなるほど、VPも高くなります。
 これ以外にも、水辺系の小型から大型までの鳥類体系の定着等のミッションや鳥がため込んだ資源(餌や猛禽類が捕獲した小型の鳥等)、産んだ卵の数などが加点され、第4ラウンド終了時に、より高いVP(環境)を獲得したプレイヤーが勝利します。
 序盤は、二人とも初プレイだったので、チュートリアルに従って、初期の2羽を保護区に呼び寄せます。
 mitsu保護区では、ミッションカードが豊富に来る水鳥が来たため、水辺系に力を入れて、定着を図ります。すると、上手い具合にVPが規則的に上がる鳥カードをゲット。次は、これを呼び寄せるため、森林系にもてこ入れして、餌を集め、配置をしていきます。
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 BIBI保護区では、森林・草原・水辺の全てで満遍なく定着を図り、その都度、やってきた大・中・小型の鳥たちを増やしていきます。3ラウンドが終わった時点で、呼び寄せた鳥の数では、mitsuが9種、BIBIが8種と、ほぼ同数です。
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 迎えた最終4ラウンド、mitsu保護区では、いかにミッション点を高められるかから、可能な限り鳥を配置していきます。当初のカードでは、1つが5枚の揃いのミッションを達成できそうでしたが、ここで場に朱鷺が飛来。7VPを持つ水辺系最大の大型鳥類を手札に加え、餌の2:1トレードも駆使しして、水辺系でも5枚の揃いのミッションに成功します。その過程で、配置した鳥類種は13種類と、トップを維持します。
 ここで、ゲームセット。VP計算をしたところ・・・
 卵数とため込んだ資源の数では、BIBI保護区が多く、つがいの群集とミッション数でmitsu保護区が逆転。特に、3ミッションで2つをコンプリートした18点の加点が効いて、mitsuの勝利となりました。
 実はあまり鳥には詳しくないので、インスト時にはピンときていなかったのですが、流れがわかると、資源管理系としてはそれほど難しくなく。1回のラウンドでは、最大8回の行動ができるのですが、進行とともに高度言う回数が減っていくシステムのため、何を優先するか、どこまで行けるのかを見極めが入ってきて、頭を使います。それでいて、他者への攻撃性はほぼない、多人数ソロプレイ。今、流行の環境保護をテーマに、副産物で鳥に詳しくなるというおまけも付くので、これなら家族とでもいけます(笑い)。

 今月のソロプレイ第3弾は、魔法帝国の興亡(エポック)シナリオ8「スーパーヒーロークエスト」です。このシナリオも、上級ルールを適用したソロ専用になります。やはり、特別ルールによって、約半分のマップに、雪の女王からドラゴン、巨人族等が入り乱れる密度の濃い展開になります。
 最大の課題が、勝利条件でして。6回目の1が出る前に20VPを獲得するのは、比較的容易ですが、前提条件として、最低1つのクエストを達成し、1匹のスペシャル・モンスターを倒し、領国を1つ以上、持つこと。そして、結婚すること!実は、結婚ができるのは、限られたアイテムカードか、クエストの達成しかありません。大まかに計算したところ、その確率は1/8程度しかなく、相当の婚活難(笑い)が予想されます。ファンタジーのヒーローだと、絶対、モテる(はず)と思うのだけどなぁ~。
 特にクエストは、達成しても、結婚に結びつく確率は1/6や1/3が多く、かつ、不達成の場合、VPが差し引かれるので、アイテムカードの獲得の方が効果的です。アイテムを手に入れるには、スペシャル・モンスターを倒すしかなく(一部、クエストや魔法カードあり)。頑張ってヒーローレベルを上げ、とにかく突入するしかない。あとは、ダンジョンの引き次第か?!
 そこで、今回は、ヒーロー作成を下級魔法能力を持つクレリックとし、HPと回避値を上げておきます。スタート時の能力は、イメージの通りです。
T0
 第1ターン、早速、ワンダーリング・モンスターの獣人を倒すも、能力は上がらず。ならばと、飛び込んだダンジョンで、コカトリスの魔法を喰らって、石化!いきなり、ライフを1つ失います。かといって、逃走したり、事前調査をしていると、凶悪なイベントが発生し、決起が厳しくなるので、無理を承知でスピード成長するしかない!とほほほ・・・。
T1 獣人撃破
T1 ああ、石化で死亡
 第2ターン、レベル6のダンジョンでタランチュラに遭遇し、これを倒して、ヒーローレベル2へ。成長drはANYの結果になったので、先を見越して、上がりにくい回避値を最大の6にしておきます。これなら、敵の魔法はほぼ凌げるはず。
 第3ターン、イベントは3ターン連続で、辺境の反乱。蛮族が我が物顔で伸し歩くのは望ましくありませんが、異次元の門とかドラゴンとかに比べれば、まだ、ましです。ダンジョン探索は続き、遭遇でゾンビを一撃で倒し、クエストに出会います。結果は「正当な王位継承者」。達成すれば、4VPと高いので、最後の旗揚げ時に、影響があるかどうかでしょう。  
序盤
 第4ターン、ここで異次元の門!魔法軍団4つ+蛮族8つという凶悪極まる軍勢が2カ所で出現し、1/2の確率で暴れ回ることに。しかも、補充は無限大。う~む、婚活が先か、異次元の悪魔が地を満たすのが先か(??って、比較対象がおかしいのですが・・・笑い)
 第5ターン、今度は攻撃力8-防御力4という巨人族が出現。しかも、1体は魔法を使うという凶悪さ。ますます、怪しさを増す大陸事情に不安になりながらも、ヒーローは初心貫徹でダンジョン探索を続けます。第5ターンに、打撃を受けながらもトロールを倒し、第6ターンには、初めてのスペシャルダンジョンに突入し、ドッペンゲンガーを討ち破り、レベル5に成長します。アイテムは、(残念ながら、結婚相手の姫ではなく)水晶球。第7ターンには、L6のグリフォンを倒しましたが、幸いにもdr1でL6にアップします。
T6 初のSM狩り
L5へ
T6
 そうこうしているうちに、2回目の1が出て期限が迫り、第8ターンには非常にやっかいなドラゴンが、第9ターンにはとっても攻めづらい雪の女王が出現します(隣接するエリアの軍隊を全て寒冷で消耗させる!)。この雪の女王が登場したのが、異次元の門のエリアであり、とてもではないですが、ここの門の破壊は不可能になります(一方的に異次元の悪魔が登場するのみ)。さらに3度目の1と、こりゃ、かなり雲行きが怪しくなってきます。
ドラゴンに、異次元の悪魔、巨人が闊歩
 第9-10ターンは運も離れていったのか、効果的な探索にならず、商人を町に連れていき、ささいなVPとわずかな能力上昇のみ。
 そろそろ時間がないと、一念発起して、スペシャル・モンスター狩りに。第12ターン、暗殺ギルドマスターのデスの魔法を高回避力で躱し、これを打倒。そのまま、今度は毒の沼でヒドラと死闘を繰り広げ、ヒーリング・ポーションの助けを借りて、撃破。ヒーローはL9に上昇し、アイテムは、姫ではありませんが、聖杯を手に入れます。
T12 ギルドマスター暗殺
T12 死闘の末、ヒドラ撃破
 続いて、第13ターンにサラマンダーを撃ち取って、アイテム「エフリーテ」(召喚魔物)をゲット。第2行動フェイズで、最強のワンダーリング・モンスター「大魔王の娘」(L11)に遭遇するも討ち倒し、L10に到達します。もはや、こうなると、どちらがモンスターかわからなくなります(笑い)。う~む、TRPGなら「強い人が好き!」と倒した娘と結婚するご都合主義もありえますが、このゲームにはそんな規定はない!
T13 サラマンダー狩り
 さすがに、スペシャル・ダンジョンも品切れガチで(!)、やむなく、第15ターン、最強のレベルのドラゴンに挑むことに。いきなり、A2D(自動2ダメージ)を喰らい、ここに来て戦闘drがスカばかりで、ああ、ヒーローが二度目の死亡に!が、生き残ったNPCと召喚魔物エフリーテの死に物狂いの抵抗で、ついに魔のドラゴンを撃ち取ります。これで、VPは20を越え、そして、アイテムは待ちに待った「姫」!
T15
ああ、ヒーロー死亡!
 復活したヒーローがこの姫と結婚し、第16ターンに旗揚げして領国を持ち、ゲームセット。ついに、勝利しました。
終了時
 もとから男女比が極めて極端な世界らしく、結婚が一番のハードルとは! 他にも上級シナリオはありますが、たぶん、最も困難な勝利条件で、達成できたのは、本当に幸運でした。ああ、バランス調整で、新沼謙治似の吟遊詩人NPC(パーティの異性キャラは必ず、恋に落ちる)と作るか?!(笑い)

 今月のソロプレイ第2弾は、魔法帝国の興亡(エポック)シナリオ7「混沌の嵐」です。このシナリオは、上級ルールを適用したソロ専用になります。特別ルールによって、非常に内容の濃い(全く気が抜けない)シナリオになっています。
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 まず、プレイの範囲は、通常の陸地の1/2で、海域も使用しません。そこに、毎ターン、50番台または60番台のイベントが必ず、発生します。これが、あまりに強力でして・・・。  辺境での動乱で蛮族やオークが出てくるのは優しい方で、巨人(8-4で1体は魔法使い)3ユニットとか、ドラゴン(9-6の魔法使い、ヒットを受けると自動回復のRが付く!)とか、邪悪な勢力とか、雪の女王軍(巨人3体+蛮族3体だが、隣接地域まで氷に閉ざされ、軍隊が消耗!)とか、同数の軍隊ではまず勝てません。さらに、凶悪なのが、No.66の「異次元からの侵略」で。2つの門があわられ、毎ターン、魔法軍団4個+蛮族8個相当(!)の異次元軍が湧き出てきます。これらがいつ、どこに現れるのかが、 全くの運次第。
 狭い大陸中央で、闇の軍勢や凶暴な生き物が闊歩する中で、勝利条件は毎ターンにdrして、4度目の1が出る前に、地域6を全て領国にすること。となると、最後は必ず、軍隊戦闘で制圧するしかありません。
 作戦としては、次の手を考えました。まずは、比較的に成長の早いダンジョン探索でヒーローのレベルとカリスマを挙げ、指揮力の向上と魔法を持ったNPCの雇用を進めます。できれば、スペシャルモンスターも倒して、軍隊戦闘に役立つアイテム(オーブとか、皇帝の宝冠等)を手に入れます。
 ある程度、レベルが上がるとモンスター狩りの成長は鈍化するので、次は、どこかで旗上げ(親衛隊による領国建設)を行い、以後は、軍隊戦闘で地域6の制圧を目指します。ただし、その頃には、怪物や蛮族達が大陸を闊歩しているでしょうから、先手を討って一定数、これらを撃破していきます(そうしないと、ランダム移動でせっかくの領国を削られて、いたちごっこに)。運がよければ、勝利できるか?!
 これらを鑑みて、上級ルールに基づく、ヒーローの作成を行います。まずは、ダンジョン戦闘で役に立つクレリック(HPを全回復、アンデッドモンスターの戦闘で敵の能力を-2)とし、指揮力1、下級魔法、HP1を付与します。これをランダム配置して、スタートです。
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 第1ターン、イベントはいきなり「邪悪な勢力」。NPCかいに率いられた中立軍4個がエリア52(扱い)に登場します。が、もう一度、同じイベントが起こるまでは、移動を開始しないことが、まだ、幸いか。
 ヒーローは当初の方針に沿って、急ぎ、レベル上昇を目指し、ダンジョン探索しますが・・・盗賊に出会ってしまい、ゴールドの1/5を失うなど、出だしから躓き気味です。
T1 盗難!
 第2ターン以降も、悪辣なイベントが続きます。第2ターンに巨人、第3ターンにドラゴンが出て、大陸のランダム移動を始めます。
 ヒーローはダンジョン探索を続けますが、大魔王の娘に遭遇して逃げ出したり(モンスターレベル11で、勝てる訳がない!)、クエストを引けば、ソロでは無意味な使命だったり。
T2
 第3ターンに、ヒーローはタランチュラを命からがら倒して、やっとL2になりますが、上げたい指揮力は上がらず(攻撃力+2)。
T3
 そうこうするうちに、第4ターン、オークの襲撃が出て、辺境の23で増殖を始めます(毎ターン、2ユニットの増加!)。このままで、大陸に魔物が満ちてしまうと焦る一方、第5ターンに好イベント「エルフの里」が出ます。(刺激しすぎると、エルフ軍が襲いかかってきますが)平和裏に占領できれば、毎ターン、魔法カードを2枚(!)引けるようになります。
 後から考えれば、まだ、レベル上昇に徹するべきでしたが、神のお告げと(?本当は魔法カードに目が眩んで)、ここで旗揚げを実行し、エルフの里を手に入れます。ここからしばらくは順調で、増殖するオーク軍を殲滅し、飛び込んだL11のダンジョンで「人材」に巡り会い、もう1人の魔法使い(すとみん)を仲間にできたり、と幸運が続きます。
T4 旗揚げ!
T5 オーク撃破
 好事魔多し、第6ターン、辺境に雪の女王が登場し、翌ターンには再び「邪悪な勢力」が現れ、ランダム移動を始めます。敵が中央に進出する前にと、ダンジョン探索を続け、強敵ナーガを倒しレベルアップします。
T6
T7 強敵ナーガ撃破
 第8ターン、邪悪な勢力がmitsuの領国に進入し、恐れが現実に。こうなると待ったなしで、mitsu軍は全力を持って邪悪な勢力を粉砕し、攻防に有利な城をエリア61に建設します。
T8 城を建設するが・・・
 と、直後に、反乱発生!エリア55で蜂起した中立軍を、やむなく、討伐します。が、戦闘がこじれにこじれ、mitsu隊も3隊の損害を受けます。それでも、未だ、怪物たちが周辺にいるうちにと、エリア62を攻撃し、領国を広げます。
T9 反乱発生
 が、ここで、オークが連続発生し、エリア52のエルフの里が占領されてしまいます。オークの増殖力は尋常ではないため、第12ターンに先手を打って、最も手薄なエリア52のオークを攻撃しましたが、ああ、なんと同数の敵に敗北!
T10 オークがエリア51へ
T12 同数のオークとの戦闘に敗れる
 ターン終了時に親衛隊と軍隊1ユニットを再建しましたが、第13ターン、1回目の1が出た上に、巨人族がエリア61にランダム進攻してきます。魔法攻撃が成功したことと城効果があったため、かろうじて撃退に成功しますが、戦力が消耗し、行動できず。その間に、オークは時に1エリアで10ユニットを超える大増殖を続けます。
T13 巨人族が本拠に進攻!辛くも撃退
T13 その間にオークが増殖
 mitsu軍はエリア61に戦力を集中し、敵の侵攻を待ち受けますが、それをあざ笑うかのように敵は周辺で増えるだけです。
 このまま、足止めを喰らったままは最悪と判断し、ヒーロー隊はレベル上昇とアイテムを求めて、ダンジョンへ進入。スペシャルモンスターのゴーレムを倒し、予定通り、指揮力をレベルアップします。
T15 成長に賭けて、ゴーレム撃破
 第16ターン、奇跡的に敵の侵攻がなかったため、兵力を回復したmitsu軍は再び、征討に出ます。目標は、ドラゴン!火炎を吹き、魔法が効かないこれを倒すには、数しかないと、全軍を上げて攻撃。1ダメージを与えて、消耗させるも、自動回復で再び、猛り狂う魔物を、人海戦術でどうにか撃滅します。返す刀で、北部に盤踞する第二の邪悪な勢力を撫で切りにします。
T16 先手を打って、ドラゴン狩り
 第17ターン、今度はヒーロー不在の隙を突き、オークがエリア61に進攻してきます。城の効果(指揮力+2)があったにもかかわらず、猛烈な攻撃に城が陥落してしまいます。すかさず、ヒーローがこのエリアに忍び込み、親衛隊と軍隊の再召集で、なんとかこの地を奪還します。
T17 オークがエリア61へ進攻、城が陥落
 その後、増え続け、時折、進攻してくるオークとの鍔迫り合いが続き、なんとか、エルフの里を回復しますが、一向に地域6の制圧ができず。そのうち、2回目の1が出てしまいます。
T18 エリア61を奪還
 このまま、時間切れか、と不安が増した第21ターンに、魔法カードでアイテムを獲得します。なんと、最も有効なオーブ(珠)!!ヒーローと同じエリアにいる敵を全て混乱状態にできるという、究極のアイテムです(破壊チェックはあり)。事前に、「宗教改革」が来て、ヒーローが聖地で最強の騎士団(6-2)を招集していたmitsu軍は、気勢を上げます。
第18ターン、宗教改革!
 戦力とアイテムを得たmitsu軍は、わずか8ユニットながら、積極攻勢に転じます。尋常でないオークの大集団に斬り込み、オーブと魔法攻撃、騎士団の突撃を組み合わせ、1ターンにのべ27ユニットのオーク軍(!)を撃破します。
T21 オーク攻撃!!
   が、第22ターンには、三度目の1に。それでも、オーク狩りを敢行し、オーブが破壊されたものの、周辺は一時的に小康状態となります。あと、2ターンあれば、そして、魔の勢力が現れなければ・・・。
T22 西部のオーク撃滅!
 無情にも、第23ターンに終了を告げる、最後の1。惜しかった!実に惜しかった!!
ああ、終了
 今回は、勝利条件を満たせず、敗北でしたが、面白い!狭い地域で次から次へと出現する魔物や悪の種族、ダンジョン探索を続けながら軍事侵攻を行うタイミング、魔法カードで一気に展開が変わるダイナミックさ。上級ルールこそ、このアイテムの真骨頂と言えるでしょう。これは、まれに見る傑作シナリオです!

 今月のソロプレイ第1弾は、「魔法帝国の興亡」(エポック)シナリオ1「ヒーローへの道」です。このシナリオはソロ専用で、プレイヤーはヒーローになって、ダンジョンを探索し、レベル(L)を上げ、仲間を増やし、クエストを達成し、20VPを獲得するというものです。厳しいのが時間制限で、第2ターン以降の開始時に1d6して、1が出ると、時間が進みます。延べ4回の1が出るまでに、勝利条件を達成できるかですが、確率的には25ターンの始めに終わってしまいます。
 まずは、接近戦がそこそこ強く、下級ながら魔法も使えるマルチヒーローで、スタートします。
 第1ターン、エリア35に登場したヒーローは、ダンジョンの多い地域4を目指します。第2ターンで町で情報収集をし、2回目で成功。3カ所のダンジョンのうち、2枚がクエストという偏りぶり。
T0
 まだ、クエストに手を出すのは早いと、第3ターンに判明しているL6のダンジョンに進入します。ここにはアリゲーター(L5)がいましたが、戦闘drで6を出し、一撃で撃破し、ヒーローレベルが上昇します。第2行動フェイズに、思い切ってクエストを引いたところ、「わがままな姫」!なんと同じ地域の町に送り届けることになります。
姫を送り届ける
 こりゃ、幸先いいと思いきや、第4ターン、時間drで1回目の1を出してしまいます。時計の針が、ちょっと早いぞ・・・。それでも姫を届けたことで、2VPを獲得し、10Gを手に入れます。ついでに、もう1つのクエストを引きましたが、「混沌の卵」で達成はかなり困難に。
T4 これは達成困難
 第5ターン、エリア56へ移動し、L11のダンジョンのスライム(L5)を、1ヒットを受けながらも撃破。これで、ヒーローレベルは3になり、攻撃力が増します。ここで、NPCねとるが来て、雇用に成功します。
T5
 第6ターン、今度はL9のダンジョンのゾンビを撃破し、成長drに恵まれ、ヒーローレベルは4に。HPが6に上昇し、かなり打たれ強くなります。その後、別のダンジョンでスピリッツ(L8)を倒し、13Gをゲット。ここで、Gが80を越えたので、アイテムカードの獲得チャレンジをしますが、drに嫌われ、投入したGは無になります。人材フェイズで、どらばすを雇用できたのが、せめてもか。
T6
T6終了時
 その後、ダンジョンでモンスターを倒すも、レベルが低く、成長はなし。時間が惜しいと、第9ターンに偵察なしに飛び込んだところ、「聖地」!手強いスペシャルモンスターのゴーレムがいましたが、第1ラウンドでクリティカルが出る等、幸運にもこれを倒すことができました。これで、ヒーローレベルが5に上昇し、アイテム「魔王の指輪」を手に入れます。VPはやっと4に(が、未達成クエストを差し引くと、2VP)。
T9 ゴーレムを倒す
 すでに刻が過ぎ、勝利条件の達成は、かなり厳しくなりつつあります。こうなったら、パーティを増やして、Gを増やそうと、ばるざくやなうじかを雇用し、2つのパーティで探索を行いますが・・・行った先で、たちの悪い魔法系や自動損害系(A1D)のモンスター(ゴーゴンとかサキュバス、フロストデビル)に出会し、這々の体で逃げ出す羽目に。
ゴーゴンから逃げ出す
 そうこうするうちに、第14ターンに二度目の1が。そして、第15ターンに、早くも3度目の1が出てしまいます。これで、20ターンそこそこで、終わりになる確率的に。
 もはや、偵察の間もないと、片っ端からダンジョンに突入し、モンスターを血祭りに上げますが、ここに来て成長drが振るわず、足止め。
 第16ターン、一か八かの三度目のクエストに手を出し、幸いにして「うさんくさい商人」で30Gと2VPを獲得。アイテム・チャレンジも成功し、1枚を手に入れます。
T16 商人を送り届けるが・・・
 運が戻ってきたのですが・・・第17ターン、4度目の1が出て、終了。獲得VPは6で止まりでした。う~ん、時間drが酷かったとはいえ、こりゃ、厳しいゾ。
T17 時間切れ
 このままでは終われないので、第2戦目に突入。今度は、不利を承知でスーパーファイターを選んでみます(近接戦闘は強いが、魔法がないので、時間がかかり、損害を受けやすい)。
 第1ターン、接近戦の強さを生かして、いきなりダンジョンに飛び込み、オークを喰らいますが、成長はできず。第2行動フェイズも、突撃あるのみと突入するも、今度は大魔王の娘(L11!)がいて、慌てて逃げ出します。
T1A2 大魔王の娘
 第2ターンは、ドルフィンを倒すも、成長なし。それでも突撃を継続し、第2行動フェイズで2ダメージを受けつつも、ゴブリンキングを倒し、やっとL2に上昇します。とにかく、魔術師が欲しいので、カリスマを3に上昇します。
T2
 その後も、突撃でグリフォンを倒して傷つき、回復したと思ったら、荷の重いスペシャルモンスターのギガンテスからやむなく撤退したり、キャラが来るものの、魔法は使えずと、足踏みが続きます。
 そうこうしているうちに、第5ターンに1回目の1が、次のターンも連続して1が出てしまい。まだ、1VPも取れていないのに、こりゃ、きつい。
 転機となったのは、第8ターンでした。待望の魔術師しるびあが来る!これで、打撃力が抜群に上がり、ゾンビ狩りと邪教徒の成敗で、一気に2レベルが上昇します。が、第11ターンに、早くも3度目の1が来て、マッチポイント状態に。
T9 ゾンビ狩りで、やっとL4
 それでも成長著しいヒーローは、確実にVPを獲得できるスペシャルモンスターへ立ち向かいます。第13ターンに、神々の峰のギガンテスを倒し、高いHPを生かして回復を待たずに、第2行動フェイズに、冥府の穴でケルベロスを狩ります。
 しばらく、回復をすると、今度はクエストや通常のダンジョン攻撃を実施します。もはや時間がないので、無理な突入を繰り返し、第2パーティのNPCふらんきんが戦死したりしますが、第17ターン、北方の炎の寺院でサラマンダーを石化させて勝利し、VPは17点まで到達します。
T17 サラマンダーを石に
 あと、1体のスペシャルモンスターが倒せれば、勝利だったのですが、第18ターンに4度目の1で、ジ・エンドに。ああ、惜しかった!
ああ、終了
 第3戦目は、初心に返って、再び、マルチヒーローで勝負。序盤は、ダンジョンに入るもモンスターがおらず、Gのみを手に入れますが(ほぼ、窃盗団、笑い)、成長の機会なし。それでも、魔法カード「遺産」で回復薬が手に入ったのは、よかった。
 第5ターン、やっと、まともな(?)モンスター(アリゲーター:L5)に遭遇し、これを倒して、レベルアップします。が、その後は、石化の魔法を持つコカトリスから逃げたり、他を倒してもアップできず。かなりの難敵エルフィン・ナイトで自動上昇したのみに、止まります。序盤から、こりゃ、きついと、第9ターンに溜まったゴールドで、アイテム獲得を狙いましたが、ああ、無駄金に。
T6 難敵撃破で、自動上昇
 第10ターンに1回目の1が、第11ターンに連続して1が出てしまい(こればっかり)、またも、残り時間が厳しくなります。それでも、NPCが揃ってきたこともあり、勇気を出して、迷宮のミノタウルスを攻撃し、これを打ち倒します。が、あろうことか、レベルアップせず。
T13 ミノタウルスへ挑戦
 第15ターンに、早くも三度目の1。ああ、早すぎるマッチポイントに。
 もはや、猶予はない!魔法系のカードが充実していたヒーロー・パーティは、スペシャルモンスター狩りに賭けます。第18ターン、冥府の穴でケルベロスを撃退すると、第19ターンにはドッペルゲンガーを討ち果たします。アイテムも高VPが来て、トータルで19点に。あと、一歩が間に合うか?!
T18 ケルベロス狩り
T19 連続して、SMを
 第20ターン、幸いにして、ゲームは続行。第1行動フェイズに回復すると、第2行動フェイズで強敵デーモンに挑みます。回避力を上げていたおかげで、魔法を跳ね返し、ひたすら攻撃を繰り返します。そして、ついにこの悪魔を倒します。引いたアイテムは・・・「神々の天秤」8VP!これにより、VPは一気に31点に到達し、初の勝利となりました。
T20 超強敵デーモンを撃破!
終了時
 SLG興隆期の最後に発売されたこともあり、手堅く、それなりに時間はかかりますが、いい意味で剣と魔法の世界が再現できています。あとは、いかに効率よくレベルを上げるかですが、ダンジョンを荒し廻って(?)ゴールドを集め、アイテムカードを手に入れるか。あるいは、スペシャルモンスターを倒して、同様にアイテムを集めるかが鍵です。なお、クエストもVP対象になりますが、達成が極めて困難なこともあり、未達成だと終了時に-2VPとなるので、良し悪しでした。

 第3戦は、「魔法帝国の興亡」(エポック)S3「黒い紋章、白い紋章」です。ここで初めて、軍隊が登場し、軍隊対軍隊戦闘や軍隊対キャラ戦闘のルールが導入されます。
 対キャラ戦闘は、モンスター戦闘の相手が他のプレイヤーになるもの。軍隊がいると、単独でも支援でも、他のプレイヤーのパーティを攻撃できます。
 双方に軍隊がいれば、必ず、対軍隊戦闘になります。こちらは、まず、魔法使いが先制攻撃をし、その後、防御側-攻撃側の順に打撃を与え合えます(攻撃力-防御力以下が出れば1ヒット、2ヒットで壊滅)。対軍隊戦闘では退却はできず、どちらかが全滅するまで闘う、ブラッディな展開になります。
 同時に、隠蔽のルールが導入され、単独でいるパーティは隠密行動を取れます。これを発見するには、露見行動(軍隊の指揮を執る等)か、敵による発見が必要になります(通常は1/3の確率、捜索/潜伏能力による修整あり)。
 よって、先制攻撃できる魔法使いと戦闘力を増加できる指揮官(指揮能力を持つキャラ)が、非常に重要になります。魔法攻撃は全ての敵軍隊に適用(判定)されるため、魔術師が多ければ、それだけで帰趨を決めることも。また、指揮能力もずべての自分の軍隊に適用(判定)されるため、数が多いほど、効果が上がります。
 このシナリオではダンジョンがないため、レベルアップできるのは戦闘に勝利した場合のみ。よって、作戦としては、序盤に親衛隊と部隊を立ち上げ、それで中立領に侵攻。領土を広げ、資金が増えたら、追加の軍隊を補充。軍隊戦闘は数が多い方が圧倒的に有利なので(スタック制限なし)、大陸軍を作って押しつぶしていく手です。対プレイヤー戦なら、ゆとりができたら、第2パーティで別働隊を組織し、攪乱もあり。
 今回は、mitsuが下級魔法が使えるマルチヒーロー(青)を、Tommyさんがさらに指揮力と捜索/潜伏力を持つスーパーマルチヒーロー(黄)でスタートします。
  まず、セットアップですが、青(mitsu)が大陸北側に配置したのに対し、黄(Tommy)は非常に近い中央に配置します。いきなり、やる気満々です(笑い)。
 両陣営は、第3ターンまで蓄財とカード集めに努め、第3ターンに旗揚げを行います。
 第4ターンから周辺の中立国を統合し、領土を増やしていきます。と、ここで黄軍(Tommy)が青軍(mitsu)の領土に隣接するエリアに進攻します。いよいよ、開戦は避けられないと判断した青軍は、先手を打って、黄軍に攻撃をかけます。黄色軍は先の中立軍との戦闘で親衛隊のみに減少していたので、ここは青軍の勝利となります。
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 再建を急ぐ黄軍に対し、青軍は電撃的に敵領土に侵攻。あっという間に、領国数を2倍にします。黄軍ももう一度、立ち向かいますが、いかんせん、多勢に無勢。かつ、青軍に魔術師が複数となったので、魔法攻撃で損耗し、瓦解。ヒーローは、やむなく南部の中立地帯に逃げ込みます。
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 このままで終わりのはずでしたが・・・黄軍(Tommy)は、ここで「反乱」を使用。青国(mitsu)の最西端の領土が反乱軍のものに。やむなく、青軍は軍隊を引き戻し、中立軍と対峙します。
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 と、青軍(mitsu)に待望のNPC魔法使いが! 先制攻撃で有利になった青軍(mitsu)は、反乱軍を鎮圧。そのまま、戦力増強すると、西岸ルートで大陸を南下します。上級魔法使い(!)が指揮を執る強力な中立軍もいましたが、数の力でこれを撃破します。
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 ここで、黄軍(Tommy)が奇策に出ます。潜伏したヒーローのみで、青軍(mitsu)に突入すると、「寝返り」!青軍(mitsu)も「予言」を出すも、効果なし。貴重な魔術師1名が黄軍(Tommy)に。
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 が、すでに戦力差は、圧倒的。青軍(mitsu)は、粛々と軍を進め、ついに黄軍(Tommy)の最後の領土に。最終決戦は、魔法が乱れ飛ぶ派手な戦いになりましたが、数で敵を押し切り、青軍(mitsu)の勝利となりました。
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 これで、基本ゲームの全ての要素が入ったわけですが、Tommyさんの感想として「よく、できてるね~」とのこと。SLG隆盛期の最後に発表されただけあって、一つ一つのルール自体はシンプルでも「ごった煮気味」なのが気になりましたが、十分にプレイできるとのこと。以前も書きましたが、相当、やりこんだ(デベロップした)故の効果だと思います(身内で、相当に楽しんだ?!)。
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 次はぜひ、基本ゲームのフルシナリオに挑戦したいです。求む、ちはら会の冒険者たち!

 第2戦は、このところ、填まっている「魔法帝国の興亡」(エポック)S2「英雄王」です。Tommyさんが初プレイのため、インストになります。選んだヒーローは、Tommyさんが魔法が使えるマルチヒーロー(黄)で、mitsuがファイター(青)になります。
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 序盤から出足は好調で、黄(Tommy)がアナコンダとタランチュラを倒し、レベル3まで上昇します。青(mitsu)も、相性の悪いウィッチを腕っ節で蹴散らし、レベル上昇します。
 その後も、多少の敵には積極的に挑んで、序盤でレベルをそこそこまで上げ、バランスよくカリスマにも割り振ったため、両陣営とも複数のパーティが結成されます。
 黄(Tommy):第1パーティ(ヒーロー、みるゆら、ふりおにる)、第2パーティ(なうじか、ありあろっど)
 青(mitsu):第1パーティ(ヒーロー、らんどる)、第2パーティ(しみえる )
序盤
 これにより、情報収集とダンジョン探索が一層、効率的になります。第2パーティで照査し、適切なダンジョンに第1パーティ(主力)が突入するという、理想的な展開に。
 黄(Tommy)はクエストがあると積極的に飛び込み、まず、「商人の護送」で初VPと資金を手に入れます。また、「妖精の湖」巡りで、全世界を廻り、4VPを追加します。
黄、クエスト達成
 一方、青(mitsu)は、幸運にも魔法カードでアイテムをゲット。さらに、2体のモンスターを撃破し、L5に。ここで、初めのスペシャルモンスターのエレメンタルを撃破し、アイテムカードを手に入れます。これが「メデューサの盾」で、防御力は最強レベルの8に到達します。  
青、エレメンタル撃破
 世界旅行(?)で時間を取られた黄(Tommy)は、通常の困難ダンジョンに進入し、ジャイアントを倒して、L4に到達します。
 資金が貯まり始めた両陣営は、ここでアイテムカードの購入を試みますが、drに背かれ、ただの無駄金に。
  中盤、能力と陣営が整った両者は、積極的にスペシャルモンスター狩りに。
中盤
 黄(Tommy)は、石化の危険があるメデューサに挑み、ヒーロー以外が石化するも、解除魔法で魔術師を生還させ、これに打ち勝ちます。同時に、ヒーロー以上に強力なふらんしす(攻撃力4-8)を第2パーティの核に据え、難敵を撃ち倒していきます(と資金獲得)。ヒーローでないので、レベル上昇とクエスト達成ができないのが、残念。
 青(mitsu)は、もっぱらスペシャルモンスター退治に。まずは、迷宮のミノタウルスを無傷で倒し、L6へ。さらに、難敵ガーゴイルを最後は魔法の力(火の玉)で焼き払い、勝利。
青、2つめのSM撃破
青、3体目のSMガーゴイル狩り
 そして、最強の部類に入るデーモンを、奇襲と2回攻撃の魔法で撃破!この時点で、3つのアイテムを追加し、VPは19点(後1点)に。
終盤、青が強敵デーモンを撃破
 ただし、黄(Tommy)もクエスト達成の見込みができ、あとは、どちらが早く、20点に到達するか。
 確認できる範囲に、スペシャルダンジョンはなし。以前、調査して難敵故に避けていた古城(ヴァンパイア)を目指して、青(mitsu)が突入します。かなりの危険(魅了された仲間と闘う可能性から単独行)を覚悟していたのですが・・・入ったところ、新たなスペシャルダンジョンの神々の峰!魔法がなければ、剣の力でなんとかなる。今や、敵以上に強力になった戦闘力を発揮し、これを追い込み。最後は、なんと魅了の魔法が成功!(一時的にギガンテスが仲間に、笑い)結果、VPが20点を超え、青(mitsu)勝利となりました。
ギガンテスを魅了して、勝ち!
 終了時のヒーローレベルとVPは、以下の通りです。
 黄(Tommy):L6、6VP(未達成のクエスト3枚が痛かった)
 青(mitsu):L9(!)、22VP
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終了時

 少しずつ春の気配が感じられる2月の半ばに、Tommyさんと自宅オフ会を行いました。この日の緒戦は、「ポエニ戦争」(Bonsai Games)です。前回のちはら会で、Tommyさんが連戦していまして、インストをしてもらっての対戦となりました。陣営は、カルタゴ軍(mitsu)対ローマ軍(Tommy)です。なお、「ポエニ戦争」(Bonsai Games)については、ゆいしかさんのブログに詳しいので、そちらをご覧ください。
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 まず、第1回目の戦争ですが、両軍とも史実通り、制海権を争う戦いになります。カルタゴ軍がシシリアを増強して、ここを完全支配すると、ローマ軍はイオニア海に渡って、そこからアフリカに上陸します。
 本国の危機に、カルタゴ軍は兵力を増強すると、ローマ軍に攻撃をかけます。ハミルカルが陣頭指揮を執りますが、ローマ軍も早くもスキピオを投入して対抗。全くのイーブンの戦闘の結果、辛くもカルタゴ軍が勝利します。
第1回戦争中盤
 が、不慣れだったため、カルタゴ市を空にしたところを、ティレニア海の制海権を取ったローマ軍が、電撃的にカルタゴを攻略!そのまま、時間切れでカルタゴの敗北となりました。
 次の戦争準備をして、第2回目の戦争へ。ヒスパニアを使用できるようになったカルタゴ軍は、史実通り、ハンニバルがアルプス越えでガリア・キサルピアへ。
第2回戦争開始
 ローマ軍はひたすら、戦力をため込みつつ、クンクタトル(ローマの盾ファビウス!)で時間を稼ぎます。業を煮やしたハンニバルは史実通り、イタリア半島を蹂躙しながら、タレントゥムへ。
 このままだと、VPが厳しいローマ軍は、得意の制海権を生かして、ヒスパニアに電撃侵攻しますが、カルタゴ軍の半数が引き返し、これを海に追い落とします。
 しばらくは、西地中海の覇権争いになりますが、ここにいたローマ軍がウティカに上陸し、そのまま、レプティスも落とします。それでも、イタリアとヒスパニアに盤踞するカルタゴ軍がVPで圧倒。あと、1ポイントまで行きましたが・・・。
ローマ軍、ウティカに上陸
 ここで、ローマ軍がカルタゴ市を強襲!守るのは、わずか1個軍団のみですが、これが落ちなければ、カルタゴが勝利できます。第1回目は、戦果なし。カードを使って、第2ラウンドに進みますが、これも戦果なし。3ラウンド目も、城壁は揺るがず。すでに、手札を使い切り、最後のRPで臨んだ第4ラウンド、ついにカルタゴ陥落。これで、本拠を落したローマ軍の勝利となりました。
カルタゴ市陥落
 結局、直接の野戦は、第1回目の戦争のハミルカル対スキピオのみで、ローマ軍は一度もハンニバルとは戦闘せず。カルタゴ直接強襲で、勝利しました。後から考えると、もう1戦力をカルタゴ市に置いておけば、とか、先に「元老院」あるいは「フィリッポス5世」を使っておけば、とか、ありましたが、緒戦としてはやむなしか。次はカードを読み込んで、プレイしたいと思います。

 まだ、寒い日が続きますが、それでも徐々に春の日差しが・・・。3月のちはら会の予定が決まったので、お知らせします。

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[日時]3月4日(土)10:00-20:00
[会場]おゆみ野公民館 第2講習室

[住所]千葉市緑区おゆみ野中央2丁目7-6
[アクセス]
 京成電鉄千原線「学園前駅」または「おゆみ野駅」から徒歩10分
 または、JR鎌取駅発小湊鉄道バスでおゆみ野中央二丁目バス停降り、徒歩1分(20~30分おき)
[参加費]無料
[持ち物]ゲームとゆとりと常識


 このところ、基本ゲームのダンジョン編を繰り返しできた「魔法帝国の興亡」(エポック)。軍隊戦闘を入れてやってみたいです。複数用のオリジナル・シナリオで。
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 2回プレイしてやっと慣れてきた「志士の時代」(CMJ)。旧版・新版を持ち込みます。プレイヤーを募集です。
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 最後に次回以降の予定を。早く春が来ますように・・・。 
 4月8日(土)10:00-20:00 おゆみ野公民館:第2講習室(第2週、注意!) 
 5月6日(土)10:00-20:00 おゆみ野公民館:第2講習室

 この日、最後の対戦が「ダンジョン・イーター」(アークライト)です。ダンジョンでモンスターを倒し、調理して元気を回復する「あれ」です。今回は、漫画の主人公グループを除く、タンス隊(BIBI)・シュロー隊(平)・カナリア隊(mitsu)・カブルー隊(morita)です。
  今回、あえて、自分はカナリア隊を選んでみたのですが、全キャラが魔術師。戦闘はもちろん、罠を解くにも、アイテムを手に入れるにも、全て魔法が必要ということで、非常に苦しい。かといって、魔術抜きの白兵戦では相当数のキャラが消耗するわけでして。とにかく、前進して、ラスボスを倒して勝利しかないと作戦を立てたのですが・・・。
 スタートして、まず、距離カードが来ない。アイテムが3枚もあり、それをゲットできたのはいいんですが、おかげで2人の魔術を消耗。やむを得ず、戦闘を仕掛け(本末転倒!)、モンスターを倒すも、調理に失敗したり、とても消耗分には及ばなかったりと、悪循環に。しかも、マイナスイベントが3回来て、たいして冒険していないのに、息も絶え絶えに(泣き)。
 一方、シュロー隊(平)も全然、距離カードが来ない悲劇に。食料やアイテムはゲットできても、前半は深部にすら、たどり付けず。
 これに対し、カブルー隊(morita)はモンスター狩り-調理-前進のローテをうまく使い、早々に浅部のラスボスに到達。これを一撃で倒して、深部へと進みます。が、強力な深部のモンスターで攻撃に失敗し、回復のため、しばし、時間を浪費します。 
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 タンス隊(BIBI)が、これを追いかけ、深部へ。手強いドラゴンを、「逃走」で迂回し、実のある(食べ応えのある)モンスターを狩って、前進。邪魔なモンスターもきっちり片付けて、ついにラスボス-シズルに挑戦。いつもはdrが心配なんですが、ここは一発で決め、ゲーム終了。
 気がつけば、最後まで到達したのは、タンス隊(BIBI)だけで、堂々の25VPで勝利。歩みは遅くとも、しっかり、アイテム等をゲットしたシュロー隊(平)が、14VPで2位に。カブルー隊(morita)とカナリア隊(mitsu)は到達距離が少なすぎ、VPは一桁でした。とほほほほ・・・。
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 例会も終盤になり、残り時間が少なくなったところで、morita・mitsu・いの・kawaの4人で、ちはら会の十八番「パタパタくるりん」(オリジナル)をプレイしました。ジャンルは、伝説巨神イデオンに詳しいいのさん向けに「悲劇の女性キャラ編」です。
 いのさんは初プレイでしたが、8歳以上可という元ゲーム(ダイソーアイテム)だけに、すぐにコツを掴み。ただ、自分のキャラを増やしたくても、カードが来なかったり、せっかくおいたキャラをひっくり返されたりと、「これ、悩む~う」と、大の大人が知恵を絞るいつもの展開に。
 自分は、実はシュリルだったのですが、他の人が多めにおいてくれたおかげで、中盤にトップに。
 このまま、いけば、かなり有利だったのですが、終盤になると激しいパージ合戦が起こり。「イデの発現」でシェリルが2枚、除去されてしまいます。
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 それでも、最終盤まで4枚をキープし、健闘しましたが・・・ラストの3手番で、みなが手元にあったカララを投入(置きたくなくても、ルール上、置かなければならない)。すると、一気に6枚となり、そのまま、勝利。正体を確認したら、moritaさんでした。「ほぼ難しいと思っていたのに、みんながおいてくれたおかげで、勝てた」と逆転勝利でした。
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 判明した陣営は、以下の通りでした。
 カララ(morita)・シュリル(mitsu)・ロッタ(いの)・ハルル(kawa)

 「魔法帝国の興亡」に続いて、Fantasy級の「Mystic Wood」(AH)を対戦します。このゲームは、非常に手軽で、地上界と魔法界を探険し、キャラによって決められたクエストを達成するというものです。
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 地形は全てタイルになっていて、毎回、マップが変わります。ランダム引き故に、時には行き止まりになってしまったり、魔法で飛ばされたら袋小路だったりという、「事故」が起こることも。地形の向きを変えられるアイテムもあり、競争相手を助けることもできますが、自分の勝利が確実でない限りは、なかなか、助けてもらえません(そりゃ、そうだ~)。
 新しいエリアに入って、広場があると、「住人」が出てきます。時にはオークで戦闘になったり、賢人で交渉次第で仲間になったり。これもランダムなので、勝利条件の住人(モンスター)をあっさり倒して即終了したり、なかなか現れず、ゲームが長引くことも。
 キャラクターは5名おり、任意で選べます。その特性と達成条件は、以下の通り。
 ジョージ:武力に長けた聖騎士。ドラゴンを倒すこと。
 パーシバル:知力に長けた戦士。聖杯を獲得して、森から脱出する。
 ギュイヨン:弱いが、交渉dr+1。洞穴を探し出し、そこへ入って、3ターン、瞑想する。
 ローランド:文武両道の戦士。王女を発見し、連れて森から脱出する。
 ブリトマート:知力に長けた女戦士。王子を発見し、連れて森から脱出する。
 インストの後、第一戦は、ジョージ(mitsu)・パーシバル(kawa)・ローランド(いの)・ギュイオン(morita)でプレイします。序盤、ジョージ(mitsu)はひたすら突進し、ドラゴンを探し回ったところ、早々に遭遇!体力差は2(不利)ありましたが、一発勝負を賭けます。が、想定通り敗北し、魔法の塔に閉じこめられます。1d6して5-6を出せば脱出できるのですが・・・確率を無視して5ターンに渡り、拘束されます。救済ルールがないので、運が悪いとただ他のキャラの活躍を見ているだけに(泣き)。
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 そのうち、パーシバル(kawa)も勝負に負けて、囚われに。確率は2倍になったはずが、やっぱり、脱出できず。う~む、ビクタン収容所のように、看守が入れ替わったか?!次のターンに、ジョージ(mitsu)がやっと脱出に成功し、パーシバル(kawa)も連れ出します。
  この間、ローランドは王女を、ギュイヨンは瞑想できる洞穴を探しますが、行き止まりや迂回の連続で、発見できず。
 こうなると、勝利条件の位置がハッキリしているジョージ(mitsu)が有利に。再チャレンジに向けて前進中に、魔法のアイテムも手に入り、ドラゴンの戦闘力とイーブンに。そのまま、龍の巣に雪崩れ込み、見事、これを撃退。ジョージ(mitsu)の勝利となりました。
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 第二戦は、ブリトマート(いの)・パーシバル(mitsu)・ジョージ(kawa)・ローランド(morita)で再スタート。やり方がわかったので、それぞれ、探索の手を広げますが、ローランド(morita)は質に悪い魔女(Enchantress)に捕まり、6ターン近く脱出できず(dr6のみで解放)。やっと、抜けだし、迂回路を行きますが、なんと、運が悪いことに全てが行き止まりに。やむなく、再び、魔女(Enchantress)のエリアに突入し、泥沼の拘束状態になります。
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 ジョージ(kawa)はドラゴンを求めて、各地を彷徨いますが、探せど探せど、ドラゴンは出ず(住人カードの底にいるらしい)。やむなく、出会った子供を助けたり、モンスターを倒したり。終盤になって、やっとドラゴンが出ましたが、何故か、知力は高いものの体力は初期設定のままで、あっさり、敗北し、またも塔に送られます。
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 比較的早く、目標を見つけたのが、ブリトマート(いの)とパーシバル(mitsu)。王子が魔法界で見つかるも、離島(Island)に隠れていて。これに会うには、大魔王(Arch-Mage)を仲間にして、送り込んで貰うしかない。そこで、大魔王のもとに向かいますが、不運の魔術師こと(?)いのさんのdrは想定通り、酷く、大魔王に嫌われ、転送されまくります。
 一方のパーシバル(mitsu)も、聖杯の位置はわかったものの、知力修整が低く、聖杯は転送されてしまいます。これを獲得するには、強力な知力を持つ住民を手に入れるしかないと、やはり、王子狙いに(知力3)。ブリトマート(いの)とパーシバル(mitsu)の激しい王子争奪戦の結果、パーシバル(mitsu)が先に、プリンスを仲間にします。
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 パーシバル(mitsu)はそのまま、聖杯に働きかけ、見事にゲット。と、これを待っていたブリトマート(いの)は、住民に戻った王子を仲間にして、こちらも前提条件を満たします。あとは、どちらが早く、魔法界の扉に辿りつくかでしたが・・・ブリトマート(いの)が一歩早く、扉に飛び込み、終了。ギリギリで、ブリトマート(いの)の勝利となりました。
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 おそらくTRPGプレイヤーも取り込もうと、ルールが非常にシンプルなのは、評価できます。が、やはり、ランダム性が高すぎて、時にはゲームにならない(または、ダレダレになる)ことも。
 今だったら、何らかの救済ルールを用意して、ある程度、ゲーム時間と展開をコントロールするのでしょうが、この時代の「気分」なんでしょうね~。あの頃は、ボードシミュレーションの隆盛期で、もっと「理不尽」なアイテムでも粘り強くプレイしていたし、何回もプレイできた(若くて、積極的で、時間があった!)という背景がありました。だいたい、ルールに「万が一、全員が袋小路になったら、やり直すこと」とあるあたりが、80年代を感じさせます。
 今なら、同人でもこれらを改善されたアイテムが発売されていますが、先発のオリジナルに敬意を表して、きちんとプレイできてよかったです。

 午後一番で、この日のmitsuの主題「魔法帝国の興亡」(エポック)を、皆さんを誘ってプレイしました。シナリオ2「英雄王」で、キャラは、ファイター(黄:mitsu)・スーパーマルチ(青:morita)・マルチ(紫:いの)・マルチ(緑:kawa)です。
スタート
 序盤、展開は実に多様に。マルチ(紫:いの)はダンジョンを探索しますが、モンスターはおらず、金貨を労せずしてゲットします。次のターンに、グリズリーに遭遇し、これを撃破して、順調にレベルアップします。ファイター(黄:mitsu)は強引に攻撃を仕掛け、ピラニアに悩まされながら、敵を撃退し、こちらもレベルアップを行います。マルチ(緑:kawa)は、強力なモンスターに手間取るも、イベント「開眼」で自動的にレベルアップする幸運に恵まれます。
ピラニア狩り
序盤
 対して、幸か不幸か、神の試練に揉まれたのが、スーパーマルチ(青:morita)。飛び込んだダンジョンにやたらクエストが多く、さらに「試練の塔」(クエスト3枚分!)まで引いて、気がつけば5枚のクエストカード。このうち、「妖精の泉」(全ての湖を巡礼)は成功したものの、あとは困難な試練ばかりに。それでも暗殺者を使って、「妹の敵」を討ち、少しずつ、任務を達成していきます。
クエストカードばかり
 中盤までに、各キャラのレベルと能力が上がり、また、旅の仲間も増えて、かなりの敵でも勝負できるようになります。  
中盤
 が、ここまで順調だったマルチ(紫:いの)は、なぜか、レベルが上がらない(同レベルの)モンスターや成長drで、足踏み状態に。焦ったマルチ(緑:kawa)も、飛び込みのダンジョン探索に切り替えますが、石化とか呪いとか、たちの悪いモンスターが多く、やはり、停滞。スーパーマルチ(青:morita)もさすがに達成できないクエストに呻吟します。
 ここで、死を恐れず、ひたすら、攻撃に特化したファイター(黄:mitsu)が頭一つ、抜け出します。幸運にも上級魔法使い(えるりっく)が参加し、別パーティで探索して、敢えて強力なスペシャルダンジョンに飛び込み、ミノタウルスとガーゴイルを撃破します。これで、レベルは6に。
 この時点の各キャラのレベルとVPは、以下のとおりです。
  ファイター(黄:mitsu):レベル5、5VP
  スーパーマルチ(青:morita):レベル4、4VP
  マルチ(紫:いの):レベル3、-1VP(!未達成クエスト)
  マルチ(緑:kawa):レベル4、0VP(!未達成クエスト)
 後半になって、資金が貯まり始めた各パーティは、アイテムカードの購入に走ります。が、drが冴えず、ゲットできたのは、ファイター(黄:mitsu)のみ。実は、ここまでスペシャルモンスターの撃破で、2枚のアイテムカードを手に入れており、高VPのアイテムをゲットできれば、2枚程度で勝利できそうだったのですが・・・ここで、最悪の「黒酢骸骨」!これを持っている限り、勝利宣言ができず、廃棄は「火の山」のみ。そこに待っているのは、強力無比なドラゴン!(レベル12、A2D、攻撃力5、防御力9、魔法-1)大枚叩いて、何という不運!!
終盤
 が、それ以外に手がないなら、と開き直ったファイター(黄:mitsu)は、先にゴーレム殺しで、能力を上げると、盟友えるりっくとともに、「火の山」へ!
 戦闘開始とともに、パーティは炎で焼かれ、頼りのえるりっくが死亡しますが、「復活」カードで蘇り、ドラゴンへの攻撃を開始します。ヒーローがクリティカルを出し、えるりっくが上級魔法でドラゴンを傷つけます。怒り狂ったドラゴンの反撃を喰らいますが、「メデューサの盾」で守られたヒーローは、必死で抵抗。えるりっくがファイヤーボールや電撃で援護し、ヒーローが着実に強敵のHPを奪い、ついにドラゴンを退治!得られたアイテムは、欲しかった「神々の天秤」(8VP)。さらにドラゴン自体に7VPがあり、一気に20点越えとなり、ファイター(黄:mitsu)の勝利となりました。
ドラゴン退治!
 終了時の各キャラのレベルとVPは、以下のとおりです。
  ファイター(黄:mitsu):レベル8、27VP
  スーパーマルチ(青:morita):レベル6、9VP
  マルチ(紫:いの):レベル3、-1VP
  マルチ(緑:kawa):レベル4、6VP   
最終レベル
        

 続いて、後続部隊が到着し、面子を入れ変えて、次のアイテムへ。平さん持ち込みの「ハート・オブ・クラウン」(Filiplops)です。女王の継承権を持つ王族の戦いで、デッキ構築型のゲームです。傑作「ドミニオン」を元にしていますが、ダウンタイムが極めて少なくするように洗練されていて、いわば「高速ドミニオン」といったところでしょうか?インストを受け、クラムクラム(morita)・オラリリ(平)・ルルナサイカ(mitsu)の3陣営でスタートします。
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 序盤、みな、金貨と圧縮系のカード、回転系のカードを入れ込み、カード廻りの効率化を図ります。
回転系のカードが人気
 中盤になると、タイミングによって、高収入が入るようになり、それぞれが女王の後継者を立てて、VPを上昇させます。すると、パトロンを買って、デッキに。
8枚回し!
 全員が15点を超え、あとは20VPに届くまで、いつ来るのかが勝負でしたが・・・。高速回転系のデッキを組んだクラムクラム(morita)が、8枚のカードを回して(!)一気に20VP越えに。他も追随できれば、延長戦でしたが、オラリリ(平)が19点どまりで届かず。そのまま、クラムクラム(morita)が新女王に即位しました。
ああ、届かず

 この日の緒戦は、ちはら会お年玉で貰った「民芸スタジアム」(社会妄想工作所)です。47都道府県の民芸品カードを並べて、20VPに行けば勝利。民芸品には、戦闘力とじゃんけんが記載されていて、じゃんけんで勝てる相手に攻撃をかけ、相手の戦闘力以上になれば、敵カードを除去できます。民芸品は、2枚1組まででき、攻撃力を増加できます。この組み合わせと投入する順が大事で、頭を使います。
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 が、それ以上に強力なのが、各カードの特殊ルールでして。前方のカードの防御力を99(実質、無敵!)にできるイタヤ狐(秋田)とか、手札を捨てれば身代わりにできる笊かぶり犬(東京)とか、後方の民芸品を直接攻撃できる長崎凧とか、最弱ながら7戦闘力には勝てる竹人形(福井)とか。
 第一戦は、慣れていないので、攻撃が少なく、各陣営がカードを並べていきます。と、一度に2枚のカードを出せる手を使って、moritaさんが電撃的に20VPで勝利します。
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一気に20VPへ
 やり方がわかった第二戦は、激しい戦いに。並べる端から、みなが攻撃をかけ、なかなか、カードが残らない乱打戦に。こうなると、相討ち能力を持ったカードとか、高い防御力のカードが、必然的に生き残ります。
空挺で、一組を一気に殲滅
相討ち系と高防御
 終盤、得点で有利に立ったmitsuが、敢えてカードを回す敵を攻撃し、山札を減らして終了。そのまま、逃げ切って、勝利できました。
終了時

 節分の翌日の寒波の中、第212回ちはら会が開催されました。仕事の都合で、数人から不参加が表明があったので、こじんまりした例会かと思われましたが、常連組に、県境越えのタナックさんやいのさん、平さんも参加し、のべ9人でがっつり楽しむことができました。
 この日に対戦したアイテムと戦績は、以下の通りです。なんと、半数弱がヒストリカルSLG(!)という、最近では珍しい展開に。それでも自分は、ファンタジーとB級、ドイツ系しかプレイしておらず(苦笑い)。次回は、ハードSLGがやってみたいなぁ。でも、「魔法帝国の興亡」(エポック)は、まだ、底が見えず。しばらく、F級の泥沼か?!
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魔法帝国の興亡(エポック)シナリオ2「英雄王」
 ☆黄(mitsu)・青(morita)・紫(いの)・緑(kawa)
ハート・オブ・クラウン(Filiplops)
 ☆クラムクラム(morita)・オラリリ(平)・ルルナサイカ(mitsu)
Mystic Wood(AH)2戦
 ☆ジョージ(mitsu)・パーシバル(morita)・ローランド(いの)・ギュイオン(morita)
 ☆ブリトマート(いの)・パーシバル(mitsu)・ジョージ(kawa)・ローランド(morita)
ダンジョン・イーター(アークライト)
 ☆タンス隊(BIBI)・シュロー隊(平)・カナリア隊(mitsu)・カブルー隊(morita)
パタパタくるりん(オリジナル)伝説巨神イデオン 悲劇の女性キャラ編
 ☆カララ(morita)・シュリル(mitsu)・ロッタ(いの)・ハルル(kawa)
民芸スタジアム(社会妄想工作所)2戦
 ☆morita・mitsu・タナック
 ☆mitsu・morita・タナック
ドイツ戦車軍団(エポック)ダンケルク
 ☆ドイツ軍(fho)対連合軍(タナック)★
アンドーンテッド・ノルマンディ・プラス(アークライト)シナリオ1
 ★アメリカ軍(BIBI)対ドイツ軍(平)☆
RECON MISSION(STRATUS GAMES)
 ☆(BIBI)対(平)★
運命のミッドウェイ:カードゲーム(グループ乾坤一擲)
 ☆日本軍(平)対アメリカ軍(BIBI)★
ポエニ戦争(Bonsai Games)2戦
 ☆カルタゴ(タナック)対ローマ(Tommy)★
 ★カルタゴ(Tommy)対ローマ(タナック)☆

 イメージは、古典的作戦級の「ドイツ戦車軍団」(エポック)ダンケルク。タナック三のインストで、ドイツ軍(fho)対連合軍(タナック)で対戦し、連合軍が経験の差で勝利でした。
ダンケルク
 続いて、至極、ヒストリカルな戦闘級「アンドーンテッド・ノルマンディ・プラス」(アークライト)。ノルマンディー上陸作戦以降の連合軍反攻を題材にした、アメリカ軍対ドイツ軍のデッキ構築型の戦闘級アイテムです。F級ばかりしているので、「アンデッド・ノルマンディ」と間違っていたのは、内緒です(ゾンビが出てくるB級だと思っていた、笑い)。アメリカ軍(BIBI)対ドイツ軍(平)で、平さんが勝利。
ノルマンディ
 フリーゲームの「RECON MISSION」(STRATUS GAMES)を、BIBIさんが準備しまして。以前、「レーダー作戦ゲーム」というのがありましたが、これも同様のブラインドサーチです。緒戦だったので、ルール確認が怪しかったそうですが、BIBIさんが勝利していました。
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 「珊瑚海の決戦:カードゲーム」と同じグループ乾坤一擲作成の「運命のミッドウェイ:カードゲーム」。(グループ乾坤一擲は、非常にプレイアブルでかつ、テストが十分になされており、これもそうでした。日本軍(平)対アメリカ軍(BIBI)で、日本軍が勝利しました。
 ネットでも、千葉会系の例会でも、非常の評判の高い「ポエニ戦争」(Bonsai Games)。タナックさんとTommyさんが、陣営を入れ替えて、連戦していました。
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 この日の最後は、BIBIさん持ち込みの「ダンジョン・イーター」(アークライト)です。ゲームについては、前回のAARをご覧ください。陣営は、シュロー隊(ZOC)・タンス隊(str)・カプルー隊(BIBI)・ライオス隊(mitsu)です。
 序盤、シュロー隊(ZOC)が、モンスターを配置しては撃破と、順当にローテしながら、前進します。これに対し、カプルー隊(BIBI)は、カード巡りが悪く、出遅れ義務に。かわりに、アイテムを取っていく作戦に切り替えます。
 ライオス隊(mitsu)も、距離カードばかりで今一つ、食料が取れず。そこへ、シュロー隊(ZOC)に喰えない魔物ワーグを押しつけられ、消耗するばかり。なんとか、騎士を倒して、剣を手にいれるも、調理に失敗し、ジリ貧に。
 と、タンス隊(str)が隙を突いて、深部の100mに到達。ラスボスのキメラを一撃で倒して、一気に深部へ。
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 その後も、シュロー隊(ZOC)とタンス隊(str)のマッチレースが続き、ともに最深部へ。タンス隊(str)は自分に「喰えない」ガーゴイルを付けて、??となりましたが、「逃走」カードでこれを除去すると、次に魔物を屠って、食料に!
自分に喰えない魔物?!
 最後は、どちらが先手を取るかでしたが、タンス隊が全力攻撃に成功し、見事、シズルを撃破!堂々の17点で勝利しました。
 シュロー隊(ZOC):17点
 タンス隊(str):8点
 カプルー隊(BIBI):6点
 ライオス隊(mitsu):-4点(食べたのは「歩き茸の水炊き」だけ、距離が届かず)
ラスボス撃破

 この日、プレイしたかったのが、「魔法帝国の興亡」(エポック)S2「英雄王」です。詳しくは、前回のAARをご覧ください。80年代末期に発売されたこともあり、発売数も少なく、「初めて見ました」という方も。
 今回は、インストで、スーパーマルチ(橙:mitsu)・マルチタイプ(緑:BIBI)・マルチタイプ(桃:str)・ファイター(青:にし)のヒーローでスタートします。
スタート
橙がSMヒドラを撃退
 序盤、橙(mitsu)と緑(BIBI)はプレイ経験を生かし、積極的にダンジョンを探索します。橙(mitsu)は殺人蜂を魔法で焼いて駆除するなど、順調にレベルアップに成功します。が、いけると思ったサルガッソー戦で1を連発し、いきなり、一度目の死亡に(2回までは復活できる)。それでも、カリスマを上げて仲間を手に入れ、スペシャルモンスターのヒドラを攻撃。あわやというところで、「魅了」が成功し、VPとアイテムカードを手に入れます。
橙は順調にレベルアップ
 緑(BIBI)も、ダンジョン攻めをし、いきなりレベル5でしたが、ラッキーなことにモンスターはおらず、ただで金をゲット。これを見ていた桃(str)が「こりゃ、ダンジョン窃盗団だな」(笑い)。が、その後、戦闘drの不調で、L2のドワーフに打ち負かされ、L9のワイバーンに襲われ、罠にかかるなど、散々な目に。が、代わりに、クエストを多く引き、地道にVPをゲットしていきます。
やっぱり、ワイバーンに勝てず
 青(にし)も、ファイターの腕力に物をいわせて、ダンジョンを廻り、そこそこ成長します。が、魔術師がいないため、戦闘が長引き、負傷も多く、回復のため、ペースダウン。焦りからか、ちょっと無理でもと、アタックをかけたオークに負けて、一度目の死亡に。その直後に、下級魔法使いを雇えたことで、初のパーティを組めることに。
 これらを見ていた桃(str)は、無謀な投入を避け、探索力2のNPCを使って、索敵を実施しますが・・・ああ、なぜか、6連続で失敗!(1と2しかでない!)
桃が6連続、偵察に失敗
 7度目の正直(?)でついに成功し、満を持して、ダンジョンに突入しましたが・・・いきなり、スペシャルモンスターのドラゴン!「ああ、間違えた!!」NPCは炎に焼かれて全滅し、ヒーローも這々の体で逃げ出すことに。「偵察しても、(加齢で)覚えていられない・・・」と、熟年ゲーマーあるあるに(泣き笑い)。
が、間違って、火の山へ!
 序盤が終わった時点で、各ヒーローのレベルは、橙(mitsu)がレベル5、緑(BIBI)が4、青(にし)が3、桃(str)が2 です。
 中盤、コツを覚えた各ヒーローは、効率的にダンジョンを攻め、人材も集まって、第2パーティを結成するまでに。が、索敵をしっかりやったために時間がかかり、また、危ないダンジョンを避けるため、未突入のダンジョンが増えます。なぜか、発生drも偏って、エリア65に尋常でない数のダンジョンが(最大12まで増加)。上手くいけば、成長のチャンスでしたが、索敵をしたところ、デーモンとかヴァンパイアとか、安易に開けてはいけない地下迷宮が集中し、ここには簡単に手が出せなくなります。
中盤、エリア6に恐ろしいまでにダンジョンが
 代わりに、魔法カードで効果を上げるようになり、青(にし)が、橙(mitsu)のカリスマを下げる「中傷」を放ちます。これで、橙(mitsu)のカリスマが最低限の1となってしまい、人材登用は極めて困難に。一矢報いるべく、橙(mitsu)のヒーローパーティが青(にし)のヒーローパーティを襲撃し、魔法カードのゲットを試みましたが・・・結果は、ともにヒーローが死亡する不毛な相討ちに。う~む、安易なキャラ戦闘は、よくなかったです。
初の対キャラ戦闘は、不毛な結果に
 終盤、ダンジョンも出尽くし、突入できるダンジョンが減ってきて、膠着気味に。こうなったら、アイテムカードを手に入れるしかないと、みながここまで貯めた金を放出し、獲得drを振ります(40G払って、1-2が出れば成功というギャンブル)。レベルに7になって200Gを越える金を持つ橙(mitsu)が。ラッキーなことに3枚をゲット。が、それでも後1点が足りず。ならばと、全世界の湖を廻れば4VPが入るクエストを実行し、ついに勝利条件を満たし、ゲーム終了となりました。
一気にアイテムをゲットし、橙の勝利
終了時
 終了時のヒーローのレベルとVPは、以下の通りでした。
  橙(mitsu):レベル7、24VP
  緑(BIBI):レベル4、9VP
  桃(str):レベル5、4VP
  青(にし):レベル5、2VP
 これで、対戦は2戦目ですが、どうやら、ある程度、レベルが上がったら、回避値を上げておき、ヒーロー単独でスペシャルモンスターを倒すか、金に糸目を付けずにアイテムゲットが、近道のようです。次回のちはら会にも持ち込みますので、ご希望の方がいたら、インストしますよ~。ついでに、もう一つの軍隊戦闘もやってみたいなぁ~。

 この日の2戦目は、str会長持ち込みの「K2」(Rebel)です。BIBI隊・str隊・にし隊・mitsu隊が、2隊ずつ、パーティを使って、極めて登頂困難のK2に挑みます。登山趣味の自分として、いつかプレイしたかったアイテムです。
全景
 ネットのゲーム紹介によれば・・・
 世界第2位の標高・世界一高い登頂難易度を誇る雪山「K2」に挑戦する登山家となり、18日間を天候や高度による苛烈な環境による体力の消耗と戦いながら、手札による進退やテント設営によって生き長らえ、より高所に達した記録を競うゲーム。
 プレーヤーはそれぞれ登山家2名を、手札のカードを使うことで移動(ルート毎にコストが設定されている)や、体力の回復を行います。1日が終わるたびに各登山家のいる場所に応じて体力が減らされ0になると死亡します。体力減少には高度や天候により左右されます。1~3日先の天候はわかるので、体力状況を見て、なおも進む、留まる、テントを設営する、いったん高度を下げる等の判断を迫られます。頂上付近ではルートの登山数制限がかかります。天候変化や他の登山者の動向を見ながらここぞというタイミングで登頂アタックを狙います。
 18日目を終えたらゲーム終了、生き残った登山者が達した高さに応じた得点を合計し、最高得点の人が勝ちです。
 とのこと。いわゆる体力と回復カードのリソース管理ゲームです。登れば登るほど、スタック制限がキツくなり、8000m以上は1パーティしかいられません。当然、史実の高所登山のように渋滞が発生します。これに、天候やアクシデントが襲い、テントに籠もっていても体力が低下するリアリティも!
 今回は3人が初プレイだったので、比較的天候の安定している夏山の登頂となります。BIBI隊(緑)・str隊(赤)・にし隊(青)・mitsu隊(黄)です。
 序盤、4隊8パーティは、徐々に高度順応をしながら、高度を上げていきます。再先行は、BIBI隊(緑)で主登攀ルート(左稜線)を上がります。これに、mitsu隊(黄)が追従。このまま行くと、渋滞になると判断したstr隊(赤)は副登攀ルート(右稜線)へ向かいます。にし隊(青)は登攀カードが来ず、やや出遅れます。
2日目
 その後、BIBI隊(緑)・にし隊(青)・mitsu隊(黄)が主登攀ルート(左稜線)に取り付きますが、天候の悪化予報を受け、アタック・チャンスを狙って待機します。と、この隙を突いて、str隊(赤)が一気に副登攀ルート(右稜線)を駆け登り、8日目に登頂に成功します。急ぎ、降りてきたstr隊(赤)と入れ替えに、吹雪く前にと、翌日にBIBI隊(緑)がK2の頂に立ちます。
8日目、str隊が登頂成功!
 ここから、一時的に高空が大荒れに。夏山といえ、氷点下で20m以上の強風が吹く苛酷な世界で、各隊はテントを張るなどして耐え凌ぎます。唯一、行動したのはstr隊(赤)で、ロープ下降を繰り返し、体力回復ができる6000mまで降りていきます。
 第3週になり、徐々に天候は回復。行くなら今しかないと、mitsu隊(黄)が猛アタックをかけ、3番目に登頂に成功します。
12日目、mitsu隊も成功だが・・・
 が、ここから天候は、猛烈に悪化。3日のうち、2日間が猛烈な暴風雪となります。mitsu隊(黄)は急ぎ、下山しようとしますが、なぜか、下降カードが来ず。8000m以上は酸素もなく、いるだけで消耗する世界で、あっという間にパーティのHPが危険水域に。
削られる体力
 それでも、7500mのキャンプまで降り、確率的には来るはずの回復カードを待ちますが・・・・・ああ、なんで来ない!13日目、とうとう、mitsu隊(黄)の1パーティが燃料不足で低体温に襲われ、死亡してしまいます(テントに逃げ込んだのに!)。
7500mのセカンドキャンプで、1名が凍死
 第5週になると天候が回復し、にし隊(青)も登頂に成功します。その後は、BIBI隊(緑)とstr隊(赤)の第2パーティの登頂を狙い、高度を上げていきますが、さすがに山頂までは間に合わず。それでも、第2パーティが頂上直下まで辿り着いたBIBI隊(緑)が1点差で、str隊(赤)を抑えて、勝利しました。
 BIBI隊(緑):17点(1隊が登頂、1隊が8000m越え)
 str隊(赤):16点(1隊が登頂、1隊が7800m越え)
 にし隊(青):16点(1隊が登頂、1隊が8000m越え)
 mitsu隊(黄):11点(1隊が登頂、1隊が7500mで死亡)
18日目終了時
 一応、天候の安定した夏山で、これです。歴史的にも、夏のK2アタックの死亡率は25%!(他のヒマラヤ連峰は、10%台)という、あり得ない困難さです。2年前(2021年1月)まで、冬季のK2は、人類が登頂できなかったというのが、よくわかります。
 ゲームとは別に、今回の参加では、宿を取って翌日の筑波山攻めを考えていたのですが、あまりの寒さ!(前日の山頂カメラでは、がっつり降雪)一歩、間違えれたら、「リアルK2」になってしまうと、断念しました。
 K2とは比べものになりませんが、今夏に2000m弱の日光白根山に登った際、山頂付近で暴風雨に遭い、一旦、行動食を取りながら岩陰で待機したことを思い出し(中腹までは単なる曇りで、若干の晴れ間も)。装備も十分にあった上に、すぐに天候が回復したので登頂できましたが、あのまま、降り続いていたら(吹き続けていたら)、下山する見込みでした。他の登頂者も多く、今は携帯があるので、簡単には遭難しませんが、山は元気で帰ってきてなんぼ。山好きなには、すごく実感できるゲームでした。

 この日の緒戦は、時間調整にもってこいの「パタパタくるりん:機動戦士ガンダムおっさんキャラ編」(オリジナル)です。 たるさんが初プレイなので、1分間のインストで(!)、プレイに入ります。
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 序盤、みなさんはなるべく影響がないように、分散して配置。ばっちりガンダム世代のこまいふさんは、カードを置くたびに「北宋だな」とか、楽しそうにプレイしていきます。まだ、主題歌を歌わなかっただけましか?!(パタパタくるりん、あるある)
序盤
 中盤に、少しずつ、担当らしき勢力の裏返し(か配置)が多くなり、各人の推しメンが見えてきます。結果、ワッケイン司令が、一時トップに立ちます。実はワッケインだったmitsuは、にんまりだったのですが・・・。
中盤
 終盤、うまくいっていなかったたるさんが「ええい、かき回しましょう」と中央の1枚をパージ!ほぼ埋め尽くされた状態での影響は多く、パタパタと勢力図が一気に塗り変わります。それでも、自己を1枚でも多くとカードを置いていきましたが・・・終わってみれば、劣勢だったはずのマ・クベとレビル将軍が5枚でトップに。結果、実はマ・クベだったこまいふさん(とNPCデギン・ザビ)が勝利しました。
勝ったのは、マクベとNPC
 最後にわかった正体は、以下の通りです。
  ☆マ・クベ(こまいふ)・デギン(NPC!)ワッケイン(mitsu)・レビル(たる)

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