歴史・戦史研究「ちはら会」Drei

この会は、主にシミュレーションという手法を用いて、歴史・戦史を楽しもうという、有志の集まりです。興味ある時代をテーマに選び、図上演習(シミュレーションゲーム)を通して、文献研究では得られない「動きのある歴史」を見つめます。 「ちはら会」では、現在、会員を募集しています。年齢や資格等を問わず、興味のある方ならば、どなたでも参加できます。関心のある方は、下記にご連絡ください。 Eアドレス. chiharakai@apost.plala.or.jp (代表.mitsu)

2022年05月

 最後にプレイしたのが「鎌倉殿の13人」つながりから、「草燃える」(旧GJ)です。前回、Tommyさんと初プレイをしましたが、BIBIさんも初めてということでインストプレイです。陣営は、選択肢の多い源氏側をBIBIさんが、守りの平氏(平家)側をmitsuが担当します。 
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 まず、セットアップですが、平氏側は頼朝親族武将の忠誠心マイナスを、以下のように割り振りました。
 源義経:-5点
 木曽義仲:-5点
 源範頼:-2点
 第1ターン、源氏は定番の富士川合戦を仕掛けますが、平氏側は「大将、病に伏す」で義経を鎌倉に戻します。次の手番で維盛が行軍に成功し、甲斐の敵を蹂躙して越後に逃げます。さらに、「曽根兄弟の仇討ち」で敵のカードを削り、時間を稼ぎます。
  やむなく、源氏側は義経を越後に派遣し、なんとかここを制圧します。東海道には木曽義仲を派遣せざるを得ませんが、「暴雨風」で足止めされ、支配そっちのけで伊勢へ前進するのがやっとです。
T1 義経が北陸道へ、義仲が東海道へ
 第2ターン、平氏側は敢えて守りにくい京から撤退し、一の谷に城を設けるとともに、維盛を河内に転進させます。これに対し、源氏は東海地方の支配を固めた上で、木曽義仲が電撃的に河内に攻撃をかけます。精鋭を率いている源氏に比べ、兵の質では平氏が不利でしたが、「敵大将と軍監の反目」で形成を立て直し、drにも恵まれて、敵を敗退させます。この敗退で、義仲軍はほぼ崩壊します。
T2 西国の守りを固める平氏
 第3ターン、こうなったら義経を回すしかないと、源氏側は九郎に北陸道を前進させます。が、行軍drに祟られ、時間がかかります。
 時を得た平氏側は「梶原景時の讒言」で全親族武将のモラルを下げ、さらに「武衛に無断で任官を受ける」イベントで、いずれかの追い落としを狙います。ランダム判定の結果、なんと、木曽義仲が大幅にモラルダウン!ここで平氏はプロットを証し、義仲を中立化させます。これにより、伊勢で内紛が起こり、義仲はあえなく敗死します。
  早くも平氏追い落としのための片翼を失った源氏側は、「反対勢力の調略」で京都を支配下に置くのがやっと。
T3  京がイベントで源氏側に
 第4ターン、源氏の振った戦略カードの枚数は、最低の4枚!後方から部隊を回したい源氏には、痛い。やむなく、行軍能力の高い義経を京入りさせます。増援で源行家を引けたのが、せめてもの幸運か。
T4 義経、京へ
 第5ターン、少ない行軍数をなんとかやりくりして、源氏側は義経で河内を攻め、これを攻略します。
T5 河内陥落
 第6ターン、兵力を東国から回したい源氏側でしたが、ああ、戦略カードの枚数は、またも4枚。共同攻撃のカードがないため、義経が単独で一ノ谷を攻めましたが、堅い防御施設に阻まれ、撤退します。
 と、ここで、平氏側が、最大の行軍カード「追討綸旨」を発令します。後方から平宗盛が増援を送り一ノ谷を増強すると、平維盛が行軍に成功!電撃戦で京都を奪還します。源氏側は鎌倉から範頼を派遣し、再奪還の準備を進めます。
T6 維盛、京を奪還
 第7ターン、精鋭による強襲で京を奪わんと、源氏側は義経に進撃命令を出しますが・・・なんと三連続で行軍に失敗(dr1を3回も!)。う~む、九郎判官の空弁当か?!なけなしの共同作戦カードで、京都を奪還しますが、そこまで。
T7 義経の空弁当?!
 もはや、後がなくなってきた第8ターン、一ノ谷のハイスタックに源氏が一か八かの強襲をかけます。使用するカードは、最強の「追討綸旨」。義経・範頼・行家のジェットストリーム・アタックで兵力的にも敵を圧倒できるはずでしたが・・・ああ、ここでも義経が行軍に失敗!やむなく、2大将で強襲をしましたが、あえなく敗走。潰走の混乱の中で、範頼が敗死し、義経も行方知れずに。この敗北で、兵力は半減し、義経と行家の忠誠度が低下。もはや、勝ち目は少ないということで、源氏側の投了となりました。
T8 よりによって、義経合流せず 範頼、敗死
T8
 初プレイで源氏側は慎重だったため、時を得た平氏が迎撃態勢を取れたのが、幸いでした。それにしても、ここ一番で4回の行軍失敗とは、義経のやる気のなさよ!よほど、軍監梶原との相性が悪かったのか、「今、弁当を遣っておる」と、まさに義経の空弁当。きっと鎌倉殿は激怒しているゾ!

 続いて、BIBIさんがゲムマで手に入れた「ダイスニコフ」(RAMCLEAR)を対戦します。
 以前にプレイした『ヘルトウクン』の姉妹ゲームで、太陽系最強ロボ「魔神ゴッドラ」を動かすためのトーンボールを集めるというもの。
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「 20XX年 M・ダイスニコフ博士による太陽系最強ロボ「魔神ゴッドラ」が完成した。
 「前作『ヘルトウクン』の10倍も強いこのゴッドラを手にしたものは太陽系の王と同義なのじゃ!」
 しかしゴッドラの起動にはコロガスカル諸島に点在する秘石「ストーンボール」が10個必要なのであった。「最も早くストーンボールを10個集めた者にゴッドラを譲渡する!」という博士の呼びかけに名乗りをあげた2つの悪の組織『魔法結社ファンブラー』と『革命軍サンシター』。
 今、南海の秘境『コロガスカル諸島』を舞台に悪対悪の壮絶な闘いの火蓋が切って落とされたのだ!
 さあ戦え!ダイス2個振れ!」
 ボールは、コロガスカル諸島の島嶼カードに記載されていて、島の占領には一定の戦力が必要になります。
  ゲームは、上陸を有利にする艦隊戦と島嶼制圧戦闘に分かれます。詳しくは、こちらをご覧ください。
  第1戦は、両軍とも手探りの対戦に。drで先手を取ったmitsu艦隊は、ダイス目もよく、敵の旗艦を撃沈し、アイテムカードを手に入れます。強力なのは、カードの耐久力を任意で減少できるアイテムで、これを手に入れたmitsu軍が艦隊戦を有利に進めます。そのまま、上陸でも優勢を保ち、ストーンボール5個を獲得します。
E1  上陸戦で有利に
 第2エピソードでは、惜しげもなく、アイテムを使用して敵を追い詰め、敵艦隊を全滅させます。これにより、スペシャルカードで、カードの耐久力を任意で増減(!)できるアイテムと強力な上陸戦力「ヘルトウクン」を手に入れます。
E2 ヘルトウクンをゲット!
 第3エピソードで、この両兵器が威力を発揮し、艦隊戦で圧勝。そのまま、ストーンボール19個(勝利条件の2倍弱!)を獲得し、太陽系最強ロボ「魔神ゴッドラ」を手に入れました。
E3 圧勝!
 第2戦は、かなり緊迫した展開に。お互いに艦隊戦で敵を消耗させたため、数少ない兵力をどの島に投入するかが、肝に。若干ながら、兵力が多いmitsu軍が、先手で一島を抑え、3ボールを手にします。
 第2エピソードでは、BIBI軍がカードの耐久力を任意で減少できる装置で反撃に転じ、こちらも一島を抑え、3ボールを手にします。
E2
 勝負の第3エピソードでは、両軍が任意で耐久力を増加または減少できる装置を投入。mitsu艦隊は両方のカードが来ていたため、ここでも艦隊戦を有利に。結果、敵を壊滅状態に追い込みます。そのまま、兵力差を生かして、二島を獲得し、連続勝利となりました。
E3 数で圧倒するmitsu艦隊
E3 三島を手に入れ、勝利!
 時間も30分弱とお手軽で、かつ、ランダムで引くカードとdrをどう活用するか、適度に考えることが多い良作でした。

 やっと連休が機能したので、BIBIさんをお誘いして、土曜日に自宅オフ会を開きました。
 この日の緒戦は、15年の時を経て復活なった「マルタ島攻防戦:ペデスタル作戦1942」 (Bonsai Games)です。ゲームについては、こちらとか、そちらをどうぞ。陣営は、バランスは不利ですが選択肢の豊富な枢軸軍をBIBIさんが、連合軍をmitsuが担当しました。
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 序盤、枢軸軍は潜水艦による襲撃を行いますが、drに恵まれ、連合軍はこれを撃退します。第2ターンには、きっちりベローズ作戦を決めて、いよいよ、敵空軍との戦いに。
 第3-5ターンは、襲撃機数が少なかったことと「戦士の休息」が機能したことで、危なげなく、航路を進みます。第3ターンには、第10潜水艦隊も出撃し、ほぼ万全の体制を取ります。
 一日目が終わり、夜間は何事もなく、二日目に。まだ、朝日が昇ったばかりの黎明に、仰天ニュースが-イタリア戦艦の出撃!が、燃料不足から出撃できたのは、ジュリアス・チュザーレのみです。
T3 伊軍戦艦、出撃も・・・
 イタリア海軍の威信をかけた出撃でしたが、タラント沖合には第10潜水艦隊が待っていました。まだ、速度の上がらぬ敵戦艦に対し、必殺の魚雷攻撃!これが見事に命中し、ジュリアス・チュザーレは、損傷により早々に帰還してしまいます。
 事実上、巡洋艦隊になったイタリア軍ですが、果敢にも砲撃戦を仕掛けます。が、結果は、戦艦2隻を擁するロイヤルネイビーの前に惨敗。イギリス海軍が軽巡ケニアの損傷のみだったのに対し、イタリア海軍は重巡1隻、軽巡1隻、駆逐艦7隻に被害となり、撤退します。
 これで意気の上がったロイヤルネイビーは、押し寄せる敵航空機をCAPと対空砲火で撃退。隙を突いて突入してきた潜水艦に雷撃を受けましたが、幸運にもはずれ。そのまま、2日目の日没を迎えます。
T6
T7
 護衛のZ艦隊がジブラルタルに帰還し、残された船団と護衛のX艦隊に対し、史実どおり、イタリア魚雷艇の夜間攻撃が始まります。全ての艦艇が猛烈な防御砲火を見舞いますが・・・ああ、撃沈できた魚雷艇はわずか3隻のみ。生き残りの20隻の魚雷艇が必殺の雷撃を実施します。はじめの10drで5ヒット!残り10drで空前の戦果と思われましたが・・・こちらはスカで1発のみ。結局、期待値以下の6隻が撃沈となります。
 戦闘艦艇の1/5を失い、輸送船9隻に磨り減ったX艦隊に、シシリーの悪魔-枢軸軍の航空隊が襲いかかります。わずか4火力に減少した対空砲火で応戦するも、大部分を防ぐことができず、爆弾投下を許します。スツーカとSM79の猛爆撃により、輸送船4隻が撃沈。あと、1隻でも沈められれば、戦略的勝利条件(マルタ島の救援)が満たせなくなるところでしたが・・・最後に欺瞞の「航路変更」が成功!輸送船と護衛艦艇がギリギリでマルタ島に逃げ込み、イギリス海軍の勝利となりました。
T9 航路欺瞞が成功!
 BIBIさんは背景もそれほど知らず、初プレイでしたが、後半の盛り上がりに満足のようで「流れがよかった」とのこと。また、ちはら会に持ち込みますので、ご希望の方にはインストします。
 なお、久々の対戦(かつインスト)で、明確化した方がよいルールがあったので、掲載します。
*CAPに出撃し発進準備状態(裏面)になった戦闘機は、各ターンの終了時に発進可能状態(表面)に戻す。
 また、補足として、以下を追加ください。
*魚雷艇の攻撃で、どの戦闘艦艇が損害を受けるのかは、ランダムに決定する(全ての戦闘艦艇をカップ等にいれ、ヒット数分、ランダムに引く等)。

 5月に入ったものの、なかなか、五月晴れがなく、寒暖差に苦慮されている方もいるのでは。6月は梅雨ですが、たまにはすっきりした晴れ間が見たいですね~。6月例会のお知らせです。
 今回は事情により、第2週の開催となりますので、お気を付けください。

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 なお、感染予防対策は継続中で、まん防や緊急事態宣言等によって不測の事態もありえることをご了承ください。

[日時]6月11日(土)10:00-20:00
[会場]おゆみ野公民館 第2講習室

[住所]千葉市緑区おゆみ野中央2丁目7-6
[アクセス]
 京成電鉄千原線「学園前駅」または「おゆみ野駅」から徒歩10分
 または、JR鎌取駅発小湊鉄道バスでおゆみ野中央二丁目バス停降り、徒歩1分(20~30分おき)
[参加費]無料
[持ち物]ゲームとゆとりと常識

 前記事で触れましたが、「ペデスタル作戦」強化月間として、「マルタ島攻防戦」(Bonsai Games)を持ち込みます。プレイ時間は1時間弱で、インストします。我と思う方は、お知らせください。そのうち、ワンディトーナメントでもいきましょうか?!

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 太平記システム続きで、関東の反乱「将門記」(CMJ)をソロして、準備しました。まだ、土地の支配の概念が弱かった時代であり、なかなか、支配が広がらないあたりが史実っぽく。将門の戦術能力は、期待通りの高さです。 

T5 下野に逃げた常陸平氏を追撃
 最後に次回以降の予定を。早く、オミクロンが終熄しますように。
  7月2日(土)10:00-20:00 おゆみ野公民館:第2会議室 
  8月7日(日)10:00-20:00 おゆみ野公民館:第2講習室

 すでに予約が始まっているので、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、ちはら会謹製の「ペデスタル作戦1942」がBANZAIまがじんの付録になりました!!
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Bonsai GamesのHPから 
『マルタ島攻防戦:ペデスタル作戦1942』は1942年8月に行われた、英国海軍による一大輸送作戦のゲームです。プレイヤーはイギリス艦隊の司令官となって、できるだけ艦船の損害を抑えて、マルタ島に輸送船団を送り届けることを目指します。または枢軸軍司令官となって、WS21S船団とその護衛艦隊を殲滅することを目指します。到着した輸送船の数や撃沈した護衛艦の数によって勝敗を判定します。
空母
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 完成から、実に15年!完成日記は、こちらをご覧ください。
 コンポも内容も当時と変わりませんが、変化したのは時代のようで。当時は、国産SLGが二度目の春を迎えており、コマンド誌やGJ誌など雑誌ながら、フルマップでメジャーテーマの本格アイテムががっしりとプレイされていました。第二付録を狙って(?)CMJ誌に投稿したのですが、マイナー極まるテーマと元々がソロ専用ということもあり、残念ながら採用されず。せっかくなので、ゲムマで千葉会のブースを借りて、10部とか20部とか、ちまちまと頒布をしていたことも。
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  付録化のお話があったのは、昨年のこと。コロナ禍によってお家時間が増え、ソロアイテムの需要が伸びてきたそうで。ちょうど、BANZAIまがじんのコンポにも合うということで、中黒氏からオファーをいただき。信頼のデベロップメントにより、綺麗かつコンパクトなコンポで生まれ変わりました。「時代が、ペデスタルに追いついた」ということにしておきます(笑い)。
 完成当時は相当に絞り込んだつもりでしたが、今、振り返ると、こだわりがありますね~。それでも、基本は「5-6を出せ!」システムなので、フローに従えば、それほど苦労はしないかと。プレイ時間も1時間はかからないはずですので、みなさんにプレイしていただければ、幸いです。
 ちはら会のモットー「ゲームは、プレイしてなんぼ」
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 終了までまもなくなったところで、お手軽に10分で終わる「イデオンくるくるパタリン」(オリジナル)をmitsu・ybs・kawaで対戦しました。今回は、イデオンの中でも非業の死を遂げた女子キャラ・ヴァージョンです。
 序盤、やたらとロッタが多く出て、これはどちらかがそうに違いないと判断。さりげなく、裏返しをしながら、これを削ります。
 中盤になると、カララとハルルが台頭し、シェリルも多くなります。自分はカララとわかっているので、後はハルルが怪しいぞ。
中盤
 終盤、こうなると、敵をいかに減らすかと策動し、さりげなくカララを増やしながら、ロッタとハルルを減らします。と、これに捕らわれ、気がついたら全てが表で埋め尽くされ、ゲームエンド。
 この時点でトップは、シェリル。どちらかが勝利宣言をするかと思いきや・・・なんと、シェリルはNPC!お互いに牽制し合った結果、NPCが漁夫の利を得るという展開に、全員が爆笑!ゲーマーはひねくれているので、策を弄したつもりが策にはまったわけで(笑い)。次回は、素直に行ってみましょうかしら?!
終わってみれば・・・
  ちなみに、ブラインドの担当は、以下の通りでした。
 シェリル(NPC!)・カララ(mitsu)・ハルル(ybs)・ロッタ(kawa)

 お昼過ぎに5人が集まったところで、BIBIさん持ち込みの「ゴジラ」(アークライト)をプレイしました。ゴジラ(BIBI)対人類(エンジョウ・mitsu・平・kawa)の陣営です。
 序盤、ゴジラの動きが鈍かったので、人類側は高速避難路を開通させ、千葉及び埼玉方面への避難を実行します。
電波塔を破壊
 中盤、要所を破壊し、勢いの付いたゴジラは、東京西部を驀進し、道路を破壊し、避難民を平らげていきます。それでも、報道関係の伝達が上手くいき、徐々にゴジラの生態が明らかになっていきます。
後楽園
 終盤、かなり内陸に入り込んだゴジラは海に逃げ帰れないかと思いきや、最後の最後に移動ロールをきっちり出し、周辺の避難民を踏み潰しながら、東京湾へと帰っていきました。
東京湾に逃げおおせる
 ゴジラの効率的すぎる大暴れの結果、多数の道路を破壊され、避難民を失った人類の敗北となりました。ゴジラを倒せるオキシジェン・デストロイヤーの完成まであと少しだっただけに、残念です。

 例会の後半、異色の経済ゲームの「BUSSINES WAR」(アドテクノス)を対戦しました。このゲームは、日本とアメリカ企業がそれぞれ支社または本社を持って、資金のやりくりをしながら、優位を目指すという、架空の経済戦争アイテムです。エンジョウさんが発売当初、やり倒したそうで、日系企業(エンジョウ・ybs)対アメリカ系企業(mitsu・kawa)でプレイします。
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 序盤は、それぞれ本社から支社に送金があり、劣勢な地域で体制の転換を図ります。日本系企業日本本社(エンジョウ)が主要経済圏で均衡を取りながら、次々と支社を増やして地方を席巻していきます。アメリカ系企業日本支社(kawa)は第1ターンに商戦を仕掛け、一時的に首都圏で優位に立ったものの、資金が入らず、ジリ貧に。
 一方、アメリカでは日本系企業アメリカ支社(ybs)は豊富な送金を元に、次々と支店を建て、太平洋地区でアメリカ系企業アメリカ本社(mitsu)を圧倒し、東部と南部でも有利に。結果、ほぼ勢力は拮抗し、膠着状態に。
アメリカ本土
 第7ターンが終わった時点で、日本系企業の支社ユニットがなくなる(!)という圧倒的展開となり、協議の末、終了としました。
終了時
 これほど、差が付くとはと思って、終了後に記録シートを確認したところ、アメリカ本社で計算ミスがあり。第2ターンの時点で6ポイント、少なかったため、一気に劣勢になったことがわかりまして(収益の獲得計算が煩雑でミスったようなので、次回は分配チャートが必要かしら)。
 いずれにしろ、経済戦争は出し惜しみなく、資本を投入し続けることが大切ということがわかりました。

 平さんが来たところで、「える☆あらめいん」(アークライト)をエンジョウ・mitsuの3人で対戦しました。このゲームは「ばるばろっさ」(アークライト)の姉妹ゲームですが、本家と比べるとかなり「過酷」な展開になります。
 まず、補給カードが原則として初期手札のみのため、なかなか、高ポイントカードの購入が進まず。地味に自動車化歩兵等を集めて、ちまちま、町や都市を攻略していくしかありません。
 序盤、それぞれが歩兵部隊を揃えて、地道にボックス陣地を取ります。mitsu軍団とエンジョウ軍団が地歩を固める一方、平軍団は砲兵を中心とした軍団編成を進めます。
える☆あらめいん
 エンジョウ軍団は戦いの神-砲兵を中心に攻撃をかけ、破壊された敵の機甲旅団を戦車修理で回収、さらにイタリア軍を上手く(?)パージして、司令部で配置するというローテで効率よく攻略を進めます。平軍団も砲兵と自動車化歩兵、イタリア軍戦車を組み合わせて、これに続きます。mitsu軍団は早めに装甲連隊をゲットし、攻撃をかけるものの、カード廻りがいまいちでほとんど町を攻略できず。
 終わってみれば、4カ所の要地を攻略したエンジョウ軍団の圧勝でした。

 この日、最後の「太平記」システムが、旧GJ誌の元祖「太平記」です(なんか、地方名物みたいですが。笑い)。陣営は、武家方(kawa)対公家方(mitsu)です。
 序盤、両軍は、占領地の拡大と兵力の増強に努めます。東海道、四国、北九州を武家方が抑え、奥羽から日本海側、京周辺を公家方が抑えます。第3ターンが終わった時点で、公家方がVP:8点までいきます。
T1
 第4ターン、武家方が満を持して攻勢に。南幾経由で高師泰隊が京都へ侵入し、ここを奪取します。
 同時に北関東に南下してきた北畠勢に、足利尊氏・直義兄弟タッグが強襲をかけます。数で圧倒する武家方でしたが、北の貴公子は強かった!ハイロールを連発し、みるみる敵を撃破し、敗走に追い込みます。VP的には、武家方が京都を抑えたため、4点まで盛り返します。
T4
 第5ターン、公家方は北畠顕家を南下させ、南関東決戦に。武家方も可能な限りの兵力を集め、対抗しましたが・・・ああ、四方を敵に囲まれ、武家方は全滅に。武将の討ち取りで一気にVPが上昇。さらに、東海・北九州を公家方が占拠したことで、VP振りきりのサドンデス勝利となりました。
T5

 マルチで一息入れたところで、再び、「太平記」システムの「三十年戦争」(ダブル・チャージ)へ。陣営は、旧教同盟(mitsu)対新教連合(kawa)です。
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 第1ターン、兵力的に優勢な旧教同盟は、「甲冑を着た聖職者」ティリーを派遣し、プファルツ領を制圧します(占領はならず)。
T1 プファルツ候、撃退
 第2ターン、勢いに乗る旧教同盟はヴェストファーレンとチロルを占領します。新教連合は、未だ、支配地がなく、兵力的に劣勢が続きます。
T2 ヴェストファーレン鎮圧、ハンガリー親征
 第3ターン、旧教同盟はブランデンブルクも占領し、新教連合は沿岸部に押し込められます。唯一、デンマーク王がホルシュタイン地方を占領できたのが、幸いか。
T3 デンマーク王、出陣
 第4ターン、新教連合の希望の星-北の獅子グスタフ・アドルフが出陣します。ポンメルンに上陸すると、圧倒的な戦闘力でヴェストファーレンを奪還します。が、この間に旧教同盟は、オランダ、ロートリンゲン、ザクセンを支配下に収めます。
T4 グスタフ王、出陣
 第5ターン、グスタフ王を討つべく、旧教同盟は傭兵隊長ヴァレンシュタイン麾下の3武将を派遣します。新教連合もここが勝負所とデンマーク王も注ぎ込んで、ヴェストファーレン決戦が発生します。結果は・・・新教連合の勝利!しかも追撃戦で宿敵ヴァレンシュタインを討ち取ってしまいます。
 第6ターン、勢いに乗る新教連合は、ザクセンに侵攻し、徐々に占領地を広げます。
T6 新教連盟、ザクセンへ
 第7ターン、が、武将不足から全面攻勢ができない新教連合に対し、旧教同盟は陽動で敵を引きつけ、主力で隙を突く作戦に。これにより、皇帝自らの親征でザクセンを奪還します。 
T7 旧教連合は、グスタフを足止めして、ザクセン奪還
 第8ターン、未だ、6割以上のエリアは新教連合の占領下にあり、VPは振りきりのまま。焦る新教連合ですが、(史実同様に)味方が増えず、グスタフ王でザクセンを取り返すのがやっと。
T8 グスタフがザクセンを取り返すが・・・
 第9ターン、イタチごっごの新教連合に、チャンスが訪れます。ザクセンの再奪還を目指して、皇帝自ら出陣。新教連合もグスタフ・アドルフ以下、4武将を集結し、ザクセンへ。ここに、三十年戦争最大のザクセン決戦が惹起します。旧教同盟17戦力対新教連合12戦力の激突の結果は・・・やはり、グスタフ王に凱歌が。全戦力を失った旧教同盟は、這々の体で味方の城市に逃げ込みます。
T9 ザクセン決戦
 第10ターン、戦力を逆転した新教連合は、要衝プファルツに進行し、ここを9ターンぶりに奪還します。が、時すでに遅し。いまだ、河川沿いの領地をがっちり押さえる旧教同盟により、VPはほぼ動かず、そのまま、旧教同盟の勝利となりました。
T10 新教同盟がプファルツ占領、攻勢に出るが・・・
 序盤の旧教同盟の攻勢、グスタフ王の反攻、味方が増えないことによる膠着と、まさに三十年戦争らしい展開でした。結局、グスタフ王は全ての戦闘に勝利したのですが、戦術的勝利では戦略的優位を覆せず(これも史実どおり)。やはり、新教連合はいかに手駒を増やせるかにかかっており、外交表で神聖ローマ帝国諸侯を寝返らせるしかないかも。まだ、底が見えないので、ご希望があれば、いつでもちはら会でお相手しますよ~。

 この日の緒戦は、鎌倉殿つながりで「吾妻鏡」(GJ)です。陣営は、源氏(エンジョウ)対平氏(mitsu)です。
 第1ターン、お約束の石橋山の戦いですが、源氏が奮闘し、平氏の1ユニットを撃破し、1ユニットを打ち取ります。それでも、数の力には勝てず、頼朝一行は再起ボックスへ。
 第2ターン、主導権は源氏に。源氏は武蔵の中立武将を出陣させ、すわ、ここへ頼朝登場かと思わせます。これを防ぐべく、平氏は伊豆の主力を武蔵に向けます。と、この隙を突いて、頼朝は再び、伊豆で決起します。武蔵では、平氏の伊豆勢と源氏の畠山隊の死闘となり、かろうじて平氏が勝利し、敗れた畠山を味方にします。
T2
 第3ターン、主導権は源氏。源氏は甲駿に武田勢を出陣させ、平氏を打ち破ってここを支配します。一方、主力の伊豆勢は、頼朝旗下で武蔵へ向かいます。平氏の畠山隊と激戦になりますが、数の力で源氏が勝利を収めます。これを見た武蔵の中立武将は、一斉に源氏側に靡きます(頼朝の特別ルール)。
T3
 第4ターン、主導権は源氏。が、行軍数は少なく。頼朝は武蔵の武将を大量増員すると、今度は伊豆に南下します。平氏も房総、常陸、両毛で可能な部隊を動員し、持久体制を取ります。
T4 頼朝が武蔵で大量出陣
 第5ターン、頼朝は伊豆で動員をすると、一部を持って鎌倉を攻めますが、ここは大場隊が凌ぎます。
T5
 第6ターン、京都から平氏の追討軍が登場します。源氏は史実どおり、武田勢に増援を付けて迎撃し、これを粉砕します。また、房総でも千葉勢が決起し、南下した佐竹勢と激戦となりますが、猛攻で敵を退け、ここを支配します。
T6 京から追討軍
 が、武蔵には両毛と房総からの援軍、武蔵の在地武将で、平氏が数的優位を取り、源氏を撃退します。また、鎌倉でも大場勢が決起した三浦勢を撃破し、未だ、源氏の占領エリアは3のみに。
T6終了時
 第7ターン、源氏最強の九郎義経らの援軍が登場します。ここに来て、やっと平氏のイニシアチブに。源氏は義経を武蔵に差し向けましたが、最優秀武将の畠山が奮闘し、これを撃退。後1ターンでは、関東の制圧は不可能ということで、平氏の勝利となりました。
T7 義経、まさかの敗退

 GW終盤の土曜日に、第203回ちはら会が開催されました。常連4人に、平さん、ybsさんも参加し、ヒストリカルからSF、B級まで10アイテムを楽しみました。特に「太平記」システムは、元祖「太平記」を含めて、3作品を対戦できました。

先日にプレイされたアイテムと戦績は、以下の通りです。

吾妻鏡(GJ)  ★源氏(エンジョウ)対平氏(mitsu)
太平記(旧GJ) ★武家方(kawa)対公家方(mitsu)☆
三十年戦争(ダブル・チャージ) ☆旧教同盟(mitsu)対新教連合(kawa)★
える☆あらめいん(アークライト) ☆エンジョウ・平・mitsu
BUSSINES WAR(アドテクノス) ☆日系企業(エンジョウ・ybs)対アメリカ系企業(mitsu・kawa)★
Ships&Tactics(グループ乾坤一擲) ☆ゼントラーディ(エンジョウ)・地球及びガミラス連合(平)・デザリウム(BIBI)
イデオンくるくるパタリン(オリジナル)☆シェリル(NPC!)・カララ(mitsu)・ハルル(ybs)・ロッタ(kawa)
ゴジラ(アークライト) ☆ゴジラ(BIBI)対人類(エンジョウ・mitsu・平・kawa)★
テラフォーミング・マーズ アレス・エクスペディション(アークライト) ☆ヘリオン(BIBI)・エコライン(エンジョウ)・シネマティック(平)・セルティオール(ybs)
ハート・オブ・クラウン(FLIPFLOPs) ☆平対BIBI

 平さんが来れば、ほぼ確実にプレイされる「Ships&Tactics」(グループ乾坤一擲)今回もゲムマ用の最新デッキのテストプレイでした。ゼントラーディ(エンジョウ)が、地球及びガミラス連合(平)とデザリウム(BIBI)を寄り切って勝利。開始早々に、宇宙要塞ゴルバを破壊できたのが、大きかったそうです。
S&T
 こちらも定番の「テラフォーミング・マーズ アレス・エクスペディション」(アークライト)。ヘリオン(BIBI)が、エコライン(エンジョウ)の猛追をかわし、2点差で勝利だったそうです。
 例会の最後にプレイされていた「ハート・オブ・クラウン」(FLIPFLOPs)。中世をモチーフにしたデッキ構築型カードゲームで、所有者の平さんがBIBIさんに勝利していました。
ハート・オブ・クラウン

 今月のソロプレイ第1弾は、中世史ジャンルから「三十年戦争-血戦ヴァレンシュタイン」(DC)です。傑作「太平記」を制作した中嶋氏デザインの30年戦争キャンペーンです。
 「戦うハプスブルク家」という単行本を読んで勝手に盛り上がっているのですが、三十年戦争は、日本ではなじみが薄く、ゲームとなったのも、この「三十年戦争-血戦ヴァレンシュタイン」(DC)と「神聖ローマ帝国」(T誌付録)、会戦級の「ブライテンフェイルトの戦い」(T誌付録)くらいです。  
 史実では、キリスト旧教(カソリック)と新教(プロテスタント)の宗教戦争でスタートします。カソリック信仰の厚い「神聖ローマ帝国」皇帝(ハプスブルク家世襲)が、新教連合を組んだプファルツ選帝侯を攻撃し、カソリックの覇権を確立しようとします。が、実際は「神聖ローマ帝国」とは名ばかりで、「神聖でも(皇帝に任命されないこともあり)、ローマでも(そもそもドイツ)、帝国でもない(部下の選帝侯に領土も分割してしまった)」状態で、皇帝という諱だけが残った空虚な権力。それなのに、ありもしない「世界帝国」の復活を目指すという、夢だけは大きく(ほぼ妄想レベル)。
 結果、軍事的勝利のために、信仰に関係なく、選帝侯や下級の諸侯である傭兵隊長に頼らざるを得ず。すると、さらに皇帝の影響力は低下し、諸侯が力を付け、選帝侯や有力諸侯による「群雄割拠」状態から、猛烈な内戦に突入。
 そこに影響力を行使したいデンマーク、スペイン、スウェーデン、フランス王家の外国が軍事介入し、ドイツを舞台とした壮絶な戦争が、三十年も続きます。軍事力の規模が数千人の会戦から数万から10万人近くまでエスカレートし、当然、それを養う補給などなく、全ての軍が徴収という名の掠奪に。ドイツ史上最悪と呼ばれた社会荒廃を引き起こした末、さすがに消耗し尽くした「皇帝」やドイツ諸侯、各国が、ウエストファリア条約で手打ち。敗北したハプスブルク家は事実上、神聖ローマ帝国も皇帝もなくなり、ドイツは元の群雄割拠状態に。諸外国も強力な軍隊を整備する必要性を痛感し、国王による絶対王政に突き進みます。
 知ってみると、結構、面白い。ですが、戦争の目的と内容が途中で二度、代わり(宗教戦争-ドイツ内戦-外国介入)、また、バイエルン公家とか、ハーデン伯とか、傭兵隊長ブラウンシュバイクとか、ランツクネヒト(傭兵)とか、なじみのなさの目白押しで、そりゃ、なかなか、デザインされませんね~。
T0
   このゲームでは、全土規模の内乱状況にうってつけの太平記システムを採用しています。陣営は、とりあえず、旧教側と新教側としていますが、信仰はあやふやで、旧教だが新教連合に付いたりと、軍事的に入り乱れるのは、上記の通りです。これに武将の軍事能力と身分、在地主義(出身地)が組み合わさって、あの複雑怪奇な「三十年戦争」をシンプルに描きます。
 また、他の太平記システムでは戦闘中の寝返りがつきもののですが、「三十年戦争」では外交フェイズという調略になっています(実際に、日本の関ヶ原のような、会戦中の裏切りはない)。面白いのは、この調略対象がドイツ諸侯と外国に分かれていて、非主導権側-主導権側でいずれかを選択します。drでランダムに選んだ諸侯か外国が、補充や自陣営への寝返りになるので、毎ターンの展開次第でどちらが自軍に有利になりそうか、知恵を絞ります。
 VPは、占領した領土と撃破した高身分の武将によって得られます。サドンデスはなく、最終ターンにより多くの蓄積VPを持つ側が勝利します。
 第1ターン、主導権は旧教連盟に2。が、いまだ、支配が確立していないため、ティリーがプファルツを攻め落とした以外は、まずは、支配を優先します。結果、旧教連盟はオーストリア、プファルツ、ネーデルランドの支配に成功します。新教同盟は、オランダとハンガリーのみで、VPは旧教連盟に4点となります。
T1
 第2ターン、主導権は新教同盟4に。まず、外交で先行する旧教連盟が、ブランデンブルク選帝候を味方に引き入れます。新教同盟はフランス参戦を勝ち取ります。
 が、動員が十分でないため、両陣営は局地戦に。数で勝る旧教連盟のスピノサがオランダに攻め入り、激戦の末、マウリッツを敗死させ、ここを占領します。また、「甲冑を着た聖職者」ティリーがベーメンに前進し、マンスフェルトを撃破します。マンスフェルトは、ハンガリーに逃げ込みます。
T2 局地戦
 結果、旧教連盟はチロル、バイエルン、オランダに拡張し、VPを12点に押し上げます。
T2
 第3ターン、主導権は旧教連盟3。新教同盟は待望のグスタフ王が参戦し、デンマークのクリスティアンⅣ世が地均ししたポンメルンに上陸します。後ろ盾を得たクリスティアンⅣ世はホルンとともに、ブランデンブルクに進行し、旧教連盟を打ち破ります。一方の旧教連盟は後顧の憂いを立つべく、ヴァレンシュタインとガラスがハンガリーに侵攻し、新教同盟軍を壊滅させます。
 要所を完全に押さえた旧教連盟は、VPを振り切りの20点とします。
T3 グスタフ王、登場
 第4ターン、主導権は新教同盟5。これにより、外交の先手を取った旧教連盟は、撃破したばかりのトランシルヴァニア公ベトレンを味方に引き入れます。 
T4 グスタフ参戦
 新教同盟は軍事力で勝負と、クリスティアン隊をザクセンに向け、新教徒ながら敵に付いた裏切り者の両ゲオルグを撃破しますが、この支配を獲れず。ならばと、主力のグスタフ軍が要衝プファルツに進行し、チロル伯及びバイエルン公を撃破します。
 が、数の不足から新教同盟の支配地域が思いのほか広がらず、旧教連盟は、VPの20点を維持します。
T4
 第5-6ターン、主導権は旧教連盟5。旧教連盟は、強敵グスタフを相手にせず、背後から部隊を浸透させ、支配の確保を維持します。200年ほど早いライヘンバッハ・プランです。ザクセンに迫るフェルディナントⅡ世率いる皇帝直属軍こそ、撃退されたものの、後方を駆け抜けた傭兵隊長ヴァレンシュタインが、ヴェストファレンの新教同盟支配を切り崩します。また、ブランデンブルク選帝候も、敵を避け地元に舞い戻り、この支配を取り返します。頼みのグスタフは、正面の敵に備えてプファルツから動けず。
T6 旧教連合の後方攪乱
T6
 第7ターン、主導権は新教同盟4。新教同盟は外交で転機を作ろうとしますが、帝国諸侯は振り向かず。やむなく、軍事力で解決すべく、グスタフがロートリンゲンに進行します。これに、フランスが加勢し、この支配を取ります。が、ザクセンは、フェルディナントⅡ世亡き後、皇帝を引き継いだⅢ世の皇帝直属軍の猛攻を受け、陥落します。
T7 強力な軍が数が足りず
 第8ターン、主導権は新教同盟5。皇帝直属軍は戦捷の勢いを駆って、プファルツに進行します。味方が増えない新教同盟にとって、頼りになるのは、無敗を誇るグスタフ軍のみ。ロートリンゲンからとって返したグスタフ軍とフェルディナントⅢ世直属軍とで、三十年戦争最大の激戦が発生します。フェルディナントⅢ世が数の力で、スウェーデン・デンマーク連合軍に4ヒットを与えます。が、新教同盟軍の戦果は、なんと15ヒット!3部隊が集結していたために、旧教連盟軍は撤退が遅れ、全滅!運命表で討ち死がなかっただけが、救いか。
T8 グスタフが勝ち続けるも・・・
 が、この背後で、ヴァレンシュタインがホルン将軍を敗走させ、また、ブランデンブルク選帝候とザクセン選帝候がポンメルンを占領したため、VPは旧教の圧倒的有利で動かず。
T8
 第9ターン、主導権は新教同盟4。空前の大勝利も戦略的有利を覆せないグスタフ王は、ヴァレンシュタインの首を求めて、ヴェストファレンへ。が、稀代の傭兵隊長は、これを軽戦で躱し、決定打を打たせず。その隙に旧教連盟がロートリンゲンを奪還し、ホルシュタインを占拠します。
T9 グスタフを東奔西走さす
 第10ターン、最後の主導権は旧教連盟5。新教同盟はそれでも諦めず、グスタフ王がヴァレンシュタインを追撃しますが、あと一歩で取り逃がし。逆に、プファルツを皇帝直属軍に奪還され、乾坤一擲のネーデルランド会戦もレオポルドに敗北し、万事休す。最後まで、VPは20点の振りきりで、旧教連盟の大勝となりました。
T10 最後まで数を破れず
T10
 なお、本プレイで、中世・近世史ジャンルのプレイ率が4割を超えました。詳しくは、こちらをご覧ください。

 続いて、プレイしたのが、がっちりB級の「ウルトラマン」(バンダイ)です。ちはら会では、かなり以前に、特撮好きの素人さん相手に、一部を対戦したことがあり。「シン・ウルトラマン」の応援企画で、プレイします。怪獣の特性を表す特別ルールはありますが、原則は移動・戦闘、または特殊攻撃とシンプルです(科学特捜隊はもう少し複雑)。なお、陣営は希望により怪獣側をTommyさんが、科学特捜隊側をmitsuが担当しました。

第1話 ウルトラ作戦第1号(ベムラー)
 イントロ:ビートル機でパトロール中の科特隊員ハヤタは、竜ヶ森上空で謎の赤い光球と衝突してしまった。その赤い光球こそ、凶悪な宇宙怪獣ベムラーを追跡していたウルトラマンであった。
 
 北東の湖に登場したベムラーは、高得点のエリアを目指して、南下します。
高得点を狙い、南下したが・・
 が、わざわざ、陸軍基地に飛び込み、集中砲火を浴びて4ヒットを喰らいます(科特隊って、強いじゃん、とTommyさん)。
 弱ったところで、ハヤタが怪獣のいるエリアの炎に飛び込み、ウルトラマンに変身!すかさず、八つ裂きリングを見舞って、ベムラーを倒しました。
ハヤタが炎の中に飛び込み、変身!八つ裂きリングでとどめ!

第13話 オイルSOS(ペスター)
  イントロ:中近東の油田や航行中のタンカーが、相次いでオイルを吸う油獣ペスターに襲われた。オイルを求めてさまようペスターは、東京湾のコンビナート群へ上陸してしまった。
 
 東京湾に現れたペスターは、早々に京葉工業地帯の石油コンビナート群へ上陸し、火炎攻撃で一帯を火の海にします。
ベムラー、京葉工業地帯に上陸
 科特隊は陸上からの接近を試みますが、炎の勢いが強く、戦車が焼失するなど、なかなか有効打を与えられません。
 見かねたハヤタが、単独でビートルに乗って突入し、ウルトラマンへ。
T3にハヤタがビートルで突っ込み、ウルトラマンへ
 すかさず、格闘戦を仕掛けますが、動きを読まれて苦戦します。それでも、諦めないタフ・ファイトでペスターに徐々にダメージを与えます。ここに科特隊の攻撃も加わり、ペスターが虫の息に。
格闘戦をしかける
 ペスターは回復を使って、一時的に体力を取り戻しますが、最後はスペシウム光線が決まって、ジ・エンド。
最後は、スペシウム光線

第20話 恐怖のルート87(ヒドラ)
  イントロ:死んだはずの少年の予告どおり現れた巨大な怪鳥。それこそ、国道でトラックにひき逃げされた少年の魂が乗り移った高原竜ヒドラだった。ヒドラは少年のうらみを晴らすべく、次々に国道を走る車を襲いだした。

 高原竜ヒドラは山間部を飛翔し、道路を破壊し、次々と車を襲います。
T1
 が、科特隊基地から近距離なこともあり、すかさず、ハヤタ特攻作戦で、ウルトラマンが登場。
 もとから戦闘力は高くないので、ビートルとウルトラマンの攻撃で、5ヒットを喰らい、退散。
5ヒット
 第一戦はあっという間に終わったので、何か手はないかとTommyさんが作戦研究(!)のため、第二戦に。
DSC02187
 あれこれ考えましたが、こちらもほぼ同じ展開で、ハヤタが第2ターンには登場。こうなると、ヒドラに手はなく、通常攻撃と八つ裂きリングでゲームオーバーに。
DSC02188
 しかし、交通事故死した少年の乗るヒドラを「八つ裂き」なんて、ウルトラマンは酷い!と、視聴者から苦情がいったのは違いない。

第23話 故郷は地球(ジャミラ)
  イントロ:国際平和会議に出席する人々の乗った船や飛行機が、次々と攻撃された。それは、宇宙の異常環境の中で怪獣化した宇宙飛行士ジャミラの復讐だったのだ。

  序盤、川や海など水には入れないジャミラは、河川の北辺をなぞりながら、オリンピックセンターを目指します。
河川の北辺を移動するジャミラ
 ハヤタは早々に変身を試みますが、ジャミラへの同情か、3度にわたって、ウルトラマンになれず。その間も前進するジャミラは、科特隊の猛攻を受けながらも、恨みをこめた蹂躙攻撃や火炎攻撃で侵攻を続けます。
前進するジャミラ
 まもなく、センターへ到着する直前、ついにウルトラマンが登場。ウルトラマンは、腕からジャット水流を出して、ジャミラの動きを止めます(本当は八つ裂きリング)。弱り切っていたジャミラは、そのまま、絶命。会議の開催と引き換えに、苦い結末になりました。
最後は、八つ裂きリング

第24話 海底科学基地(グビラ)
  イントロ:海底資源の開発を目的とした海洋センターの運転が開始された日、突如海底から怪獣グビラが出現した。ちょうど海洋センターにいあわせたムラマツたちは、グビラにパイプラインを切られてしまったために、内部に閉じこめられてしまった。

 このシナリオでは、科特隊員が海洋センターに閉じこめられており、毎ターン、1d6して5-6で、1名ずつ脱出させなければなりません。頼りのハヤタは、特別ルールにより、早くて4人目です。ということは、平均で12ターン後にならなければハヤタは出てこず(当然、ウルトラマンも)、同じエリアにグビラがいなければ、さらに変身まで数ターンがかかることになります。
 果たして、東京湾に出現したグビラは、高得点の狙えるS13(海洋センターのエリア)を目指します。
東京湾にグビラ現る
 科特隊はdrにも嫌われ、10ターンが終った時点でアラシ隊員1名のみしか、脱出させられず。
 グビラは、マイペースで敵の攻撃されない沖合のセンターを破壊し続け、やっとアラシが脱出したところで、悠々と洋上へ去って行きます。
S13で海底基地を破壊後、房総半島へ
 房総半島に再上陸したグビラを、アラシの操縦するジェットビートルが追いかけますが、時すでに遅し。石油コンビナートを破壊し、VPを満たしたグビラの勝利で終わりました。科特隊初の敗戦です。
ジェットビートルが攻撃するも,敗北

第32話 果てしなき逆襲(ザンボラー)
  イントロ:土地開発のために眠りをさまたげられた灼熱怪獣ザンボラーは、火を吐いて森を燃やし、思うままに暴れた。

  地球人の「野蛮な開発」で目を覚まされたザンボラーは、特殊能力で火を吐いて山間部を燃やしていきますが、2ターン間にハヤタの乗ったジェットビートルが突っ込み、ウルトラマンが登場します。
 格闘戦で損害を受けたザンボラーに、ウルトラマンのスペシウム光線が炸裂し、あえなくジ・エンド。
R1
 きっと方法があるはずと、第2回戦に突入。今度のザンボラーは、高い山間の走破能力を生かして、山岳部をひた走りながら、各地に放火していきます。これには、科特隊の陸上ユニットは付いていけず、苦労します。Tommyさんの放火dr(?)も冴えまくり、各地で山火事が広がります。
 やっとハヤタが追いついて、ウルトラマンになれたのは、12カ所の放火が起こった後でした。
やっと、ウルトラマンが登場
 やっと包囲網を形成できた科特隊も参戦し、ウルトラマンとの相互攻撃で、ザンボラーにヒットを与えます。
 最後は、ウルトラマンのスペシウム光線を浴びて、爆死でした。
ウルトラマンと追いついた科特隊の集中攻撃で、撃破

 初プレイのTommyさんは、始めこそ、怪獣の動かし方が「不器用」(怪獣ぽかった)ですが、だんだんとコツを掴んで、いかにしたら勝てるかに、精力を注いでいました。シナリオ的には(史実的には)最終話以外は全てウルトラマンが勝っているので、決してバランスが取れているとは言えませんが、あまり気にならなかったようで。それよりも、ペスターが石油コンビナートを火の海にしたり、グビラが自在に海を泳ぎまくったり、ザンボラーが火付け盗賊並に放火(?)しまくったりしたことが、実に楽しく「満喫した」そうです。
 この世代は、ウルトラマンがすっかり記憶にすり込まれているので、勝手にBGMや映像(台詞)が出てくるんですよね~。第1話「ウルトラ作戦第1号」のイントロを読み上げたところ、Tommyさんがうれしそうに「知ってる!」とか、ジャミラの前に立ち塞がるダテ隊員に「攻撃できない特別ルールはないの?」とか、脳内補完しまくっていました(笑い)。
  それにしても、当時はあまりに死者の多さに交通事故が「戦争」と言われていたり、第三次中東戦争で石油の供給が危ぶまれたり、アポロが初めて地球外の天体にいったりしていたわけで、シナリオも時事ネタがたくさん。
  子供向け番組で、当時は漠然と感じていただけでしたが、今になって振り返ると、そこに垣間見える悲哀を感じます。高原竜ヒドラのエピソードに心を打たれ、捨てられた元宇宙飛行士ジャミラに涙し、人類に眠りをさまたげられてしまったザンボラーの哀れ(ただ眠っていたところを無理矢理起こされ、腹が立って暴れたら、「正義の味方」に退治される)・・・。
 まだ、8つほど、未プレイシナリオがあるので、背景も感じながら、対戦したいものです。

 個人的な葬祭イベントと一向に気が抜けない業務スタックでへろへろだった4月ですが、5月のGWにやっと一息。これまでの趣味の時間を取り戻せ!と、Tommyさんをお誘いして、自宅オフ会をしました。
全景
 緒戦はNHK大河つながりの「草燃える」(旧GJ)です。いわゆる「HANNIBAL」システムを用いた、源平キャンペーンで、元が元だけに詳細な戦役級となっています。ただ、戦闘カードシステムは使用していないので、かなり短時間でプレイできます。それでも、日本史ジャンルではラスボス級でしょう。
 特徴的なルールとしては、頼朝親族武将の忠誠(寝返り)ルールや藤原氏の参戦、砦(一ノ谷の戦い)、制海権などがあります。
 陣営はTommyさんの希望で平氏側を、mitsuが源氏側を担当します・
T0
 第1ターンのカード枚数は、9枚。原則的に後攻が有利なので、今回、源氏は後攻を取ります。が、これは失敗でした。京方面へ逃走するかと思われた平維盛が、なんと甲斐へ電撃侵攻!5:1の兵力比のため、蹂躙となって、源氏の畠山が敗走しますが、その際に6を出して討ち死にしてしまいます。そのまま、維盛は越後に居座ります。これを排除せんと、源氏は範頼を派遣しますが、あえなく敗走。ならばと、戦上手の木曽義仲を差し向けますが・・・戦闘drが偏りまくり、義仲も敗走。そして、後退時に、なんと戦死してしまいます!第1ターンに、いきなり平氏討伐隊の片翼を失い、源氏に動揺が走ります。
T1 義仲、衝撃の敗死!
 第2ターン、関東・越後の収拾に源氏側は、義経を投入しますが、平氏は「静御前の舞」をプレイし、義経はほぼ不活性化します。ここで維盛が大軍を率いて、義経勢を強襲します。兵力的には明らかな劣勢だったのですが、源氏はイベントの「敵方の内応」!的の一部を寝返らせた源氏側が優秀な戦術能力で圧倒し、平氏を敗走させます。すかさず、源範頼が追撃し、平氏を越後から追い落とします。
T2 義経も投入し、関東と越後を平定
 第3ターン、アグレッシブな平氏は優秀な平重衡を東海道に投入し、源義円を圧倒します。ここで、源氏は義経を転戦させ、東海道を驀進させます。両軍が激突したのは、三河でした。平氏は「背水の陣」を引き、士気を上げますが、源氏も二度目の「敵方の内応」で兵力を削り、「与一、扇を射る」で士気向上。結果は、源氏の圧勝となり、なまじ「背水の陣」を引いていたばかりに、重衡を始め、平氏勢は総崩れになります。
T3 平重衡、敗死
T3
 第4ターン、このまま、源氏が押し出すかと思いきや、平氏が謀略を用いて巻き返します。まず、二度目の「静御前の舞」で義経を足止めし、「反対勢力の調略」で上総の支配を奪い、ここに武将を出現させて揺さぶりをかけます。同時に、「秀衡、陸奥国司へ任官」で藤原氏の参戦レベルを上げます。そして、援軍で平維盛を増強すると、越後へ侵攻!範頼軍を敗走させ、ここの支配を取り返します。
 いかん、このままでは藤原氏が参戦してしまう!源氏はやむなく義円を引き戻そうとしますが、遠江まで来たところで行軍が止まり(痛恨のdr1)。以後も2回の行軍を試みますが、drは微笑まず。ターン終了時に、ついに藤原氏が参戦します。
T4 平氏の越後奪還!藤原氏、参戦!
 第5ターン、勢いに乗る平氏側は、藤原勢を南下させます。源氏側は比企隊がかろうじて遅滞戦術で時間を稼ぐ間に、義経と義円を引き戻し、鎌倉に集結させます。最後のカードの「共同作戦」で決戦を仕掛けますが、ああ、なんと義経と頼朝が行軍に失敗。突入できたのは、義円隊のみに。
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 倍する敵に圧殺されるかと思いきや、精悍な板東武者の戦術能力が炸裂します。敵の雑兵相手に獅子奮迅の活躍で、次々と敵を混乱に陥れます。それでも、最後には消耗した源氏1ユニットに、3倍の敵が襲いかかりましたが・・・なんと、伊豆の御家人土肥盛政が全ての敵を撃退!義円勢が、奇跡的に勝利を収めます。この大潰走で、藤原国衡が敗死し、秀衡も奥州へ落ち延びます。勝った義円は奢るどころか、ますます、鎌倉殿に忠誠を誓うという、おまけ付き。
T5
 第6ターン、攻守所を変えて、源氏が猛烈な反攻を開始します。「大姫の婚姻」で義経の忠誠度を上げると、強力な武将スタックで北陸へ侵攻させます。越後に居座る平維盛を一蹴すると、そのまま、北陸道を驀進。この過程で、維盛はいずこへと落ち延びます。
 平氏も遅まきながら、中国、四国、九州に支配を広げ、持久体制を取ろうとしますが・・・。
T6 義経が北陸道を突進
 第7ターン、義経の快進撃は止まらず。倶利伽羅峠を抜けて、畿内に突入。そのままの勢いで、京都決戦へ。平氏も宗盛を引き戻し、対抗します。が、日本史上有数の軍事的天才-義経の前に潰走します。
T7 義経無双!京を制圧
 第8ターン、それでも残り時間を考えると、平氏の2国支配を切り崩せるか、微妙な所でしたが・・・棟梁平宗盛が河内に集結しているのを確認した義経は、電撃的に強襲!あまりの勢いに、史実の一ノ谷もかくやという大潰走になり、この混乱の中で、総大将宗盛が行方知れずに。この瞬間、地図上から平氏の棟梁がいなくなったため、源氏のサドンデス勝利になりました。
T7 宗盛、潰走で源氏のサドンデス勝利
 いやー、痺れた!序盤に先攻で富士川決戦をしなかったために、平維盛に越後に籠もられ、これを狩りに行った木曽の義仲が敗死。以後、関東・北陸の制圧もままならぬ、苦しい展開に。さらに第3ターンには、まさかの藤原参戦となり、このまま、平氏に持久されたら、ほぼ勝ち目はなかったかも。
 逆に平氏は、史実を覆す理想的な(理想的すぎる)展開に、一気に勝負を付けんと、藤原氏を南下させたのですが、これが義円勢の奇跡の迎撃に遭い、大潰走。
 攻守所を変えた源氏が、本来の軍事的優位を取り戻し、天才義経の突進で、逆転勝利となりました。
 Tommyさんは初プレイでしたが、「HANNIBAL」システムの面白さを堪能。本家「HANNIBAL」はルールも多く、それなりに敷居も高いのですが、さすが、砂漠のキタキツネさんだけあって、素晴らしい絞り込みでプレイアビリティは抜群です。「(軍事的にはもろいけど)平氏もできることが多く、よかった」という感想どおりだと思います。

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