歴史・戦史研究「ちはら会」Drei

この会は、主にシミュレーションという手法を用いて、歴史・戦史を楽しもうという、有志の集まりです。興味ある時代をテーマに選び、図上演習(シミュレーションゲーム)を通して、文献研究では得られない「動きのある歴史」を見つめます。 「ちはら会」では、現在、会員を募集しています。年齢や資格等を問わず、興味のある方ならば、どなたでも参加できます。関心のある方は、下記にご連絡ください。 Eアドレス. chiharakai@apost.plala.or.jp (代表.mitsu)

2022年03月

 今月のソロプレイは、「わが青春のアルカディア」(バンダイ)です。同盟の80年代の映画を元に作成された作戦級です。
 映画自体が未見だったため、早速、DVDを借りて「史実」をおさらいしました(いつもの本末転倒、笑い)。ストーリーは、異星人イルミダスに占領された地球で、地球連合艦隊の難民船指揮官ハーロックが、技術士官のトチローや貿易商人のエメラルダス(知らなかった!)らと出会い、レジスタンスに合流。トチローが秘密裏に建造したアルカディア号で、独自行動に。最後は、イルミダスの総司令官ゼーダとの一騎打ち(?!)に勝利し、宇宙海賊となるという、TV版のプレ物語になっています。
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 中心のテーマは・・・なんと、漢のロマン。どんなに苦しくとも強いものには屈せず、友との約束は何があっても果たす。そのためは、無謀で非合理的な選択もしますが(というか、合理的でないことばっかり!)、なぜか、幸運に恵まれて乗り切るという、松本零士イズム全開のスペースオペラです。
 なにより、あの巨大なアルカディア号を、敵基地の地下で、秘密裏に(!)、トチロー一人で建造したという事実!!どこから資材を搬入したんだ、とか、いったい、何年かかったんだとか、岩盤を破って登場しても、アルカディア号には傷一つつかないのは何故?とか、シミュレーション的には???の嵐。
  そもそも、友に頼まれたからと、敵占領下の地球に堂々と戻ってくるとか、イルミダス軍もハーロックを拘束して拿捕すればいいのに「永久追放だ!」と野に放ったり(ゲリラの指揮官を逃がしてどうする!)。挙げ句の果てには、600隻以上の艦隊を持つのに総司令官ゼーダが一騎打ちを申し込んだり(!しかも乗組員がいるので一騎打ちにならない)とか、突っ込みどころが満載。最後のイルミダス艦隊との単独戦(!)では、正面突撃で玉砕かと思いきや、重力場の乱れで目視以外は砲撃が当たらない(アルカディア号は損傷していたので目視のみ!よっ、ご都合主義!)とか、白兵戦で敵司令官を倒す(!)とか・・・ああ、ハーロック・モードが止まらないぞ!
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 というわけで、ここからやっとゲーム紹介です。
アルカディア
 ゲームの基本は、キャラによる行動です。各キャラは、1ターンに10時間の行動ができます。移動には各ルートごとに時間が決まっており、また、イミルダス軍が敵を発見する索敵も、各ゾーンごとに指定の消費時間があります(レジスタンス側は自動的に敵を発見できます)。索敵は、レジスタンス側が索敵カードを引き、その記述に従います。素直に兵力を伝えざるを得なかったり、全くの誤報を流したりと、駆け引きの要素があります。
 敵を発見できたら、制圧車(またレジスタンス)による攻撃を行います。この時、戦闘カードを引き、投入される兵力以下ならば成功で、その差の分だけ、敵を除去できます。キャラには戦闘力自体はないものの、戦闘修整があり、ゼータ・ゾル・エメラルダスは-1、ハーロックは-2です。
 あまりにも戦力差が大きく戦死の可能性が高い場合は、任意で投降もできます。敵の捕虜となり、解放されるまで(味方が同じゾーンの全ての敵を除去するまで)いずれかのキャラに連行されます。
 地球占領政府のトライター大統領(地球人の裏切り者)は、勝利したゾーンを占領することができます。
 続いて、レジスタンス側のアクションですが、原則として、ターン開始時に引く「自由アルカディアの声」カードの指示がないと、移動も戦闘もできません。例外はキャラで、この制限がなく、自由に行動できます。
 その後に、ゲームを左右するトチローフェイズがあり、マップ上にランダムに現れます。この時、ハーロックまたはエメラルダスと邂逅すると、両者はレジスタンス側に立って参戦します。
 最後に、ゲームエンドを決める「トカーガ爆破フェイズ」で、1ターンが終了します。
 勝敗は、イルミダス軍がランダムで引いた勝利条件を満たせば、勝利。そうでなければ、レジスタンス側の勝利です。条件には、特定ゾーンの支配と敵(レジスタンス側のキャラ、または艦艇)の殲滅があり、いずれにしろ、簡単には達成できません。特に、アルカディア号とクイーン・エメラルダス号の破壊の場合は、両艦をあえて登場させなければならず、時間との勝負になることも(イルミダス軍が、早くで来~いと願うことも。笑い)
 数回のソロ演習をしてみましたが、特別ルールが多いのと、カードのランダム性が高いので、何度か、やり直しがあり。序盤でイルミダス軍が効果的にゲリラを殲滅できると、そのまま、圧勝となり、逆にハーロックとエメラルダスが決起すると、一気に逆転になるなど、振れ幅が大きいです。そこそこ、慣れたところで、本戦に。
  まず、イルミダス軍の勝利条件ですが、ハーロック・エメラルダス・マーヤの捕縛か殺害です。今回は、かなり困難な部類に入ります。一方、レジスタンス側の初期兵力は、兵士5ユニットに、戦闘カード2枚です。
勝利条件
T0 始めの戦力
 第1ターン、イルミダス軍は、定石の索敵撃滅作戦を実施します。ヘリクリスがシティを偵察し、敵を発見したところで、ゼーダの主力部隊(制圧車)がこれを攻撃し、レジスタンス側3ユニットを除去します。
T1 シティ制圧
 レジスタンス側は、マーヤを郊外へ逃がして、「自由アルカディアの声」放送を継続します。
 そして、運命のトチローフェイズは、出会いの丘!早々に、エメラルダスがレジスタンス側に合流します。
 第2ターン、エメラルダスが出現したため、イルミダス軍は主力を持って、攻勢に出ます。出会いの丘で激突した両軍は、容赦ない戦闘を開始しますが、レジスタンス側が思いの他、多くの兵士を集めていたため、損害は4ユニットずつに。制圧車1台しか残らなかったイルミダス軍は、やむを得ず、撤退します。
T2 出会いの丘の激突
T2
 第3ターン、敵が兵力を増強したことを察知したイルミダス軍は、一時的にシティに後退します。レジスタンス側も十分な行動カードがないことから、しばし、丘に止まります。
T3 イルミダス軍、一時後退
 第4ターン、ここで、イルミダス軍に、敵が地下放送局に隠れているという情報が。早速、制圧車を送って攻撃をしますが、これは偽情報でした。
T4 地下放送局を襲撃も、偽情報!
T4
 第5ターン、そろそろ、ハーロックの活性化がありえるため、イルミダス軍は増援の到着を待って、空港を固めます。また、前衛部隊をゾルに委ね、廃墟まで前進しますが、敵の増強が著しく(ように見える)、手が出せません。
T5 イルミダス軍の増援到着
 第6ターン、イルミダス軍は防御態勢に移行し、全軍を空港に集結させます。と、レジスタンス側も、隠蔽状態で空港に忍び寄ります。ともに大量のユニットがスタックを作り、一発触発の状態となります。
 第7ターン、膠着状態の隙を突き、レジスタンス側は密かにクイーン・エメラルダス号を地球から出発させ、トカーガ星に向かわせます。そして、このターンに、ついにハーロックがトチローと接触しましたが・・・。
T7 空港のにらみ合い
 第8ターン、イルミダス軍は間髪を入れず、全軍でレストランを襲撃。あまりの兵力差に、ハーロックとトチローは投降し、捕虜になります。また、総指揮官ゼーダはクイーン・エメラルダス号を追って、スターザット号を発進させます。
T8 ハーロックを捕虜にするが・・・
 一方のレジスタンス側は、マーヤを先頭に決起した兵士がレストランに雪崩れ込みます。激しい白兵戦が起こり、イルミダス軍の制圧車は全滅。レジスタンス側も7ヒットを受けますが、戦いに勝利します。
T8 レジスタンスの猛攻
 同じ頃、クイーン・エメラルダス号はトカーガ星に到着し、エメラルダスが生き残っていたミラを保護します。
T8 エメラルダス、トカーガ到着
 第9ターン、全兵力を失ったイルミダス軍は、ゾロが捕虜を連行しながら、郊外へ逃げます。レジスタンス側は、兵力を分散させ、これを追撃します。
 一方で、地球を目指すクイーン・エメラルダス号の前に、イルミダス本星艦隊が迫ります。このままでは、+6攻撃を受けると判断したエメラルダスは、灼熱のプロミネント星系へ。猛烈な熱さで2ダメージを受けたものの、追っ手を振り切ることに成功します。
T9
 第10ターン、イルミダス本星から制圧車の増援が到着し、指揮官ゾロは再び、空港に立てこもります。追撃を優先したため、レジスタンス側は兵力が整わず、またも膠着かと思われましたが・・・ここで、クイーン・エメラルダス号が地球に到着!トカーガ最後の女性であるミラを連れ帰ったエメラルダスに、ゾロとミーメが感謝し、イルミダス軍を離れmレジスタンス側へ。所を変えたゾロは、レジスタンス兵を指揮して、敵の制圧車の半数を撃破します。
T10 エメラルダス号、地球に帰還
T10 空港での激しい戦闘
 第11ターン、この危機に、総司令官ゾロは地球へ舞い戻り、空港を死守します。レジスタンス側も、2ターンをかけて兵力を整え、最後の決戦に挑みます。
T11 両軍が空港に集結
 迎えた第13ターン、イルミダス軍とレジスタンス側の総兵力が、空港を舞台に壮絶な戦闘へ。指揮を執るのは、総司令官ゼーダと艦艇を率いるエメラルダス。結果は・・・レジスタンス側が60%の兵力を失うも、乾坤一擲の攻撃でイルミダス軍を指揮官共々、殲滅!これにより、捕らえられていたハーロックとトチローが解放され、レジスタンス側が決定的な有利を奪還しました。
T13 激戦!
 ここに至り、イルミダス軍の勝利は不可能となり、レジスタンスの勝利となりました。
終了時
 圧政を引く征服者にレジスタンス側が抵抗し、英雄の登場とともに、形勢を逆転して様が描かれています。リプレイアビリティは高いのですが、カードの振れ幅が大きく、それ次第といったところもあります。が、元から展開を楽しむゲームと割り切れば、それらしさが味わえ、ある意味、「史実」に忠実なアイテムでしょう。
 なお、独特のルールが多い割に、例示が十分でないため、以下のような解釈で進めました。
・レジスタンス側は、「自由アルカディアの声」及びイルミダス軍増援時に、イルミダス 軍がパイルした戦闘カードを受け取る。が、パイルしたカードが不足する場合は、イル ミダス軍の山札から、引けるものとする。
・両陣営は、手持ちの戦闘カードは、任意で選択して使用できるものとする。
・捕虜になったレジスタンス側のキャラは、地球外に連行されることはない。

 BIBIさんから、午後のAARが届きましたので、掲載します。
 「テラフォーミング・マーズ アレスエクスペディション」を昼前に軽くインストを行い、午後から2戦。
 1戦目は、順調にTRを上げて行った採掘ギルド優勢かと思われたが、企業の能力を生かしたアークライトがカードの得点を積み上げて同点に。資源が1点差でアークライトさんの勝利。
ヘリオンは終始いいところなし。
 2戦目は、1戦目と違い、各企業それぞれの手を伸ばしていった。ヘリオンとトールゲートが温度をあげ、デヴテックが酸素を上げて行った。最終的にはカード上のリソースを回すエンジンで稼いだデヴテックが勝利したが、ヘリオンとトールゲートはまたもや同点という結果に。
 ヴァリアブルフェイズオーダーを採用したことで、テラフォーミングマーズの欠点の一つであるダウンタイムの長さが解消され、いくつかの要素が整理・変更されて、プレイ時間もスピーディーになりました。半面、都市の陣取りや褒章などの早い者勝ちな要素とか、隕石落としたり組合作ったりして他人にちょっかい出す要素はなくなっているので。好みのわかれるところです。
 エンジョウさん、タナックさんの感想は、「悪くはないけどテラフォーミングマーズの方が好き」といった感じでした。
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 続いてプレイしたのが「月面探険 宇宙兄弟スペシャルエディション」
https://oinkgames.com/ja/games/analog/moon-adventure-special-edition/
 完全な協力ゲームです。こんな感じ↓
「太陽からのすさまじい磁気嵐によって月に閉じ込められ、地球からの物資は月面に散らばってしまった。宇宙飛行士たちは酸素補給もままならない状況の中、決死の物資回収ミッションに挑む。全員で力を合わせてミッション達成を目指す協力ボードゲーム。知恵と仲間を信じて、生還せよ!」
 全員で協力して物資を回収するのですが、酸素がないと何もできないのに一人が持てるのは酸素も含めて5個まで。酸素をたくさん持っていると物資の回収ができません。物資の中にははずれがあり、遠くに行くほどはずれの確率が減るのですが、時間をかけると磁気嵐で酸素を補給できるOGS(酸素生成装置)が壊れてしまいます。全員がそれぞれ違う能力を持った役割を担当するので、それを生かしつつ、プレイする必要があるのですが、スペシャルエディションは通常の5に対して倍の数の役割があります。
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 1戦目は勝手がわからずにあっという間に酸素切れ(笑)
 2戦目はみんなでやいのやいの言いながら、全員で12個の資源を回収しましたが、
はずれが多く、ミッションクリア(3人だと7個)に1個足りませんでした。
 ここで、遠方から来ている人が時間切れということで、早めの17時に撤収となりました。

 ウォーミングアップが済んだところで、タナックさんお勧めの「群雄割拠:三国志」(CMJ)へ。ちはら会では初対戦なので、基本ゲームで、赤(タナック)・黄(エンジョウ)・緑(BIBI)・黒(mitsu)で3ターンのプレイとなります。
  第1ターン、黄(エンジョウ)が袁術で淮南を取ると、赤(タナック)は呂布で司隷を完全制覇します。続いて、緑(BIBI)は曹操でがっつりVPを稼ぎ、黒(mitsu)は北の雄袁紹でこれも高VPに。
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  第2ターン、黄(エンジョウ)渋く地方の馬騰でしたが、最後に名声が2倍になる支援カードをゲットします。赤(タナック)は周瑜に補佐された孫策で南を固め、緑(BIBI)は陶謙で追随します。、黒(mitsu)は名声を全てつぎ込んで、諸葛亮のいる劉備をゲットし、ここで一時的にトップに。が、しかし・・・。 
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 第3ターン、すでに選択の余地のない黒(mitsu)は張繡となり、わずか2戦力で最下位に転落。緑(BIBI)も、公孫瓉しかなく3位に。最後は、黄(エンジョウ)の公孫度と赤(タナック)の劉表のマッチレースになります。黄(エンジョウ)が名声2倍ボーナスで48点を取りますが、赤(タナック)が基本VPの高い地方にうまく分散したため、51点で逆転勝利となりました。
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 ベースはスモール・ワールド系ですが、とにかく戦力が少ないのが特徴で、数に任せてイケイケどんどんはなく。流れを見定めながら、支援カードも含めて、どの群雄を選ぶのかがシビアでよし。今度は、フルオプションでプレイしたいものです。

 ちょうど会場開きに来場したエンジョウさん、タナックさんと、まずは軽めの「パタパタくるりん」(オリジナル)をプレイしました。ゲームについての詳細は、過去記事をごらんください。
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 第一戦は、「機動戦士ガンダム おじさんキャラVer」。ワッケイン・レビル・デギン・マクベのいすれかになって、覇を競います。序盤は、様子見でさりげなく自分のキャラを埋め込んでいきますが、途中で「ソーラレイ」でマ・クベが除去されます。が、表面上は誰も動揺せず。こりゃ、マ・クベはいないか?!終盤になって、ワッケイン・レビル・デギンの三つ巴になり、初プレイの二人は、望まぬ自分以外のキャラをプレイせざるを得ず。終わってみれば、このアシストでワッケイン(mitsu)が勝利できました。
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 第二戦は「ザビ家一族Ver」。序盤、やたらとエンジョウさんが、キシリアをプレイ。カードが偏っていたようですが、1枚ずつ広げるように配置したことから、もしやと思って「シャア」でこれを排除します。すると、タナックさんもガルマとキシリアを排除。キシリアは2枚を除外され、終盤になって、エンジョウさんが本命のキシリアの拡大しますが、時すでに遅し。ブラフで通した二人がともに6枚ずつとなり、ギレン(mitsu)とドズル(タナック)が勝利しました。
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  この勢いで、第三戦は「連邦軍キャラVer」へ。序盤、カイがやたらと廻り、みなはブラフのために、あえて表で置いていきます。途中、ブライトがアムロを排除するも、反応なし。となれば、残りのハヤトとスレッガーか?想定通り、中盤から、スレッガーが、後半にハヤトが食い込みます。終盤、ここまでで学んだ「自分のキャラを取っておく作戦」が奏功し、カイ(mitsu)とスレッガー(エンジョウ)が勝利となりました。
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 最後の第四戦は、BIBIさんが到着し、「ジオン軍キャラVer」の4人プレイに。のっけから、下記のような台詞合戦になり。それはそれは楽しかったんですが、おかげで裏面の記憶が薄れる(!)という、本末転倒状態に(笑い)。みながブラフでバランスをとったために、終盤まで大混戦に。結果・・・全員が4枚ずつという初めての展開で、シャア(mitsu)・ランバラル(BIBI)シャリア・ブル(エンジョウ)・黒い三連星(タナック)の全員が勝利となりました!
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 さすが、みなさん、ファースト世代と言うことで、カードを置くたびに台詞が出る出る!ワッケインが「寒い時代だと思わんか」と切り出せば、マ・クベが「北宋だな」。キシリアが「兄上も相当、お甘いようで・・・」と裏返せば、中立キャラなのに、ガルマが出ると「ジオン公国に栄光あれ!」。最後のジオン軍キャラVerでは、さすがにシャリア・ブルで苦労し「シムス中尉!」とか、ニュータイプの効果音(!)まで出る始末。システムは全く同じなのに、キャラが違うだけで楽しめるとは。
 次回は、伝説巨神イデオンVerを持ち込みます。おじさんキャラは、ズオウ、ドバ、ギンドロ、ダラム!平さん、復活予定のいのさん、タイミングが合えば、いかがですか?

 3月初旬の土曜日に、感染症対策をとりながら、エンジョウさん、タナックさん、BIBIさんで第201回ちはら会を開催しました。まん防が続いているため、自分は会場開けをして、短めの参加でしたが、午後にTommyさんが来場したそうで、総数としては5人の参加になりました。春には、措置が解除され、いつもの例会ができることを祈っています。
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 先日にプレイされたアイテムと戦績は、以下の通りです。
パタパタくるりん(オリジナル)4戦
 機動戦士ガンダム おじさんキャラVer ☆ワッケイン(mitsu)・レビル(エンジョウ)・デギン(タナック)
 機動戦士ガンダム ザビ家一族Ver ☆ギレン(mitsu)・☆ドズル(タナック)・キシリア(エンジョウ)
 機動戦士ガンダム 連邦軍キャラVer ☆カイ(mitsu)・スレッガー(エンジョウ)・ハヤト(タナック)
 機動戦士ガンダム ジオン軍キャラVer 全員勝利!シャア(mitsu)・ランバラル(BIBI)シャリア・ブル(エンジョウ)・黒い三連星(タナック)
群雄割拠:三国志(CMJ)
 ☆赤(タナック)・黄(エンジョウ)・緑(BIBI)・黒(mitsu)
テラフォーミングマーズ アレスエクスペディション(アークライト)2戦
 ☆アークライト(エンジョウ)・採掘ギルド(タナック)・ヘリオン(BIBI)  
 ☆デヴテック(BIBI)・ヘリオン(エンジョウ)・トールゲート(タナック)  
月面探険 宇宙兄弟スペシャルエディション(オインクゲームズ)2戦
 ★エンジョウ・タナック・BIBI
 ★エンジョウ・タナック・BIBI

 まもなく、解除されそうですが、オミクロン株の拡散低下は下げ止まり感があります。少しずつでも終熄に向かうことを祈りながら、4月の例会のお知らせです。

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 なお、感染予防対策は継続中で、緊急事態宣言等によって不測の事態もありえることをご了承ください。
[日時]4月2日(土)10:00-20:00

[会場]おゆみ野公民館 第2会議室
[住所]千葉市緑区おゆみ野中央2丁目7-6
[アクセス]
 京成電鉄千原線「学園前駅」または「おゆみ野駅」から徒歩10分
 または、JR鎌取駅発小湊鉄道バスでおゆみ野中央二丁目バス停降り、徒歩1分(20~30分おき)
[参加費]無料
[持ち物]ゲームとゆとりと常識

 いつになったらできるのか、「TOGO」(Bonsai Games)。メインシナリオは多数必要なので、インストも、行けます。

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 前回、基本プレイをした「群雄割拠:三国志」(CMJ)。フルオプションでやってみたい。
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 出来心でポチってしまった「わが青春のアルカディア」(バンダイ)。プレイするために、DVDを借りるというヒストルカル・リサーチ済み(本末転倒!)。画像は、TOROさんのAARから。
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 密かにプレイ準備中の「三十年戦争」(DC)。「戦うハプスブルク家」を読んで、学習中。これも太平記システムで、汎用性の高さが窺えます。その勢いで、盛大なエラッタ祭りの「神聖ローマ帝国」(T誌付録)までいくか?!
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 最後に次回以降の予定を。早く、オミクロンが終熄しますように。
  5月7日(土)10:00-20:00 おゆみ野公民館:第2講習室
  6月4日(土)10:00-20:00 おゆみ野公民館:第2講習室

 最後に、これまた、太平記システムの「薔薇戦争」(GJ)を対戦しました。陣営はmitsuがランカスター家で、Tommyさんがヨーク家です。
 第1ターン、主導権はランカスター家に。もとより、動員体制が取れていないので、両陣営ともほぼ動きはなし。戦闘はなく、支配フェイズへ。ランカスター家は王族を含め武将を4カ所に派遣しますが、取れたのは2エリア。ヨーク家はもっと厳しく、リチャードがWest Midlandsの支配に失敗したために、1カ所のみに。
T1 ランカスターが2カ所を確保
 第2ターン、主導権はまたもランカスター家に。王妃マーガレットが、実家に近いSouth Westに侵攻しますが、リチャードが迎撃。drも当たりに当たり、マーガレット・オブ・アンジューは戦死してしまいます。が、リチャードは、またも支配に失敗し、補充はなし。結果、両陣営の占領エリアは3:2とランカスターがリードします。              
T2
 第3ターン、ここで初めてヨーク家が主導権を取ります。主力のリチャードは、West Midlandsに舞い戻り、地元貴族とともに敵を退け、やっとここを支配します。これにより、支配エリア数は4:4の同点になりますが、ランカスター家が高VPエリアを収めたため、VPはランカスター家+5になります。
T3 ヨーク派の巻き返し
 第4ターン、続けて、ヨーク家がイニシアチブを取ります。両陣営は、North WestとYorkshireで激突しますが、共に1筒ずつの勝利で引き分けに。支配エリアは5:5の同点ですが、やはり、高VPエリア支配のランカスター家+6になります。
T4 領土数は同じも、要所をランカスターが占拠
 第5ターン、イニシアチブはランカスター家に。先手を取ったランカスター家は、North WestとIrelandに侵攻し、ヨーク家の主力を引きつけます。ヨーク家もSouth East とEastに派兵しますが、その隙を突いて、South Westをランカスター家が奪取します。これにより、VPは一気に10点に達し、ランカスター家のサドンデス勝利になりました。
T5 SWを奪取し、サドンデス!
 

 続いて、ここのところ、大河がらみで、対戦している「吾妻鏡」(GJ)をプレイします。陣営はmitsuが源氏で、Tommyさんが平氏です。
 第1ターン、予定通り、石橋山で源氏は敗北しますが、想定以上に奮闘し、敵の4ユニットを撃破します。が、敵は討ち取りチェックを、全て切り抜けます。頼朝一行は挙兵ボックスへ。
T1
 第2ターン、主導権6を得た源氏は、一斉に各地で蜂起します。房総で頼朝が、鎌倉で三浦一族が、甲駿で武田が同時攻撃をかけ、3カ所を奪取します。
T2 房総・鎌倉・甲駿で蜂起
 第3ターン、いよいよ、頼朝主力が武蔵へ。開始時は源氏8武将対平氏6武将でしたが、寝返りで1武将が源氏へ。それでも、畠山相手ではどっこいどっこいでしたが、ここは頼朝が奮闘し、勝利します。打ち漏らした中立の武将は、頼朝の威光にひれ伏し、全てが源氏方へ。
 が、主力が居なくなった隙を突き、常陸の平氏方が房総に乱入し、これを中立化します。
T3終了時
 第4ターン、平氏方の主導権2に。ほぼ動けない両軍は補充に勤しみます。
T4
 第5ターン、源氏は再び、主力で房総を奪還します。が、これにより、6エリアの制圧は時間的にギリギリになります。
T5 房総奪還
 第6ターン、平氏方の討伐軍が到着し、富士川合戦になります。武田が迎え撃ちますが、十分な増援の投入ができず、敗北します。
T6 富士川決戦は、平氏の勝利に
 第7ターン、もはや、時間がない源氏方ですが、ここで待望の義経らの増援が登場します。主力の頼朝は武蔵に進出し、別働隊の義経隊が常陸へ。さすがに源氏方最強の別働隊は、一撃で常陸を制定します。平氏方は次ターンのために、主力が相豆に集結します。これで、後1カ所をとり、維持できれば、源氏の勝利ですが・・・。
T7 常陸と甲駿を奪還
 第8ターン、ああ、主導権は平氏3。それでも、源氏に十分な行軍数さえあれば、頼朝が相豆に突入し、根こそぎ、味方と中立武将を動員できたのですが、かなわず。義経を両毛に派遣し、鎌倉を固めるのみに。
 平氏はこの配置を見て最後の手番で討伐軍の主力を、甲駿に向けます。武田勢がヒットを与える意地を見せましたが、数には敵わず敗北。これにより、源氏の支配は5エリアに止まり、平氏方の勝利となりました。
T8 ああ、イニシアチブ数が・・・
 う~ん、戦闘drによりますが、源氏方はかなりタイトな展開となります。これで、ソロ演習を入れて、4戦全てで、源氏方が敗北です。なんとか、源氏方で勝利したいものです。

 続いて、息抜きに「パタパタくるりん」オリジナルを対戦しました。前回に記事にしましたが、原作はシンプルなルールで、考えることが多い好ゲームです。が、いかんせん、モチーフのサンリオが・・・。
 そこで、一念発起して、モチーフを差し替える「ガンダムパタパタくるりん」を作ってみました。これで、きっとゲーマー萌えだぁ~。
 第一戦は、ジオン軍パイロットくるりん。シャア/ランバラル/黒い三連星/シャリア・ブルが活躍できるかを競います。自分のキャラは、黒い三連星。初期は動きが見えないので、とりあえずシャアを排除してみますが、Tommyさんに焦りはなし。これで、シャアでないことはほぼ確定。
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 残りはランバラルか、シャリア・ブルか。中盤から終盤に賭けて、Tommyさんがランバラルを配置していきます。5枚を超えたところで、ランバラルとめどを立てます。ここから、さりげなく、ラルを裏返し、さらに白い悪魔による排除で、1枚まで追い込みます。
 Tommyさんは「ありゃー」とか声を上げるものの、どうも本気度が怪しい・・・まさか!そう、開けてみれば、シャリア・ブルでした。最後の1枚でシャリア・ブルを表にし、5枚を取って勝利。見事なブラフかと思いきや、実は中盤は「カードが来なくて・・・」放置したそうで。う~ん、カード引きの運を読み違えました。Tommyさんも自分が黒い三連星とは確定できなかったそうで、まあ、ブラフはうまくいったかと。
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 続いて、連邦軍パイロットくるりん。対象は、アムロ/カイ/ハヤト/スレッガー。自分のキャラは、スレッガー・ロウ。
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 序盤、さりげなく、スレッガーを蒔きながら、様子を窺います。が、緒戦もあって、やっぱり、わからん。それでも、アムロを集中排除して、そうでないことを確認します。そのまま、疑心暗鬼のまま、終盤へ。Tommyさんの最後の一手は、ハヤト!しかも、我がスレッガーがひっくり返され、大逆転。ああ、あと一歩、及ばず。
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 その後、制作中の「イデオンパタパタくるりん」とか「ザビ家パタパタくるりん」、「ガンダムおっさんキャラくるりん」を見せたところ、Tommyさんも大喜び?!ただし、イデオンは全然、覚えていないそうで、次回までにヒストリカルの学習?をするように依頼しました。 

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 未だ、オミクロン株の終熄見込みは立たず、例会にも参加できない日々です。同様にちはら会参加を見合わせているTommyさんと、2月末にミニマムオフ会をしました。
  この日の緒戦は、Tommyさんの希望で「トワイライト・ストラグル日本語版」(GMT)です。陣営は、ソ連邦をTommyさんが、アメリカをmitsuが担当します。
 第1ターン、ソ連邦は広く影響力を蒔く作戦に出ます。この後のイベントカードによっては、一気に支配国が増える可能性があります。一方のアメリカは、いつ得点カードが来てもよいように、ヨーロッパとアジアで優勢を保ちます。思惑通り、アジアでの得点が来て、2点を先取します。
T1
 第2ターン、ソ連邦は今後の展開から、ヨーロッパに傾注し(ソ連イベントが多かった)、ここをイーブンにします。アメリカは、主戦場国の数で勝り、VPを微増させます。先に展開を読んで、エジプトを支配し、中東に足掛かりを作ります。
T2
 第3ターン、ここでもソ連が欧州攻勢をかけます。「フランスのドゴール主義」に「ワルシャワ・パクト」で西側を揺さぶります。アメリカも「東欧の独自路線」で対抗。
 欧州に目が行っている隙に、アメリカがタイで初クーデターを実行し、影響力を逆転させます。中東と軍事行動のVPも加算し、一気に13点まで。
T3
 第4ターン、ソ連もクーデターで応酬し、タイは再び赤化。が、「日米安全保障条約」で日本が支配国になり、アジアの優位は変わらず。これに対し、ソ連邦は中米を支配を一気に加速させ、キューバ・メキシコ・ニカラグア・パナマを抑えて一気に10点以上を盛り返します。これにより、アメリカのVPは5点まで減少します。
T4
 第5ターン、ここで、アメリカに2枚の得点カードが。まずは、有利なアジアで先制をし、5点を奪還します。続いて、不利だったアフリカで、イベントによって敵の影響力を除去。そこに高作戦ポイントのカードをつぎ込んで優勢を確保。そこで、得点。さらに、「キャンプ・デービットの合意」で中東の安定化を図ります。これで、VPは一気に18点に。
T5
 第6ターン、ソ連邦は南米に傾注し、優位を作ったところで得点し、4点ほど巻き返します。が、アメリカもクーデターによる軍事行動で押し返し、VPは変わらず。
T6
 そして、第7ターンのヘッドラインで「ニクソン訪中」となり、アメリカがサドンデス勝利となりました。
T7 HL!
 Tommyさんは初プレイでしたが、事前にルールやAARを読んでいただけあって、基本はバッチリ。多分、数戦でゲームの感覚を得て、使いこなすところまでいくでしょうね。また、希望があれば例会にも持ち込みますので、どなたかいかがでしょう?

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