歴史・戦史研究「ちはら会」Drei

この会は、主にシミュレーションという手法を用いて、歴史・戦史を楽しもうという、有志の集まりです。興味ある時代をテーマに選び、図上演習(シミュレーションゲーム)を通して、文献研究では得られない「動きのある歴史」を見つめます。 「ちはら会」では、現在、会員を募集しています。年齢や資格等を問わず、興味のある方ならば、どなたでも参加できます。関心のある方は、下記にご連絡ください。 Eアドレス. chiharakai@apost.plala.or.jp (代表.mitsu)

2020年10月

 後半になったところで、対戦待ちのエンジョウさんと「関ヶ原大作戦」(GJ)に再戦といきます。東軍(エンジョウ)対西軍(mitsu)です。
 序盤、いきなり岐阜城と犬山城を落とした東軍は、河川を渡り、赤坂西へ向かいます。

東軍、美濃を制圧
 ここで、強引に関ヶ原突破を図られたら厄介でしたが、東軍は家康を待つことに。
 時間の猶予を得た西軍は、大津城と伊勢路の攻略を進め、ついに秀頼が出陣します。そして、このタイミングで家康も登場します。
家康、赤坂に到着
 両軍の主力が美濃に集結。ここで家康が南宮山の吉川広家を恫喝し、寝返りに成功します。
膠着気味に
 が、これを予測していた西軍は、伊勢路から舞い戻った宇喜多勢で攻撃し、南宮山に前進します。
 南宮山を巡って、攻撃と反撃、回復で膠着気味になります。
 業を煮やした家康本隊は、ZOC to ZOCの直接移動で大垣城をすり抜けると、伊勢路に向かいます。
 これを見た西軍は、家康撃破のチャンスと、石田・宇喜多・毛利元康隊が追撃をします。
 関ヶ原南方で包囲された徳川勢は、度重なる攻撃を回復で凌ぎますが、石田隊の強行軍を受け、ついに壊滅!この瞬間に、西軍の勝利が確定しました。
家康憤死
 東軍は、早々に岐阜を制圧した後は、迅速な突破が有効なようです。次は、こちらを担当してみたいです。

 前回に引き続き、4人で「GUNDAM THE GAMES」(アークライト)のシナリオに取り組みました。フェイズ3は、「ルナツー脱出作戦」と「大気圏突入」です。アムロ(kawa)・ブライト(mitsu)・セイラ(BIBI)・リュウ(平)の選択になります。

全景
 史実通り、いきなり拘束されたクルー一行は、シャアの襲撃で混乱した基地内で隙を見て脱出します。

いきなり、拘束からスタート
 封印を解いてホワイトベースを出港させようとしますが、パウロ艦長の説得でブリッジにまでいったところで、時間切れに。
ホワイトベース、出港間に合わず
 流れを精査し、第2戦にトライ。今度は、スムーズにホワイトベースの出港に成功します。待っていたのは、シャア率いるザク隊。
紆余曲折を経て、出港!
 距離があったので、そのまま、逃げればいいかと思いきや、サラミスのカプセルが破損し、ホワイトベースで救助しなけばならない羽目に。ならば、正面から敵をたたくまでと、ガンダムとコアファイターの連続攻撃で、シャア戦用ザクの撃破に成功します。
シャアを撃退!
 無事に大気圏突入エリアに進攻し、フェイズ・クリアになります。
  続く、フェイズ4は「ガルマ出撃す」。必須のアムロ(BIBI)に、セイラ(mitsu)・カイ(kawa)・ハヤトの選択になります。
  序盤、大気圏突入で分かれたガンダムを回収し、次の戦闘に向けてアイテムの確保とレベルアップに望みます。
流れよく、ガンダム合流
 と、史実通り、3部隊からホワイトベースが攻撃を受けますが、かろうじてこれを撃破。が、最後にガウ攻撃空母の猛攻に曝されます。
敵は、ガウ攻撃空母と思いきや・・・
 ガンダム、ガンタンク、コアファイター2機は、押し寄せるドップとマゼラ・アタックを撃破しますが、ガウに近づいたところで、ジオンに増援!ホワイトベースを狙って、ザク3機が現れます。
ザク登場で、勝利条件が変更!
 急ぎ、踵を返したガンダムチームは、コアファイターの付帯能力を駆使して、次々とザクを撃破。最後の1機をガンダムのビームライフルが貫き、勝利となりました。
ガンダムの活躍で勝利
 飽きさせないためか、途中で勝利条件が変わるなど、臨機応変な対応が求められますが、戦闘になった途端、一致団結して最も効率のよい攻撃を行う当たりは、SLGamerですね~。とりあえず、残り2フェイズをクリアできるよう、次回も持ち込みます。
終了時


 「熱闘12球団ペナントレース」(HJ/同人)の2019年ヒストリカルシナリオで、以前、パリーグCSを行いましたが、今回はセリーグCSをkawaさんと対戦することに。mitsuは、もちろん、こよなく愛する「阪神タイガース」を受け持ちます。

[ファーストステージ]阪神タイガース(mitsu)対横浜DeNAベイスターズ(kawa)

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 第1戦は、阪神は西(グレードB)、横浜は石田(グレードA)の両チームのエース対決に。1回、糸井のタイムリーで先制すると、4回に阪神4番のマルテのHRで2点差に。
マルテ
 横浜もロペスのヒットで、1点差に持って行きます。
 が、8回、8番木浪がタイムリーで突き放すと、9回に守護神藤川が登板。ツーアウト後、捕手伊藤にソロHRを浴びますが、代打ソトを三振に打ち取り、先勝します。 
 第2戦は、阪神は青柳、横浜は今永のグレードB対決。1回裏、横浜は当たっている伊藤光と筒香の連続ツーベースで1点を先制します。
伊藤
 が、2回表に阪神はマルテのツーベース、梅野のスリーベースなどで3点を奪って、逆転となります。
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 その以後も、マルテと梅野の勢いは止まらず、ランナーをおいてのタイムリーで4点を加算。
 7回には、とどめとなるマルテのツーランHRで9点目をもぎ取り、勝負を決めます。先発青柳は1失点完投で、ファイナルステージ進出を決めました。
 阪神は投手陣が踏ん張った上に、近本が5本のヒット、マルテが2試合目にホームランを含む4打数4安打、梅野も3安打で5打点(!)などの活躍ぶりでした。
青柳
 横浜は、打線は捕手の伊藤と柴田が打率5割と活躍するも、主軸に一発が出ず、エース級が打ち込まれたため、無念の敗退でした。

[ファイナルステージ]阪神タイガース(mitsu)対読売ジャイアンツ(kawa)
 規定により、リーグ戦1位の読売ジャイアンツが1勝で、ファイナルステージが開幕します。
 第1戦は、阪神は高橋(グレードC)、巨人は山口(グレードB)の先発です。
  1回表、阪神は近本、木浪、大山のヒットで3点を先取します。さらに4回に投手高橋のスクイズで加点し、4点目とします。
 先発高橋は5回を1失点で切り抜け、6回からは阪神自慢の中継ぎ陣が参戦しましたが・・・変わったPJ(グレードA&C)が大誤算。丸、阿部、大城の長短打で3点を失い、まさかの同点に。

阿部
 さらに7回に、坂本に一発を浴びて、4対5と逆転を許します。
 阪神も必死に反撃しますが、戸根-中川の継投に抑え込まれ、初戦を落とします。
 なんとしても勝ちたい第2戦は、阪神は西(グレードB)、巨人は澤村(グレードA)のエース対決です。
 打線好調の阪神は、1回にランナー近本を置いて、2番糸原が先制のツーランを放ちます。が、巨人も丸と亀井の一発攻勢で、2回までに同点にします。
亀井
 その後、両エースの前に零行進が続きますが、7回裏、巨人の主砲岡本のソロで逆転に成功します。これまでかと思われた終盤、頼れる4番マルテがソロで同点に追いつき、ゲームは振り出しに。
 しかし、魔物は9回に潜んでいました。最優秀のセットアッパー岩崎(グレードA&C)から、丸がヒットで出ると、ツーアウトからライト糸井がまさかのエラー。2、3塁となったところで、ベテラン亀井がサヨナラタイムリー!阪神が鉄壁中継ぎ陣の崩壊で、連敗となってしまいます。
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 もはや、後がない第3戦は、阪神は青柳(グレードB)、巨人は菅野(グレードC)の先発です。はじめて阪神がグレードで優位に立ちますが、この日は乱打戦に。
 1回表、マルテのタイムリーで3試合連続で阪神が先制するも、その裏、岡本のタイムリーで同点に。
 3回表、福留、大山の連続タイムリーが出るも、その裏、下位打線の連打で満塁策を取ったところで、投手菅野にまさかのタイムリーを浴び、3対4と逆転されます。
福留
 阪神は意地を見せんと、5回に代打攻勢で3点を取って、再逆転。9回にも、大山のソロHRで7対5として、ストッパー藤川(グレードA)を送り込みましたが・・・。
 8番炭谷がヒットで出ると、代打重信に、坂本が続き、1点を返します。丸が四球を選んで満塁としたところで、4番岡本。藤川の渾身の直球をジャストミートし、まさかの満塁サヨナラホームラン!
岡本
  ああ、阪神は一勝もできず、ファイナルステージ敗退となりました。
 巨人は、亀井以外は打率は高くなかったものの、史実通り、長打力を生かし、坂本、丸、亀井、岡本などのHRで優勢を維持しました。投手陣も、中継ぎ・抑えが最少失点で切り抜け、戸根が2勝など接戦を制し、日本シリーズ進出を決めました。MVPはサヨナラ満塁HRを含む、2ホーマー、6打点の岡本となりました。
 阪神は、近本が打率367、糸原が437、大山が7打点、マルテが打率500でHR3本、6打点と、史実の貧打が嘘のように打ちまくりましたが、両リーグ最強を誇った中継ぎ・抑えがまさかの大崩壊を起こし、ストレート負けでした。敢闘賞は、当然、マルテとなりました。

 この日の初戦は、デザイナーの平さんが持ち込んだ「バトル・オブ・ブリテン・カードゲーム」(グループ乾坤一擲)です。以前もちはら会でテストをしたことがあり、80周年記念の発売に向けて、改良版のテストプレイです。
 今回は、陣営を固定し、ドイツ軍(mitsu)・(平)・(ゆいしか)対イギリス軍(Tommy)となります。
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 序盤、やたらとRAFの戦闘機が来て、ドイツ軍の航空機が削られていきます。このままでは、ドイツ軍全体が敗北すると危機感が高まり、急遽、三者の協力プレイに。
RAFエースの迎撃
 まずは、レーダー基地を爆撃し敵の対応力を奪ったところで、航空基地やロンドン以外の都市の爆撃を行います。結果、RAFの戦闘機の被害が増大し、かつ、生産工場も打撃を受けます。
 と、中盤になったところで、イベント「鷲の日」と「ロンドン爆撃」が出ますが、ルフトヴァッフェの戦闘機部隊の勇戦で、RAFの迎撃力が低下します。
 そして、ついにイギリス軍の山札が枯渇し、ドイツ軍の勝利に。VPを換算したところ、2回の都市爆撃を成功させたmitsu航空軍が15点となり、勝者となりました。 非常に手軽なのに、史実の再現性も高く、なによりプレイして楽しかったです。
終了時

 やっと過ごしやすくなった10月はじめに、第186回ちはら会を開催しました。直前まで3名の「少数精鋭」例会かとおもきや、さらに4名が駆け付けてくれまして。常連さんに加え、千葉会や茨城会でお会いしていたゆいしかさんが、初参加に。
 ヒストリカルからスポーツ、SF級に、B級まで、終了の夜間時間まで、がっつりとした多彩な対戦でした。
 先日にプレイされたアイテムと戦績は、以下の通りです。
天下鳴動(HJ)2戦 
 第1戦 ☆kawa・BIBI・平
 第2戦  kawa・BIBI・平☆
関ヶ原大作戦(GJ) ★東軍(エンジョウ)対西軍(mitsu)☆
バトル・オブ・ブリテン(グループ乾坤一擲)
 ☆ドイツ軍(mitsu)・(平)・(ゆいしか)対イギリス軍(Tommy)
Advanced Squad Leader SK S1「Retaking Vierville」 ☆ドイツ軍(ゆいしか)対アメリカ軍(Tommy)★
熱闘12球団ペナントレース(HJ/同人)2019年セリーグCS
[ファーストステージ]
 第1戦 ☆阪神タイガース(mitsu)対横浜DeNAベイスターズ(kawa)★
 第2戦 ☆阪神タイガース(mitsu)対横浜DeNAベイスターズ(kawa)★
[ファイナルステージ]
 規定により、リーグ戦1位の読売ジャイアンツが1勝
 第1戦 ★阪神タイガース(mitsu)対読売ジャイアンツ(kawa)☆
 第2戦 ★阪神タイガース(mitsu)対読売ジャイアンツ(kawa)☆
 第3戦 ★阪神タイガース(mitsu)対読売ジャイアンツ(kawa)☆
GUNDAM THE GAMES(アークライト)
 フェイズ3 第1戦 ★アムロ(kawa)・ブライト(mitsu)・セイラ(BIBI)・リュウ(平)
 フェイズ3 第2戦 ☆アムロ(kawa)・ブライト(mitsu)・セイラ(BIBI)・リュウ(平)
 フェイズ4 第1戦 ☆アムロ(BIBI)・セイラ(mitsu)・カイ(kawa)・ハヤト(平)
テラ・フォーミング・マーズ(アークライト)5人戦
 ☆国連(エンジョウ)・タルシス(BIBI)・エコライン(Tommy)・テラクター(平)・フェリアム(ゆいしか)
  イメージは、言わずと知れた「テラ・フォーミング・マーズ」(アークライト)5人戦。初参加のゆいしかさんをオーナーのBIBIさんがインスト。

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 5人だと環境変革が早く、2時間弱で勝負が決まっていました。「国連」を受け持ったエンジョウさんが、縦横無尽の暗躍ぶり(?)で勝利するという結果になったようで(ゲーム勘が高いので、いろんな手を思いついちゃうでしょうね~)。今後のマルチでは、警戒されること、間違いなし?!
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 こちらは、がっつり系の合間にプレイされていた天下鳴動(HJ)。戦国時代をモチーフにした同人ゲームが評判を呼び、大手から出版になったそうで。2戦でしたが、ともに数点差の僅差の勝負だったようです。
天下鳴動
 千葉会ではお馴染みの「Advanced Squad Leader SK S1」(MMP)。最終ターンに、白兵戦に持ち込み、ドイツ軍(ゆいしか)が勝利していました。
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 このところ、急降下爆撃機のように気温が低下していますが、もはや冬季戦の予兆かしら。11月のちはら会の予定をお知らせします。今回も、コロナ感染症への十分な予防対策をお願いします。また、施設の使用が直前に変更になる可能性がありますので、当日のお出かけ前にモニターください。
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[日時]11月7日(土)10:00-20:00
[会場]おゆみ野公民館 第2講習室
[住所]千葉市緑区おゆみ野中央2丁目7-6
[アクセス]
 京成電鉄千原線「学園前駅」または「おゆみ野駅」から徒歩10分
 または、JR鎌取駅発小湊鉄道バスでおゆみ野中央二丁目バス停降り、徒歩1分(20~30分おき)
[参加費]無料
[持ち物]ゲームとゆとりと常識


 80年記念と言うことで、連日、RAF(HJ)をプレイしているのですが、どうせなら英本土上陸作戦をやってみたい!ということで、あり得ない設定とは思いつつも「OPERATION SEA LION」(CMJ)の準備を始めました。ついでに、これまた、マイナーな「スカンジナビア電撃戦」(CMJ)も行きたい!
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 こちらも、続けてシナリオに挑戦したい「GUNDAM THE GAMES」(アークライト)。いつものように、自分以外であと3人を募集です。やっと、第一部がクリアか。
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 今月のソロプレイ第9弾は、「サイクロプス・アタック」(ツクダ)から最終の第6話「ポケットの中の戦争」シナリオです。ジオンの核攻撃を防ぐべく、バーニィが不時着したザクⅡ最終生産型を修理し、クリスの駆るアレックスと対戦するシナリオです。結果的には核を積んだティベが降伏したため、アレックスを撃破する必要はなくなったのですが、お互いに知らぬまま、相討ちになるという悲劇のストーリーでした。
 マップは森林地帯のジャブローを流用し、中央の川をサイド内の太陽光線採り入れ口に見立てています。史実通り、武装はザクⅡがグレネイド系とヒートホークのみ、アレックスも、右手のガトリングガンとビームサーベルのみです。連邦軍から機体の損傷を避ける指示があったはずなので、アレックスは可能な限り射撃戦を行う設定とします。
  第1ターン、イニシアチブは連邦軍に。両軍は接近し、アレックスがガトリングガンを放ちますが、地形効果等で当たらず。

T1 アレックスの射撃も当たらず
 第2ターン、先手を取った連邦軍は、今度は側面からガトリングガンを撃ち込みますが、やはり命中せず。クリスは一旦、アレックスを後方に下げます。
T2連邦軍
 バーニィはザクⅡを突進させ、そのまま、アレックスの背後に回り込みます。
T2ジオン軍
 第3ターン、ここで主導権はジオンに!ザクⅡはヒートホークを振りかぶり、背後からアレックスを襲います。が、これは間一髪、はずれに。
T3ジオン軍 背後からヒートホークも当たらず
 後退したザクⅡを機動力で勝るアレックスが追いかけ、ガトリングガンを放ちますが、当たらず。アレックスは反転し、再び、距離を取ります。
T3連邦軍 ガトリングガン、当たらず
 第4ターン、このターンの攻撃が無理と判断したジオン軍は、一旦、距離をおき、敵を誘います。アレックスもこれに乗って、次に踏み込める位置に前進します。
T4 距離を取って誘うジオン軍
 第5ターン、ここで先手はジオン軍に。バーニアを全開にしたザクⅡは、森林を突進し、2へクスの距離でグレネード・ランチャーを発射します。乾坤一擲の一撃が見事に命中し、アレックスは1ダメージを受けます。アレックスもガトリングガンを放ちますが、一発も当たらず、全ての弾薬を消費します。
T5ジオン軍 グレネードR命中!
T5連邦軍 GG当たらず
 第6ターン、こうなったら、格闘戦しかない!先手を取ったアレックスは、ビームサーベルを引き抜き、ザクⅡに襲いかかります。バーニィも反応には成功したものの、わずかの差でシールド防御が間に合わず。連邦軍最強のビームサーベルを受けたザクⅡは誘爆を起こしました。「バーニィ! もう戦わなくていいんだ!」戦場には、アルの声が虚しく響き渡りました。
T6連邦軍
 これで、OVA「ポケットの中の戦争」の全戦闘をプレイし終わりました。せっかく、一年戦争熱が高まっているので、次は最近購入した(してしまった)「GUMDAM THE GAME」(アークライト)の続きでも行きたいですね~。

 今月のソロプレイ第8弾は、「サイクロプス・アタック」(ツクダ)から第4話「河を渡って木立を抜けて」(その2)シナリオです。前回のスカーレット隊との戦闘の続きで、連邦軍にはクリスが搭乗するアレックス増加装甲装備型が登場します。火器は史実通り、ガトリングガンのみとします。
 第1ターン、両軍は慎重に前進し、距離を取って建物の陰へ。

T1
 第2ターン、先攻は連邦軍になりますが、機動力で遙かに高いジオン軍に背後を取られないように、そのまま、動かず。対するジオン軍は、高機動力を生かしてケンプファーが6へクスの前進をすると、そこでジャンプで低高度へ!一瞬、視界に捉えたアレックに対し、ジャイアント・バズーカを放ちますが、これははずれに。ケンプファーは再び、バーニアを吹かして、後方へと引き下がります。
T2
 このままでは敵の豊富な武器の餌食になると考えた連邦軍は、思い切って前進し、敵と同じジャンプ攻撃を行います。が、先に反応に成功したケンプファーの反撃を喰らい、ジャイアントバズーカのクリティカルヒットを受けます。誘爆は免れたものの、チョバム装甲に2ダメージを受けます。本来のガトリングガンの攻撃は外れに。
T3 アレックスの攻撃と反撃
  第二次移動で若干、後方に下がったアレックスに対し、ケンプファーが同様の高機動攻撃をかけます。敵の側面に向けて放ったジャイアント・バズが命中し、チョバム装甲が崩壊し、本体にも2ダメージを与えます。
T3 ケンプファーの追撃
 このまま、一気に勝負を付けるべく、ケンプファーはアレックスに体当たりを仕掛けます。これはクリスの機敏な行動で外されたものの、続く、近接戦闘(キック)でさらに1ヒットを与え、圧倒します(6が出ていれば、即終了でした)。
T3 近接戦闘で後1ダメージに
 チョバム装甲を失い、満身創痍のアレックス。あと一撃で間違いなく破壊ですが、勝負の神は気まぐれでした。第4ターンに、連邦軍がイニシアチブの獲得に成功します。すかさず、バーニアを全開にし、敵の脇をすり抜けて背後を取ると、至近距離でガトリングガンを斉射!それでもヒット値は14以上でしたが、見事に命中!バーニアを直撃されたケンプファーは火球と化し、大逆転勝利となりました。
T4 奇跡の逆転勝利

 今月のソロプレイ第7弾は、「サイクロプス・アタック」(ツクダ)から第4話「河を渡って木立を抜けて」(その1)シナリオです。秘かにサイド6に持ち込まれたケンプファーが、アレックス破壊のための陽動作戦を仕掛ける作戦で、このOVAの中心的な戦闘シーンです。
 ジオン軍は、ベテランのミーシャの駆るケンプファーがわずかに1機。連邦軍はジムコマンドに率いられたジムスナイパーⅡ隊とガンキャノン量産型隊の6機となります。パイロットと機動力では、圧倒的にジオン軍が上ですが、連邦軍はBタイプまでの命令が出せるので、いかに総合力で対抗するかが鍵です。
 第1ターン、主導権を取った連邦軍は、後攻を選択します。ジオン軍のケンプファーは地図C盤の建物の背後に身を隠し、敵の出方を待ちます。
 連邦軍は進撃命令を発動し、D盤後方から進入します。建物の間隙を縫って、ジャンプをすると、低高度から次々とケンプファーに射撃を行います。が、距離と敵のパイロット修整により、20(クリティカル・ヒット)以外は命中なしで、当然、全弾が外れます。
 これに対し、ケンプファーは、ジムスナイパーⅡ02号機の攻撃に反応し、遠距離攻撃力のあるジャイアントバズーカを発射(16以上で命中)。これが見事にヒットし、ジムスナイパーに3ダメージを与えます。ショックを受けたパイロットは気絶し、そのまま、建物に落下して、追加ダメージを受けてスクラップになります。

T1連邦軍 反撃でSP撃墜
T1終了時
  第2ターン、連邦軍は機会射撃の命令を与えると、敵方向に慎重に前進します。通常攻撃でケンプファーを狙いますが、やはり命中率が低すぎて全弾が外れます。
 後攻となったケンプファーは高い機動力を生かし、前衛のジムスナイパーⅡに接近します。ジムは指令通り、臨機射撃を実施しますが、はずれ。ミーシャは近距離用のショットガンに持ち替え、きっちりと命中させ、これを誘爆させます。
T2ジオン軍 さらにSPを撃破
 そのまま、ケンプファーは連邦軍の側方に回り込もうとしますが、建物間を縫って走る一瞬をガンキャノンに捉えられます。ビームライフルが一閃し、1ヒットを受けますが、そのまま、移動を続けます。
T2ジオン軍 機会射撃で1ヒットを食らう
 第3ターン、神出鬼没のケンプファーがどこから現れるか不明のため、連邦軍は指揮官01号機を機会射撃命令とします。このままだと死角に入っているガンキャノンの第2小隊は、進撃命令を発します。
 主導権は、順当にジオン軍。ケンプファーはジャンプで建物を乗り越えると、指揮官01号機の背後を取り、ビームサーベルを抜き払います。指揮官01号機は臨機射撃をするもののはずれ。これで、第1小隊全滅かと思いきや、まさかのアクシデント発生でビームサーベルが故障!このままだと、敵に取り囲まれると判断し、ケンプファーは再びジャンプで大型建物の背後に後退します。逃げるケンプファーを01号機が後方から臨機射撃するも、15以上という高い回避性能で躱されます。
T3 ジムコマンドを仕留め損ねる
 連邦軍は、このケンプファーを追って、左右両翼に分かれ、追走をします。
 第4ターン、ここで連邦軍にイニシアチブが移ります。建物後方に潜むケンプファーに向かって、4機のモビルスーツが取り囲むように機動。全方位から射撃を撃ち込みます。
T4連邦軍 全方位から射撃を行うも・・・
 が、ジオン最後の高性能機とベテランの組み合わせは、圧倒的でした。銃口を見定め、各射撃を最低限の動きで回避すると、そのまま、正面の指揮官01号機にショットガンを発射!命中により3ヒットを与えると、臨機射撃をかい潜って突進し、体当たりで01号機をスクラップに変えます。
T4ジオン軍 ショットガンがCH!
T4ジオン軍 ケンプファーの体当たり
 第5ターン、再び、先攻を取ったケンプファーは敵3機の臨機射撃を躱すと、ガンキャノン量産型02号機の側面からシュツルムファウストを撃ち込み、4ダメージを与え、パイロットを気絶させます。
T5ジオン軍 ガンキャノン02号機を損耗・気絶させる
 残った2機の連邦軍は、次のターンのイニシアチブを信じて、ケンプファーの正面に移動しましたが・・・。
T5連邦軍 次ターンの先制に賭けるが・・・
 第6ターンも、やはりジオン軍が主導権を取ります。今まさに先制射撃を放たんとする連邦軍の脇をすり抜け、ガンキャノン量産型01号機の背後からショットガンを連射。またも4ダメージを与え、そのまま、後方へ引き下がります。
T6 先手を取ったのはジオン軍
 怒り心頭の連邦軍は、180度の方向転換をし、正面から射撃を行いますが、ミーシャは巧みにケンプファーに回避行動を取らせ、一発も当てさせません。
T6連邦軍 攻撃するも当たらず
 第7ターン、先手を取った連邦軍は、指揮官02号機が先制射撃を行いましたが、ここでアクシデントが発生し、ビームガンが故障。ならばとビームサーベルを引き抜き、斬り付けますが、ケンプファーに難なく躱されます。なんとしても一矢報いたい指揮官は、体当たりまで敢行し、やっと1ヒット(ずつ)を与えます。続けて、ガンキャンノンがビームライフルを撃つも、鬼神ケンプファーには当たらず。
T7 連邦軍が先手を取るも・・・
  攻撃を躱したミーシャは、バーニア全開でガンキャノンの背後に回って、ショットガンを撃ち込み、これを火球に変えます。
 第8ターン、飛び道具を失った連邦軍は、気絶しているガンキャノンを起こすべく、揮官機がこれにスタックします。後ろがガラ空きの指揮官機に対し、ケンプファーがなんなくショットガンを当てます。が、指揮官02号機は奇跡的にシールド防御に成功し、これを無効にします。
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 第9ターン、この献身的な行動により再編成命令を受けたガンキャノンが、気絶から回復します。が、直後にケンプファーの二度目のショットガンが炸裂し、指揮官02号機がスクラップに。怒りに燃えるガンキャンノン量産型は、乾坤一擲のビームライフルを放ちますが、失敗。
T9 ガンキャンノンが意地の攻撃を行うも・・・
 第10ターンも、連邦軍が先手で再度、ビームライフルを放つも当たらず。ケンプファーは最後の燃料を消費して敵の背後に回り込み、外しようのない位置でショットガンを発射。これにより、最後の連邦軍機が撃破され、ゲーム終了となりました。
T10 背後に回り込んだケンプファーの一撃
 ジオン軍は命令も出せない単独機ながら、高性能の機体と練度の高いベテランの組み合わせで、全ての敵を撃破するという、鬼神のような戦いぶりでした。敵から受けたヒットは、機会射撃のビームライフルと体当たりによる1ヒットずつのみ。一方の連邦軍も数を生かして、ラッキーヒット狙いの射撃をしまくるも当たらず。命令を有効活用し、延べ20回以上の攻撃機会を作ったので、確率的には命中やクリティカル・ヒットもあり得ましたが、勝利の女神は微笑まず。史実通り、ケンプファーに名を成さしめた一戦となりました。

 今月のソロプレイ第6弾は、「サイクロプス・アタック」(ツクダ)の第3話「虹の果てには?」です。クリスが訓練中に行ったシミュレーター戦闘で、仮想空間で3機の敵と戦います。登場兵力は、ジオン軍がゲルググJ、ドムⅡ、ザクⅡ最終生産型が各1機で、連邦軍がフル装備のアレックスです。

T0

  第1ターンはジオン軍が先攻します。三方から包囲態勢を取りながら前進射撃をしますが、アレックスの高い回避性能で当たらず。連邦軍は包囲の一角を崩すべく、左翼のゲルググJ にビームライフルを発射しますが、これまた、回避で当たらず。そのまま、バーニアを吹かし、敵の後方に出ます。

T1連邦軍

 第2ターンは、連邦軍が主導権を取ります。すかさず、ビームサーベルを引き抜くと、ゲルググの背後から襲いかかり、一撃でこれを火球に変えます。

T1連邦軍

 ジオン軍は、ザクⅡにアレックスの側面を攻撃させ、ザクマシンガンを命中させて2ダメージを与えます。正面から攻撃したドムⅡの射撃は外れます。

T2ジオン軍 ザクマシンガン命中!

 第3ターン、またもイニシアチブは連邦軍に。アレックスは、御しやすいザクⅡにビームライフルを命中させますが、ザクⅡは3ダメージを受けながらも誘爆はせず。

T3 またも先攻は連邦軍

 ザクⅡは側面に周り込んで、マシンガンを放ちますが、ここでクリスが反応に成功します。再び、クリティカルでビームライフルが貫通し、ザクⅡは射撃をする間もなく、残骸になります。怒りに燃えるドムⅡが、三度、ジャイアント・バズーカを撃つも、アレックスの機動に翻弄され、命中せず。

T3後攻 反応でザクを撃破

 第4ターン、先攻で側面を取ったアレックスのビームが、ドムの胴体を貫き、爆発。高性能機とここ一番でのクリスの反応により、連邦軍の完勝となりました。

T4 ビームがドムの側面を撃ち抜き、勝利



 今月のソロプレイ第5弾は、「サイクロプス・アタック」(ツクダ)から第2話「茶色の瞳に映るもの」です。ケンプファー積載の偽装民間シャトルを入港させるため、ジオン軍がサイド6防衛部隊に攻撃をかけるもので、両軍とも多数のモビルスーツが登場します。
 登場兵力は、ジオン軍がゲルググJを指揮官とする1部隊、ドムⅡ、ザクⅡ最終生産型の2部隊とします。連邦軍も機数では同様のジムコマンドSの3部隊です。
 セットアップは、進攻して来るジオン軍を先とします。中央に機動力が少ないザクⅡ隊を置き、左右にゲルググJ指揮の部隊とドムⅡ部隊を配置します。
 一方の連邦軍は、中長距離戦は不利なため、もっともサイド6に近い盤端に置きます。敵の出方を見て、うまく近距離に持ち込む計画です。

T0
 この方針に沿って、第1ターンの連邦軍の命令は、全て制圧射撃とします。敵の前面に弾幕のスクリーンを張って動きを牽制し、自分のターンに前進して次ターンの先制射撃を狙う作戦です。対するジオン軍は、敵の機会射撃の可能性を考えて2部隊を支援射撃とし、もっとも長距離攻撃力の高いドムⅡ隊を先制射撃とします。
 第1ターンの主導権は連邦軍となり、予定通り、後攻を選択します。
T1 連邦軍の制圧射撃
 ジオン軍は、ドム隊以外の命令が無効になったものの、高い機動力を生かして、制圧射撃マーカーを迂回し、敵に接近します。一番機のゲルググJが中距離に進出すると、前衛のジムコマンドに向かって、ビームマシンガンを発射。これが命中となり、いきなり03号機が誘爆します。
 この無効になった制圧マーカーのへクスから、ザクⅡ隊が浸透し、中遠距離へ進出します。続いて、高機動のドムⅡが先制射撃の後、突進を開始します。決して高い率ではなかったものの、ジャイアント・バズーカを3機に命中させ、強烈な打撃力(威力5×3回)でたちまち、3ユニットをスクラップにします。
T1 ジオン軍が間隙を縫って接近攻撃
 牽制作戦も虚しく、半数近くのモビルスーツを撃破されたサイド6守備隊は、次ターンの乾坤一擲の反撃を狙って、バーニアを吹かしてザクⅡ隊の中へ飛び込みます。
T1連邦軍 一か八かの突進
 第2ターンの命令は、連邦軍は先制射撃で、ジオン軍はゲルググ隊が機会射撃、他の二隊が先制射撃です。運命のイニシアチブは・・・ジオン軍に!
 先手を取ったジオン軍は、ジム隊を取り囲むと、先制攻撃と格闘を組み合わせて、次々と攻撃を仕掛けます。ジム隊も被害を受けながら、装甲の堅さと耐久力を生かして耐えますが、総勢9ユニットの猛攻により、機体限界を超えて次々と破壊されていきます。
T2 先攻はジオン軍!
 先攻ターンが終わった時点で、残ったのは被弾した指揮外のジム2機のみに。なんとか一矢報いんと格闘戦を挑みますが、背後からゲルググJの機会射撃を受け、爆発します。
T2連邦軍、崩壊

 第3ターン、虚しくビームガンを乱射する最後のジムコマンドに、ドムⅡがジャイアント・バズーカを撃ち込んでジ・エンド。
T3
 ジムもザク相手なら分があるものの、高機動で火力のドムⅡとゲルググJは荷が重たかった・・・まあ、史実(OVA)でも一方的にジムが撃破されていたので、正しいでしょうけれども。もう1個小隊を加えても、連邦軍はきついかもしれませんねぇ~。

 全シナリオをプレイ済みとしたので、今月のソロプレイ第4弾は、サイクロプス・アタック(ツクダ)から、オリジナルシナリオです。以後、物語の話数に沿って、プレイして行きたいと思います。
 今回は、第1話「戦場までは何マイル?」から、コロニー内の戦闘シナリオです。アルの住むサイド6に対し、ジオン軍が敵の秘密兵器アレックスを求めて、強行偵察を図った作戦です。
 登場兵力は、ジオン軍がドムⅡの指揮官機にザクⅡ最終生産型が2機(うち1機にバーニィが搭乗)、連邦軍がジムコマンド3機です。
 第1ターン、両軍の命令は、ジオン軍が進撃で、連邦軍が機会射撃とします。主導権はジオン軍で、後攻を選びます。
 先攻の連邦軍は、ドムⅡの高機動力による回り込みを警戒し、地図盤Cの後方にジムを集中配置します。
 対するジオン軍は、進撃による移動力2倍を生かし、マップの右端沿いに進攻してきます。指揮官機のドムⅡは途中で中央部に向きを変えると、前衛のジムコマンドに近づきます。ここで、ジムコマンド02号機が臨機射撃を実行し、徹甲弾を命中させ、2ダメージを与えます。
 ドムⅡもすかさず前進射撃を行い、ジャイアント・バズーカを命中させ、一撃で02号機をスクラップに変えます。さらに前進し、01号機から臨機射撃を受けるものの、こちらははずれ。次ターンに先制射撃を行える位置で停止します。

T1ジオン軍
 第2ターンの命令は、ジオン軍が先制射撃で、連邦軍が機会射撃とします。主導権は狙い通り、ジオン軍に。
 ジオン軍は、ドムⅡが01号機に先制射撃を実行し、ジャイアント・バズーカを命中させます。2ダメージを受けながらも、ジム01号機は臨機射撃を行い、1ダメージを与えます。ドムⅡは前進射撃でシュツルムファウストを撃ち込むものの、こちらははずれに。
 続いて、バーニィ駆るザクⅡが先制射撃で、敵の指揮官機03号機に命中弾を出しますが、ここで03号機がシールド防御に成功し、ダメージは盾に1のみ。
T2ジオン軍 バーニィの射撃命中
 最有効距離に近づくため、前進をするバーニィ機に対し、01号機と03号機が機会射撃を実行し、クリティカル・ヒット!危うく、誘爆は免れたものの、2ダメージを受けます。
T2ジオン軍 機会射撃
 バーニィ機はここで停止し、側面を曝しているジムコマンド01号機にマシンガンで2ダメージを与えます。 
  後方からザクⅡ02号機も前進してきますが、機会射撃、前進射撃とも当たらず。
T2ジオン軍終了時
 連邦軍ターン、機数で劣る連邦軍は、ビームサーベルを引き抜くと、一か八かの格闘戦を挑みます。2機ともに側面を取ったものの、はずれに。
T2EF 格闘戦を挑むも・・・
 至近距離で対峙する運命の第3ターン、先手を取ったのはジオン軍でした。一気に片を付けるべく、バーニィ機が先制射撃を行うもはずれ、引き抜いたヒートホークも宙を切ります。ここ一番で外すとは、へたくそバーニィ!
 流れが変わってしまったかと思いきや、僚機の02号機がザクマシンガンをクリティカルヒット!敵の指揮官機を誘爆させ、ジム01号機がパニックに。
T3ジオン軍が先手で圧勝
 混乱状態の敵に、ドムⅡが至近距離からジャイアントバズーカを命中させ、これで勝負あり。史実とは逆に、ジオン軍の強行偵察隊が1機も破壊されず、勝利となりました。

 今月のソロプレイ第3弾は、「サイクロプス・アタック」(ツクダ)からシナリオ5「コンスコン強襲」です。初代ガンダム好きなら説明もいらないエピソードで、ニュータイプに目覚めたアムロや熟練したパイロットのホワイトベース隊に、ジオン軍の3隻の巡洋艦とリックドム隊が瞬殺されるストーリーです。
 ゲームでも連邦軍の一方的な楽勝かと思われますが、実はリックドム隊はかなり優秀でして。命令が適切で、かつ先手を取れれば、ホワイトベース隊を全滅させることも可能です(実際、事前の演習で考えなしに戦った連邦軍が「5分もたたずに」全滅する羽目に)。
 ジオン軍としては、数を生かして敵の行動を牽制しつつ、リックドムの12移動力(進撃命令ならば18移動力!)でホワイトベース隊の側面または後面に回り込む作戦が、極めて有効です。連邦軍は、命中・防御ともに優秀ですが、敵の半分以下のユニット数のため、機会射撃で迎撃したくても(敵に支援射撃を選択されると)、無効にされます。
 セットアップですが、ジオン軍は先の回り込み作戦のため、最前線にユニットを集中配備します(誘爆の巻き込まれを避けるため、スタックはせず)。これに対し、連邦軍は先手を取ることを祈りつつ、敵の側面を捉える位置で前面に展開します。なお、セイラについては、オリジナル設定としてNT値1を追加しています。

T0
 第1ターンの命令は、ジオン軍が予定通り、半数を支援射撃に半数を進撃に。連邦軍は主導権奪取を願いつつ、先制攻撃に。運命のイニシアチブは・・・連邦軍!
 側面を取ったホワイトベース隊が猛烈な射撃を開始します。まず、アムロの乗ったガンダムがビームライフルを発射。リックドム1番隊の指揮官機に2発のクリティカルヒットを命中させ、瞬殺します(ソロなので、いずれを狙うかはランダムに決めています)。指揮下の2機は、パニック状態と指揮外に。続く、通常攻撃で2番隊を狙ったところ、またも指揮官機に命中!これも爆殺し、やはり指揮下の部隊はパニック状態と指揮外になります。
T1 ニュータイプの神髄
 続いて、スレッガー、セイラ、カイ、ハヤトが次々と射撃を命中させ、残りの2部隊も全て指揮官機を失うことに。さらに、行動可能な指揮外のユニットも狙い撃たれ、連邦軍ターンが終わった時点で、リックドム全12機のうち、7機が破壊され、3機がパニック状態に。行動できるのは指揮外のわずか2機と、この時点でほぼ勝負は決まりました。
 それでも、一矢報いんと、指揮外の2機が反撃に出ます。1番隊のリックドムが爆発を迂回し、敵の指揮官スレッガーのコアブースターを狙います。が、先に熟練のパイロット-スレッガー・ロウが反応し、ビームを発射。これがクリティカルヒットとなり、装甲を貫かれたドムが爆発します。
 ならばと、4番隊のリックドムは、カイの載るガンキャンノンを標的にします。5へクスの最適距離から放たれたジャイアント・バズの一発は、ガンキャンノンの側面装甲を貫通!決して高い率ではなかったのですが、見事、誘爆となり、なんとか一矢報いることに成功します。
T1 リックドム、意地の一撃
 第2ターン、壊走中のリックドム3機のうち、2機が奇跡的に通常状態に回復します。先手を取った連邦軍は、アムロが、回復したばかりの1機を背後から狙撃し、カイを討ったドムにも引導を渡します。さらに、コアブースターのコンビが高速で敵の背後に近寄り、さらに1機を撃破します。
 最後の1機のドムにもビームが命中したものの、誘爆チェックを生き延び、損害を受けながら反撃に転じます。が、回避値の高いコアブースターには擦りもせず。
T2 残りはわずか1機
 第3ターン、高い機動性で再び、背後に回り込んだスレッガーが、ドムのバーニアを撃ち抜き、ジ・エンド。「ぜ、全滅?12機のリック・ドムが全滅?」たぶん、史実より早い1分と15秒くらいで、終了となりました。
T3 全滅
 今回は、連邦軍が先手を取り、指揮官機を殲滅できたことで、かなり一方的になりました。が、確率的にはジオン軍が先手を取れる可能性も1/3強はあり、うまくスレッガー機をつぶせれば、逆もあり得たかと。少なくとも、もう数機は道連れにできたはずでした。

 今月のソロプレイ第2弾は、再び、「サイクロプス・アタック」(ツクダ)からシナリオ3「スチームローラー作戦」です。設定としては、ジオン軍の強行偵察部隊が、市街地にいる連邦軍の前線部隊を襲うというものです。ザク強行偵察型を敵マップ端から離脱させ、敵MSを撃破すればジオン軍の勝利で、逆にザク強行偵察型を撃墜し生き残れば連邦軍の勝利です。
 まず、セットアップですが、連邦軍は2部隊を左右の市街地後方に待機させ、ザク強行偵察型が突破を行えば、機会射撃で撃破する態勢を取ります。対するジオン軍は、ドム1機+グフ2機のカンプグルッペとドダイに載ったドム隊、ザク強行偵察型を編成します。第1ターンの命令で、ザク強行偵察型を遊撃部隊(指揮外にならない)にして、その後、ドム2機をに打撃部隊を再編成する計画です。

T0
 第1ターン、規定により、ジオン軍が先攻となり、盤端から進入してきます。ドム2機が載ったドダイに対し、連邦軍は想定通りの機会射撃を行い、両機とも撃破します。が、幸いにもドムは誘爆に巻き込まれず。ドム・グフのカンプグルッペは、進撃で中央部に進出します。
T1 ジオン軍命令
T1ジオン ドダイ撃墜
 これに対し、連邦軍は1部隊を敵正面に移動させ封鎖をするとともに、1部隊を側面攻撃のために右翼へ迂回させます。
T1連邦軍
 第2ターン、先手を取ったのはジオン軍でした。ドム隊は再編成とし、ドム・グフ隊は敵の動きに合わせるため、待機命令とします。まず、再編成なったドム隊が唯一視認できるジムの先行機を射撃し、ジャイアントバズーカで損害を与えます。そこへ後方からグフが進出し、ジムが機会射撃を行い、今度はグフに2ダメージを与えます。グフもすかさずザクマシンガンを撃ち返し、ジムの先行機を撃破します。
T2ジオン軍 先攻でジム撃破
 続く、連邦軍ターン、2部隊で敵を挟み撃ちにすべく、正面のジム隊が果敢に攻撃をかけます。ジムの放ったビームスプレーガンがグフの装甲を貫通し、誘爆させます。と、ジオン軍がスタックをしていたことが災いし、隊長機であるドムが誘爆に巻き込まれ、爆発!残ったドムもパニックを起こして、無力化されます。これにより、まともに戦闘ができるのは、ドム1機とグフ1機のみに。
T2連邦軍 反撃でドム誘爆、巻き込まれ
 第3ターン、連邦軍が勢いのまま、先手を取ります。右翼から迂回していたジム隊がグフの側面から射撃し、これを貫通し誘爆に。唯一の生き残ったドムは、巻き込まれを免れます。一気に片を付けるべく、残り3機のジムがドムを攻撃しますが、巧みな機動ステップで躱され、命中なし。
 状況はかなり厳しいジオン軍でしたが、ここで03号機のドムはヒートサベールを引き抜くと、そのまま、ホバー移動で突進し、指揮官機のジムコマンドを一閃します。これにより、指揮下にあったジム1機がパニックを起こします。一方、後方で待機していたザク強行偵察型は、高速でジムの脇を駆け抜け、次ターンに突破できる位置に着きます。
T3ジオン軍 ジムコマンドをヒートサーベルで一閃
 運命の第4ターン、主導権を取ったのは、またも連邦軍でした。まず、突破を図るザク強行偵察型に対し、振り向きざまのジムがビームスプレーガンを乱射し、これを撃破してしまいます。これにより、ジオン軍の勝利はなくなります。続いて、指揮官機を含むジム2機が前進して、最後のドムを攻撃しますが、これは当たらず。
T4連邦軍 脱出を図る偵察型を撃破
 怒り心頭のドム03号機は、ここから鬼神の活躍を見せます。2機からの機会射撃を受け、1ダメージを受けながらも、再び、ホバー移動で突進し、指揮官機にヒートサーベルを突き立てます。誘爆する指揮官機を見て、1ユニットがパニックになり、もう1機も指揮外に。そのまま、第二次移動で敵の後方に回り込みます。
T4ジオン軍 鬼神ドムが指揮官機を撃破
 第5ターン、パニックの2機がマップ外に離脱します。残った指揮外のジムに対し、ドム03号機が冷静に先制射撃を命中させ、見事に撃破します。
T5 唯一残ったジムを撃破
 これにより、両軍とも勝利条件を満たせなかったために、引き分けとなりました。
 ジオン軍は突進に備えてスタックしていたことが徒になり、誘爆に巻き込まれて一気に劣勢になりました。いずれかに戦力を集中するという原則は間違っておらず、かつ確率が高い先手を取れていれば、こうはならなかったでしょうが、機動が制限される市街地「あるある」かも。
 一方の連邦軍は、機会射撃がきっちりと決まり、かつ、敵の誘爆崩れで一時は圧勝かと思われましたが、地力で勝る鬼神ドムの逆襲で残念ながら引き分けに。敵が残り1機になった時点で、後退して戦闘を避ければ、かなりの確率で勝てたはずでしたが、「完全勝利」の誘惑に負けました(苦笑い)。

 今月のソロプレイ第1弾は、このところ、熱の入っているガンダム系から「サイクロプス・アタック」(ツクダ)の最大のシナリオ「ジャブロー降下作戦」です。
 ジャブローを模したジャングルと河川のアマゾンマップを舞台に、両軍合わせて、42ユニットという(!)前代未聞の大兵力の激突になります。
 第1ターンに空挺降下するジオン軍は、指揮官Aが4名と指揮官Bが2名おり、指揮系統で若干、勝っています。モビルスーツは9機のザクと6機の水陸両用機が主力ですが、飛び抜けた機動性と装甲を持つドムが3機に、そして実戦では投入が間に合わなかった機動ビグザムがいます。ビグザムは特殊ルール満載で、隣接以外のビーム兵器を無効にするバリア、一度に射界内の全ユニットを攻撃できる全周囲ビーム、そして発射即無条件で誘爆判定(!)という拡散ビームがあります。
 対する連邦軍は、指揮官Aこそ3名ですが、遊撃命令を与えれば指揮外にならない指揮官Bが4人います。モビルスーツはジムが9機とジムキャノン6機に加え、ドム並みの装甲を持つガンキャノン及び量産型が4機に、優秀な攻撃力を持つガンタンクⅡが2機と平均的な質と数で上回ります。
 連邦軍のセットアップは、射撃能力の高いガンキャノン系とガンタンクⅡを2隊に編成し、さらにそれに次ぐジムキャノン3機の1隊を作ります。これだとジム6機とジムキャノン3機が指揮外となりますが、ビグザムも攻撃可能なキャノン系に先制または機会射撃の命令を多く与え、序盤に敵を大きく削減する火力型編成です。
 一方のジオン軍は、最強のビグザムにドムを加えたエリート隊に、露払いのザク部隊を2隊、最後にゴックの1隊とします。ビグザム隊とザク隊で果敢に攻撃をかけ、消耗戦上等で敵の兵力を削減し、隙を見て水陸両用モビルスーツを盤端から突破させる狙いです。
 第1ターン、ジオン軍は全ユニットが降下に成功します。ジオン軍は2隊を支援射撃にあて、2隊に進撃命令を与えて、早急に攻撃態勢を作る作戦です。一方の連邦軍は、当初の計画通り、全部隊に機会射撃を発令し、移動する敵を集中的に攻撃する態勢です。

T1 降下と命令
 先攻は、連邦軍が取ります。機会射撃のために少しでも射界を広く取れるよう、各部隊が前進します。合間に通常の攻撃をかけ、1機でも敵を損耗または削減するはずでしたが・・・。ガンタンクⅡが後方から正確な射撃で、ザクⅡにキャノンを命中させ、一撃でスクラップに換えます。さらに、ダメ元でジムキャノンがビグザムに放った一発が、クリティカル・ヒット!25%と決して高くない誘爆判定で、なんと1!!あり得ない僥倖で、いきなりビグザムが爆発し、しかも配下のドム3機が全てパニックに陥ります。
T1連邦軍
 ジオン軍はエリート隊が崩壊し、唯一援護可能なザク隊も閃光と地形で射線が取れず、敵射撃を牽制する支援射撃を行えず。なんとか高速移動で体勢を立て直そうとしますが、猛烈な機会射撃を受け、さらに1機が爆発し、混乱状態が続きます。
T1ジオン軍
 第2ターン、パニックを起こしたドム2機が、何もできないうちに戦場から敗走します。ジオン軍は再編成を行い、生き残りを指揮下に入れます。連邦軍は、またも機会射撃を選択します。
 ここで、ジオン軍が先手を取れれば、まだ、チャンスはあったのですが、混乱状態のユニットのせいで、イニシアチブは連邦軍に。
  敵が体勢を立て直す前に数で圧倒するため、連邦軍は果敢に前進し、攻撃をかけます。これにより、指揮官機のザクⅡ3号機がスクラップになり、やっと指揮下に入ったばかりのアッガイ2機も爆発します。
T2 たたみかける連邦軍
 ジオン軍はマップ南端からゴッグが一か八かの突進をかけますが、中央部に進出したガンキャノン隊が臨機射撃で捕捉し、側面を撃ち抜いて破壊します。やむなく、他の部隊は北部の密林を縫って転進します。開けた地形に出た前衛のザクが反撃し、ジムとジムキャノン各1機にダメージを与え、気絶させます。が、ギリギリ、射線を通したガンキャノンとガンタンクⅡの機会射撃で、さらに2機を撃破されます。
T2 北辺に集中し、反撃を試みるジオン軍
 第3ターン、せめて一矢を報いたいジオン軍は先手を祈りましたが・・・三度、イニシアチブは連邦軍に。
 圧倒的な戦力差とした連邦軍は、猛烈な前進をかけ、数の力で命中弾を連発。結果、ジオン軍はわずかに指揮官機のザクⅡを残すのみに。
T3ジオン軍のザクのみ
 もはや勝負は決しましたが、ザクⅡは有終の美を飾るべく、ガンキャノンに白兵戦を仕掛けます。振りかぶったヒートホークを叩き込み、3ヒットを与えますが、優秀なDCPにより誘爆せず。ザクⅡは一旦、後方の森林に後退します。                           
  第4ターン、気絶していたジムとジムキャノンも回復し、連邦軍は一機の破壊もなし。連邦軍は、ザクⅡに引導を渡すべく、キャノン系で近距離の射撃戦を掛けます。
 ここで、指揮官機ザクⅡが意地を見せます。接近してきたガンキャノン量産型に、二度の機会射撃を命中させ、後1ダメージまで追い込みます。が、後方から援護に駆け付けた量産型のキャノンが命中。装甲を打ち抜かれた最後のザクが火球と化し、ゲームセット。 結果、ジオン軍14機が破壊され、5機が戦場離脱、かつ、連邦軍の破壊はなし!というパーフェクトゲームに。ビグザムを一撃で撃破するという僥倖はあったものの、流れとは恐ろしい。
T3連邦軍
 ちなみに、こんなバランスが悪いのかと誤解されないためにお伝えすると、事前の練習プレイでは、ビグザムが大暴れし、わずか1機で連邦軍のモビルスーツ7機を撃破。かつ、水陸両用モビルスーツが、接近戦でジムを次々に破壊して、大量突破。ジオン軍の勝利でした。                                        

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