歴史・戦史研究「ちはら会」Drei

この会は、主にシミュレーションという手法を用いて、歴史・戦史を楽しもうという、有志の集まりです。興味ある時代をテーマに選び、図上演習(シミュレーションゲーム)を通して、文献研究では得られない「動きのある歴史」を見つめます。 「ちはら会」では、現在、会員を募集しています。年齢や資格等を問わず、興味のある方ならば、どなたでも参加できます。関心のある方は、下記にご連絡ください。 Eアドレス. chiharakai@apost.plala.or.jp (代表.mitsu)

2020年09月

 続いて、今月のソロプレイ第2弾は、洛東江の戦いに引き続き、「仁川上陸作戦-マッカーサーの賭け」(CMJ)です。CMJ誌に掲載された唯一(!)の朝鮮戦争アイテムで、もう20年以上前になります。ずっと、タンスの肥やしになっていたのですが、朝鮮戦争アイテムの流れで、やっとプレイにこぎ着けました。
 ゲームシステムは、補給判定-移動-戦闘-回復といった通常の作戦級です。部隊規模は大隊~中隊で、ZOCあり。地形としてはフェリーでしか渡河できない漢江、航空ポイントが増える金浦・水原飛行場があります。また、防御力+2、練度+1となる陣地を、2ターンを費やして構築することができます。
 戦闘は、メイアタックのWWⅡの標準仕様で、2:1でイーブンです。任意退却で損害を軽減できますが、基本は消耗型のCRTです。大きな特徴としては、強力な砲爆撃と練度の差があります。
 砲爆撃は、砲兵等の火力を戦闘力に(制限なく)加算できるもので、各ターンに一度のみ、使用できます。朝鮮人民軍には、増援を入れて、のべ16火力の砲兵部隊があります。対する国連軍は、砲兵は20火力弱ですが、空軍が最大35ポイント、艦砲射撃が最大51火力で、合わせて約100火力(!)があります。投入火力が10を越えると練度チェックを行い、1d6して練度値を越えると、ショック状態に(戦闘力/移動力ともに1/2)になります。
 さらに、各ユニットには練度があり、この差の分がプラスマイナスされます。国連軍は攻撃の主力となる海兵隊が練度5であり、初期の朝鮮人民軍が練度2-3なので、前半は国連軍有利に2-3のコラムシフトがあると考えていいです。
 勝利条件(終了条件)がソウルの陥落なので、国連軍は上記を合わせて、砲爆撃を集中し、陣地があろうかなかろうが、一点突破を図ります。一方からの攻撃だけだと、縦深の遅滞行動を取られるので、史実通りソウルの西側からの主攻に、南・東からの助攻で、敵兵力を分散し、ソウルを孤立化させる作戦が有効です。
 朝鮮人民軍としては、砲兵の防御射撃を有効に使いながら、できるだけの遅滞行動を行います。練度の高い増援部隊を待って、ソウル市内に立て籠もることを目指します。唯一の組織的反攻が期待できるのが南部で、策源地の水原を保持しながら、第105戦車師団の到着を待って、安東から永登浦への進出(国連軍の左翼部隊の補給切断)を狙います。

T0
  数回のソロ演習を経て、本戦に。まず、セットアップですが、朝鮮人民軍の仁川守備隊は、月夜島は放棄し、ブルービーチも1ユニットだけに。残りは全て、地形効果のある市街地に集中配備します。それでも猛烈な艦砲射撃の前には全滅するでしょうが、少しでも多くの砲撃を惹き付けるようにします。
T0 仁川周辺
 ソウル周辺では、外郭に陣地を構築するように歩兵タイプを配置します。残りの歩兵タイプは移動チェックで漢江沿いに展開できるように、北側に集中します。兵力が足りない東側は戦車中隊で薄い阻止線を引きます。
 最後に水原の第70連隊は、国連軍がまさかの南進をしてきた場合に備え、陣地構築を目的に展開します。
T0 ソウル近郊
 第1ターンは上陸侵攻ということで、通常と手順が異なります。国連軍の移動フェイズはなく、その代わりに2回の攻撃(上陸戦闘)ができます。さらにこのターンに限って、強力な艦砲射撃を2回行えます。よって、上陸は100%成功し、 史実が再現できるようになっています。朝鮮人民軍は、移動-戦闘ができますが、移動は練度チェックに成功しなければならず(ほとんどが1/3の確率)、かつ戦車部隊は移動できません。実質、反撃は不可能です。
  第1上陸戦闘フェイズでは、月夜島へ海兵隊1個大隊が無血上陸を果たします。同時に、艦砲射撃と空襲で、仁川と金浦飛行場守備隊をショック状態にします。
 朝鮮人民軍は、金浦飛行場守備隊の1個大隊が練度チェックに成功したので、長躯、仁川方面に進出させ、捨て鉢の戦車中隊と合わせて、第2ターンの阻止線をかろうじて形成します。これ以外は、計画通りに陣地構築と漢江沿いの展開を行います。
T1UN1
  第2上陸戦闘フェイズでは、海兵隊主力が仁川守備隊を粉砕し、史実同様にこれを確保します(これにより、以後の増援が最短で登場できることに)。また、余剰の砲爆撃力を持って、敵の阻止線の戦車部隊や漢江沿いの敵部隊をショック状態にします(特別ルールで第1ターンにショックになったユニットは、第2ターン終了時まで回復できない)。
T1UN2
  第2ターン、アスコム市を軸とする薄い防衛線に、増援を含めた国連軍の3個大隊が襲いかかり、全滅させます。同時に、敵を猛爆撃し、移動の自由を奪います。
T2UN
 朝鮮人民軍は、前ターンから構築中の陣地を作り上げると、ソウルからHaengjuにかけ漢江北岸に防衛線を展開します。
T2
  第3ターン、国連軍は逃げ遅れた金浦飛行場の守備隊を捕捉し、殲滅するともに、主力の海兵隊をもって、Haengjuに渡河攻撃をかけます。地上部隊はわずかに7戦力でしたが、艦砲や空襲、砲撃を集中し、36火力とします。都市の地形効果で、戦闘比は3:1に低下しましたが、練度差で-2drmを得ます。結果は・・・見事にDE!戦闘後前進により橋頭堡を確立すると、追加追撃で2カ所の陣地構築作業を中止させます。
T3UN
 朝鮮人民軍は、やむなく、歩兵を縦深に配置し、再構築を試みますが・・・。
  第4ターン、国連軍は漢江を渡河した4個大隊で橋頭堡を広げ、ソウル市に向かってじりじりと前進します。同時に、ソウル東側では、海兵隊1個大隊が砲兵と空軍支援のもと、強襲渡河を敢行します。対岸を守備していた戦車中隊が壊滅し、こちらにも橋頭堡が築かれます。
T4UN
 朝鮮人民軍は、かろうじて市街地周辺に陣地を作ると、なけなしの兵力を転用して、東側に薄い防衛線を引きます。 
T4
 第5ターン、国連軍は激しい砲爆撃を繰り返し、西側の防衛線を圧迫し、市街地まで2へクスに迫ります。また、東側でも、計算し尽くされた空爆と地上攻撃で2ユニットを壊滅させ、橋頭堡を拡充します。また、南側では第187空挺連隊を軸とした安東防衛線を引きます。
T5UN
  朝鮮人民軍は、この日の増援の第25独立旅団(高練度)を投入し、防衛線を再構築します。同時に南部では国連軍を牽制すべく、第70歩兵連隊が北上を開始します。
  第6ターン、国連軍は向かうところ敵なしの艦砲射撃を継続し、Ansan Hillを攻略し、市街地の隣接へクスに辿り着きます。一方、敵の主防衛線はかなり強化されたため、延翼機動と攻撃で揺さぶりを掛けます。南側では敵の接近に伴い、陣地構築に入ります。
T6UN
  第7ターン、ソウル市街戦が開始となります。国連軍は艦砲の届く漢江沿いの市街地に攻撃をかけ、これを占領します。同時に、ソウル自体を包囲すべく、北と東で攻撃をかけます。
 これにより、ついに守備部隊が足りなくなった朝鮮人民軍は、市街地中央に砲兵部隊を撤退させると、その周りにハリネズミの陣を展開します。一方、南部では到着した第105戦車師団の1個大隊を加え、敵の空挺連隊の陣地に初の反撃を実施しましたが・・・drにも恵まれず、1ステップロスを受けて、敗走します。
T7UN ソウル市街地攻撃開始
  第8ターン、国連軍は到着したばかりの第7海兵連隊を南部に投入し、3カ所で反攻に出ます。いずれも敵を壊滅させ、水原への道を切り開きます。
T8UN 南部での反攻
 そして、メインのソウル市街戦では、南側から戦車を伴った5個連隊が牽制攻撃をかけます。朝鮮人民軍は、牽制とわかっていても、ここを取られると砲兵が隣接され、防御支援ができなくなるため、やむなく全火力を持って突撃破砕砲撃を実施しましたが・・・国連軍がDEを出し、砲兵が無力化されます。これにより、圧倒的な艦砲射撃を凌ぐことはほぼ不可能となり、7:1の最高比攻撃で首都へクスが陥落。この瞬間、国連軍がサドンデス条件を満たし、勝利となりました。史実より3日ほど早い、ソウル奪還でした。
T8UN ソウル総攻撃
 今回、国連軍は敵の砲兵の影響とCRTを綿密に計算して、砲爆撃を行ったため、極めて効率よい戦闘となりました(そのために、自作で砲爆撃力マーカーを自作した甲斐がありました)。国連軍の艦砲射撃等は強力無比であり、戦闘drにも恵まれたため、朝鮮人民軍がかなりの速度で消耗し、十分な縦深防衛線が引けなくなったことが勝因でした。

 今月のソロプレイは、開戦70周年記念となる朝鮮戦争(動乱)アイテムから「釜山橋頭堡」(Schutze Games)です。その名の通り、浦項-大邱-馬山の洛東江ラインの釜山橋頭堡を巡る戦いで、開戦以来怒濤の進撃を続ける朝鮮人民軍(北朝鮮軍)がここを突破すれば、最終目的地の釜山を奪取できる状況でした。
 朝鮮人民軍(北朝鮮軍)は原則として師団、アメリカ軍は連隊、韓国軍は師団規模の作戦級です。通常の移動-戦闘に加え、第二次移動として戦車は3移動力で、また、朝鮮人民軍は浸透移動(ZOC to ZOCの直接移動)の試みができます。この浸透移動が厄介で、回り込まれた国連軍は補給切れになり、反撃で叩き出さなければならず、消耗型のCRTもあって、損害が嵩みます。また、アメリカ軍司令部の2へクス以内は、副ZOCと称して移動力が+1となります。いわゆる阻止砲撃や空軍による交通妨害を表しているのですが、朝鮮人民軍の歩兵は3移動力しかなく、展開が大きく阻害されることも。
 戦闘は戦闘比で解決し、損害数分のステップロスとなります。戦闘比3:2がほぼイーブンです。2ヒット以上ならば、1損害分を1へクスの退却で消化できます。朝鮮人民軍は、補給の消費か余分に1ステップロスすることで、万歳突撃(戦闘力2倍)ができます。コラムシフトとしては、両軍が使用できる司令部、戦車支援シフトに、国連軍だけが使用できる航空、海軍シフトがあります。
 空軍はこの戦闘修整の他に、敵の補給カウンターの爆撃(1/3で成功)や戦略的補給路の破壊(1VP)もできます。
  コンポーネントはDTPで補助マーカーが少ないので、支援がわかりやすい追加カウンターと日本語チャートを自作してみました。

T0
 指示に従ってセットアップを行い、ゲームスタートです。
 第1ターン、朝鮮人民軍は史実通り、洛東江全域で攻勢に出ます。北部では盈徳及び山地で3:1と4:1の攻撃をかけ、韓国軍第3師団を1/2で退却に追い込みます。すでに消耗していた第8師団は壊滅に。大邱方面では2個師団が洛東江の渡河攻撃を行い、5:1の最大比で、アメリカ軍騎兵師団の1個連隊を撃滅します。南部では、馬山近郊で精鋭第6師団と戦車・オートバイ連隊が、突出していた第25師団の2個連隊を攻め、1個連隊を殲滅します。が、最南端の1個連隊は、航空支援のおかげで損害なしとなります(0/0)。
 第二次移動で、第25師団の1個連隊は包囲され、北部でも浸透移動により、韓国軍2個師団が山地で緩包囲となります。
T1N
  脱出のため、韓国軍2個師団が浸透してきた敵の歩兵連隊に攻撃をかけますが、空軍まで使用しても効果なし。山岳の韓国軍が使用できなくなったため、国連軍はやむなく第1騎兵師団の1個連隊と司令部で間隙を埋めます。南部では、第24師団と第25師団でスタックを組み直し、馬山の防御を固めます。唯一の戦果は、補給カウンターを狙った空爆で中央の1個部隊が壊滅します。
T1U
 第2ターン、北部では浸透で生き残った朝鮮人民軍の1個連隊が敵の背後に回り込み、正面からの圧倒的戦力と合わせて、第1騎兵師団の1個連隊と司令部を半壊させます。が、浦項を狙った強襲は空軍に阻止され、1/0となります。また、山岳に包囲した韓国軍騎兵師団への攻撃も空爆により、効果なしに。南部では逃げ遅れた1個連隊を包囲殲滅したものの馬山攻撃にはたどり着けず。
T2N
  国連軍は増援の第5旅団を馬山戦線に投入し、南部を安定させると、北部で反撃に出ます。突出していた朝鮮人民軍の1個連隊に騎兵師団が逆襲をかけ、これを殲滅。また、山岳でも1個連隊を撃破します。
T2U
T2終了時
 第3ターン、南部での攻勢の見込みがなくなった朝鮮人民軍は、北部での猛攻に切り替えます。山地で包囲している韓国軍騎兵師団に主力を向け、4:1で殲滅します。同時に、アメリカ軍海兵旅団が籠もる大邱に対し、戦車を含む歩兵の大軍が万歳突撃を敢行!司令部支援、戦車支援に、空軍による阻止空爆の激戦を制し、朝鮮人民軍が市街地の奪取に成功します。ステップロスした海兵旅団は、背後の山地へ逃げ込みます。一方、手薄になった中央部に対し、5個歩兵連隊がこちらも万歳突撃による渡河攻撃を行います。第29旅団はこれを支えられず、潰走。が、強襲を行った朝鮮人民軍も2個連隊を失う大損耗に。
T3N
  国連軍は増援や補充を投入して、戦線を補強するとともに、浦項の海岸線を浸透してきた敵の歩兵連隊を、艦砲射撃と空爆下での逆襲で排除します。
T3U
 第4ターン、勢いに乗る朝鮮人民軍は、消耗した第29旅団を追撃し、中央部の山岳地帯に進出。その後、浸透移動で海兵旅団を包囲します。また、北部で包囲下にある韓国軍を攻撃し、損耗した1個師団を撃破し、VPを上乗せします。
T4N
 国連軍は貴重な予備兵力をかき集めると、中央で包囲を行っている消耗した敵歩兵師団に戦車、司令部、空爆の3シフトで反撃をかけ、これを撃破し、海兵旅団の救援に成功します。
T4U
 第5ターン、いまだ戦力はあるとは言え、攻勢と反撃でかなりの兵力を消耗した朝鮮人民軍は、戦線を整えると、部分的な攻勢に切り替えます。空軍基地を抱える浦項と山岳に包囲されている韓国軍師団に3:1攻撃をかけ、損耗させます。
 
T5N
  一方の国連軍は到着した増援をつぎ込み、中央の山岳地帯と浦項で反撃をかけ、2個連隊を壊滅させます。
T5U
 第6ターンもほぼ同様の展開で、消耗だけが嵩みます。
T6N
 第7ターン、こちらも増援で増強された朝鮮人民軍は、再び、浦項に万歳突撃を実施しましたが、drに恵まれず、相打ちに。
T7N
 と、これまで耐えに耐えていた国連軍が、作戦的な反攻に出ます。前ターンに中央の山岳地帯を取り返していた第8軍は、大邱に居座る歩兵師団に対し、空爆と戦車支援、司令部支援を集中し、4:1でこれを殲滅します(0/3!)。
T7U 大邱奪回
T7終了時
 完全に守備体制に入った朝鮮人民軍に対し、第8ターンに洛東江の中央部を逆渡河して、側面を押し上げます。
T8U
 第9ターンには、南部でも反攻を開始し、馬山を完全解放し、補給切れとなった第6師団とオートバイ連隊を壊滅させます。
T9U
 唯一、生き残った戦車連隊に北部戦線の戦車連隊が呼応して反撃し、脱出に成功しますが、あとは国連軍が押しまくる展開に。
T13N
 それでも、朝鮮人民軍は補充を有効に活用して、損耗した部隊をローテして、大突破を許さず。最後は6個師団相当まで撃ち減らされますが、物量の国連軍の猛攻に耐え、ゲームエンドに。
T14U
 VP計算をしてみたところ、NKPA40点、国連軍34点により、国連軍の戦術的勝利となりました。あと、6点あれば、国連軍の決定的勝利となったわけですが、序盤の大邱占領と韓国軍4個師団の壊滅で、朝鮮人民軍が踏みとどまった形になりました。
終了時
VP


朝晩の気温が少しずつ下がってきて、過ごしやすい季節になりつつあります。コロナもここまでは猛暑と多湿のせいか、猛威とまでは行かず。このまま、ワクチン供給まで、低空飛行になってくれれば、いいのですが。
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 10月のちはら会の予定をお知らせします。今回も、コロナ感染症への十分な予防対策をお願いします。また、施設の使用が直前に変更になる可能性がありますので、当日のお出かけ前にモニターください。

[日時]10月3日(土)10:00-20:00
[会場]おゆみ野公民館 第2講習室
[住所]千葉市緑区おゆみ野中央2丁目7-6
[アクセス]
 京成電鉄千原線「学園前駅」または「おゆみ野駅」から徒歩10分
 または、JR鎌取駅発小湊鉄道バスでおゆみ野中央二丁目バス停降り、徒歩1分(20~30分おき)
[参加費]無料
[持ち物]ゲームとゆとりと常識

 イメージは、9月と言えば関ヶ原ということで、前回、プレイした「関ヶ原大作戦」(GJ)を再び。

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 こちらも、続けてシナリオに挑戦したい「GUNDAM THE GAMES」(アークライト)。いつものように、自分以外であと3人を募集です。
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 明日からにっくきジャイアンツとの「決戦」で、クライマックス・セも持ち込みます。
青柳
 こちらが、ついつい、ポチってしまった「TIME TRIPPER」(SPI)。ベトナム戦争のアメリカ兵がドラッグでラリっていたらタイムワープという、いろんな意味でアブナイ要素が満載。ただ、プレイの評価は高く、チーム戦も行けるそうで。ソロ演習が間に合ったら、持って行きます。
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 この日の最後の対戦が、ツクダの精密戦闘級の「サイクロプス・アタック」です。オリジナル・シナリオとして「第1話 戦場までは何マイル?」でのジオン軍対サイド7防衛軍の戦いとします。ジオン公国軍(mitsu)対地球サイド7防衛軍(ybs)の陣営です。

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 第1ターンのプロットは、ともに「進撃」です。イニシアチブをジオン軍が取ったので、後攻を選びます。
 先攻のサイド7防衛軍は、敵の機動を警戒し、後方のビル群に止まります。これに対し、ジオン軍は敵に倍する機動性を生かし、ドムⅡがマップ端をかすめながら突進します。5へクスからジャイアントバズを撃ちますが、これははずれ。次ターンに向けて、距離を取って、若干、後方に下がります。後ろからは、バーニィと一般兵の乗ったザクⅡ最終量産型が追随し、敵の側面を取る位置に停止します。

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  第2ターン、イニシアチブは、続けてジオン軍。「先制射撃」命令を選択していたジオン軍が、先攻で攻撃を開始します。一般兵のザクⅡが、正確な射撃でジムコマンドに命中弾を出します。実体弾のため、誘爆アドバンテージはなかったのですが、ああ、これが誘爆に。しかも指揮官機だったため、残りのユニットが士気チェックを強要され、一機がパニック状態になり、一機が指揮外に。
 こうなると、もはや一方的な展開に。バーニィの乗るザクⅡが先制と通常射撃の両方を命中させ、混乱状態のジムが誘爆。最後に、ドムⅡがヒートサーベルで敵機の腹部を両断し、これも誘爆。機体性能を生かしたジオン軍の勝利となりました。

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  続いて、陣営を入れ替えて、ジオン公国軍(ybs)対地球サイド7防衛軍(mitsu)の第2戦に。両軍は距離を取って、移動を終了します。サイド7防衛軍は、森の中に分散して敵を待ち受ける風を装います。

T1

 第2ターン、両軍の取った作戦は、ともに「進撃」。サイド7防衛軍としては、敵が警戒してゆっくり前進してきたところで、ジムコマンドが一斉に前進し、次ターンに先制攻撃をかける計画だったのですが・・・。

 先攻のジオン軍は、なんとドムⅡ単独で高速突入してきます。秘かに側面に配置していた指揮官機の03号機に、バズーカを発射。森の防御効果と指揮官の修整で外れとなるも、体格差を生かして体当たりに。当然、ジムコマンドはこれを回避したものの、近接戦闘で一方的に3ヒットを受けます。
 あやうく、撃破されかかった03号機は、徒歩に切り替えてドムⅡの背後に出て、ビームサーベルを叩き込みます。当然、反応さえできないドムⅡは、誘爆こそ免れたものの、機体に4ヒット受けます。さらに反転した02号機が至近距離からマシンガンを撃ち込み、さらに1ヒットを与えます。止めは、後方にいた01号機で、射撃は外したものの、果敢な突進でドムⅡに近接戦闘を仕掛け、これを見事、撃破します。指揮官機を撃破されたジオン軍は、一般兵がパニック状態になり、バーニィ機が指揮外に。

T2 ドムⅡを撃破
 第3ターン、圧倒的にサイド7防衛軍が有利なものの、指揮官機は残り1HPであり、逆転の可能性があります。サイド7防衛軍は念のため、「機会射撃」の命令を選択します。
 イニシアチブは、ここでジオン軍!たった1機、稼働しているバーニィのザクⅡ最終量産型は反転して、敵の指揮官機を狙いに行きます。が、これは想定内で、ジムコマンド01号機が回避しづらい背面から射撃を浴びせ、2ヒットを与えます。それでもバーニィ機は前進を続行し、敵の指揮官機を視界に収めますが・・・これを想定していた03号機が至近距離から機会射撃を見舞い、機体を蜂の巣にします。この時点で、残っているのはパニック状態で逃走中のザクしかいなくなり、サイド7防衛軍の勝利としました。
T3 回り込もうとしたバーニィ機を臨機射撃で粉砕!

 午後になって、人数が揃ったところで、「GUNDAM THE GAME」(アークライト)を対戦することに。このゲームは、ストーリーパネルに沿って進む物語で、ミッションをクリアしていき、時間内にエンディングまでたどり着けるかを競う、協力型ゲームです。途中、いくつか選択肢がありますが、キャラ特性とdr根性で解決していくもので、RPGの変形版でしょう。
 受けがいいのは、非常にコンポーネントが豪華でして。6フェイズ(シナリオ)の全てに、専用のキャラボード、ストーリーパネル、メカニックカード、さらに組立型ユニットまで有り、ファーストガンダムを愛する世代には見て楽しむ要素も満載です。内容自体は、ブックレットで(安価に)できるのでしょうけれど、あえて見せ方に拘った作品です。
 ちなみに、第二弾としてジャブロー編があり、地上と地下基地の立体地図(!)になっていたり、間もなく発売予定の第三弾めぐりあい宇宙編では、三層構造のア・バオ・アクーが付くそうで。
 今回は、推奨の4人プレイです。まず、キャラを選んで、フェイズ1に取りかかります。 
 アムロ(mitsu)・カイ(ybs)・セイラ(平)・フラウ(BIBI)

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  第1話「ガンダム、大地に立つ」らしく、緊急警報でシェルターに逃げ込んだところ、デニムのザクが襲いかかり。キャラ、全員での協力drでこれを撃破します。これで、フェイズ(シナリオ)をクリア。
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  ファイズ2は、サイド7からの出港からルナツーへの逃走を扱うもので、アムロ(BIBI)・ハヤト(mitsu)・ブライト(ybs)・セイラ(平)を選択。キャラの巡り順とパネルのつなぎ間違いがあり、もたついている間に時間切れでゲームオーバー。
 やり方がわかったので、2回目に挑戦。時間的にはギリギリでしたが、無事に出港に成功します。
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 そこへ、お約束のシャアが襲いかかり。が、ゲーマーらしく最も効率のよい攻撃で、パプアを破壊し、フェイズ(シナリオ)をクリアしました。う~む、本当ならガデムが出てくるはずでしたが、あまりに早すぎて老兵が間に合わず(苦笑い)。
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 今回のプレイでわかったのは、ゲーマーだと、まず、スキルアップやアイテムゲットに走り、また、よくストーリーを知っているので、「この時のブライトなら戦闘は選ばない」とか「セイラも民間人を優先するはず」とこだわって行動しがちでして(笑い)。おかげで、ゲーム展開で時間切れになることも(さすが、ガンダム原理主義!)。ともあれ、あと、4つのストーリーがあるので、次回も持ち込みます。

 続いて、取り組んだのは、当会の手番と言える「Ships & Tactics」(グループ乾坤一擲)です。今回、新作のマクロス7デッキが加わったとのことで、初のマクロス三陣営対戦(!)をすることに。マクロス(エンジョウ)・マクロスフロンティア(mitsu)・マクロス7(平)です。

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 序盤、操船キャラと艦載機の揃ったマクロスフロンティア(mitsu)が、早々にダイダロスアタックを実行し、VPを稼ぎます。このまま、荒稼ぎと2回も実行しますが、さすがに両陣営から攻撃を受けて、バトルフロンティアが撃沈されます。
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 その後は、地道な砲雷撃や艦載機戦、マクロスキャノン等の応酬で各陣営がVPを重ね。終盤、マクロス7(平)が突進を始めると、マクロス(エンジョウ)・マクロスフロンティア(mitsu)も続き、なんと3陣営がダイダロス・アタック態勢に!
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  鎬を削った攻撃重視の消耗戦の結果、全陣営が15点前後の差の接戦となり、鼻の差で抜け出した元祖マクロス(エンジョウ)の勝利でした。

 GUNDAMでこだわりを見せた後、同じ4名で「Quarter Master General」(HJ)を対戦しました。最大6名までプレイできるアイテムで、以前、オフ会で2人でプレイしたのですが、さすがにきつかった思い出が。とはいえ、人数がいれば、思考負担が少なく、やりやすいゲームかと。
 内容をあるゲーム紹介から抜粋すると、
「第二次世界大戦の列強国を率いて、補給戦の観点から自陣営を勝利に導く、戦略級のシミュレーションボードゲーム「主計将校:第二次世界大戦の補給戦」日本語版。
 あなたは枢軸国(ドイツ、日本、イタリア)か連合国(アメリカ、イギリス、ソビエト連邦)の1国以上を担当し、自陣営のためにできるだけ多くの勝利点の獲得を目指すことになる。
 軍隊の建設や戦闘などはカードプレイで実行され、星付きの補給スペースを占領することによって勝利点を得たり、カード上に示されている戦略的条件に応じて勝利点を得ることができる。
 そのため単に個々の戦闘に勝利するだけではなく、敵の補給線を破壊し、その軍隊を降伏させることが勝利のために必要となるだろう。
 各国ごとに国力とドクトリンを反映した特徴のあるカードプールをもとに、カードプレイで敵国に対して戦略的優位を得ることを目指す、プレイアブルな戦略級ゲームです。」
 第1戦は、ドイツ(平)・日本/イタリア(BIBI)対イギリス/アメリカ(mitsu)・ソ連(ybs)で対戦。序盤から中盤まで、アメリカのアシストでイギリスとソ連が勢力を伸ばし、一時はヨーロッパから敵軍がいなくなる(!)展開に。
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 ドイツがやっと「電撃戦」で蹂躙を始めるも、イギリスが「エニグマ情報」を投入し、これを無効に。
 が、そこから、枢軸軍が「ノルウェイの鉄鉱石」とか通商破壊等で地道に得点を切り返し。それを防ぐ手もあったのですが、自軍のカード周りにとらわれて、協力態勢が崩れ、欧州情勢が一転。最終盤に逆転を許し、枢軸軍の勝利に。
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 第2戦は、県境を越えて来場のSさんを加え、ドイツ(ybs)・日本/イタリア(S)対アメリカ(BIBI)・イギリス(平)・ソ連(mitsu)の5人プレイに。
 連合軍がVP地点を抑えて、序盤からリードしますが、枢軸軍は肝心な健軍カードが来ず、占領地が広がらず。あるいは、海洋伝いにオーストラリアを取ったのはいいのですが、中国進出が遅れ、VPがジリ貧に。
 結局、前半で30点差が付き、サドンデス勝利に。
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  第3戦は、ドイツ(平)・日本/イタリア(ybs)対アメリカ(mitsu)・イギリス(BIBI)・ソ連(S)の接戦に。両陣営とも、各国がきっちりと役割を果たし、VPは連合軍のやや有利で推移。
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 途中、イタリアが拡張しすぎた隙を突いて、補給線を遮断し、3部隊を撃破。そのまま、ソ連がバルカンとイタリア本土に流れ込み、枢軸軍の反攻を抑えて勝利しました。
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 その後、組み合わせを変えて、ドイツ(Tommy)・日本/イタリア(平)対イギリス/アメリカ(BIBI)・ソ連(kawa)で例会最後の第4戦に突入し、連合軍が押し切っていました。
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 この日の初戦は、変形カードドリブンの「関ヶ原大作戦」(GJ)です。戦国好きのエンジョウさんをお誘いし、東軍(mitsu)対西軍(エンジョウ)でインストプレイでしたが・・・。
 序盤、やたらと西軍カードが回り、第1ターンに安濃津城が落ち、かつ、毛利勢があっという間に活性化します。大津城も落ち、数ターンたたずに秀頼が出陣することに。

T1 宇喜多が安濃津城を占領
ああ、福島が返り忠
 東軍も、なんとか岐阜・犬山城を落とし、先鋒が赤坂に到達します。
 と、ここで西軍は毛利輝元・秀頼が最前線に出て、恫喝に。この賭は失敗し、福島隊の連続攻撃で、毛利輝元が討ち死にし、秀頼も風前の灯火になりましたが・・・間一髪、宇喜多の増援が間に合い、サドンデスを免れます。
前に出すぎた毛利が風前の灯火に
 東軍は家康が登場し、一路、赤坂へ。と、今度は宇喜多隊と突進した秀頼が、再度、福島隊に恫喝。「市松、太閤殿下の御恩を忘れたか!」これに動揺した福島正則が、西軍に返り忠!
早くも、秀頼出陣
 怒り心頭の家康が再度、寝返りを目論見、接近しますが、西軍は福島隊を後退させてしまいます。ならば、秀頼を討ち取るまでと、宇喜多隊を攻撃しますが、膠着しているうちに、今度は池田・細川隊が西軍に返り忠し、家康本隊を攻撃します。
池田、細川も寝返り
 「あやつらに、鉄砲を撃ちかけよ!」内府の怒声におびえた池田・細川隊が再度、東軍に寝返ります。
 が、この隙に宇喜多隊が、家康本隊を直撃!凄まじいdrで、家康隊がわずか1ユニットに。背後を遮断された徳川は後退もできず。
包囲された東軍
 迎えた次ターンの先手は・・・宇喜多隊!秀家の号令の元、放たれた一斉射撃で、家康隊が壊滅し、西軍のサドンデス勝利となりました。
家康討ち死に
 東軍は実直な手を打ったはずですが、ライトアイテム故のブレもあり。形としては、総大将が討ち取られる(あるいは寸前)という、盛り上がったシーソーゲームでした。

 残暑厳しい9月はじめに、第185回ちはら会を開催しました。前回と打って変わって、いつもの常連さんから各地のベテランさん、県境を越えてSさんなど、延べ9名の参加となりました。それでも、密にならないのがちはら会らしく・・・(笑い)。
 正統なSLGとしては、420周年記念の関ヶ原アイテムから、WWⅡの戦術級、ツクダの精密戦闘級、さらに4つのマルチで、のべ14戦というオフ会らしい盛り上がりでした。

DSCN4354
 先日にプレイされたアイテムと戦績は、以下の通りです。

関ヶ原大作戦(GJ) ★東軍(mitsu)対西軍(エンジョウ)☆
東部戦線(エポック)シナリオ5 ☆ソ連軍(ybs)対ドイツ軍(Tommy)★
Quarter Master General(HJ)4戦
 ☆ドイツ(平)・日本/イタリア(BIBI)対イギリス/アメリカ(mitsu)・ソ連(ybs)★
 ★ドイツ(ybs)・日本/イタリア(S)対アメリカ(BIBI)・イギリス(平)・ソ連(mitsu)☆
 ★ドイツ(平)・日本/イタリア(ybs)対アメリカ(mitsu)・イギリス(BIBI)・ソ連(S)☆
 ★ドイツ(Tommy)・日本/イタリア(平)対イギリス/アメリカ(BIBI)・ソ連(kawa)☆
Ships & Tactics(グループ乾坤一擲) ☆マクロス(エンジョウ)・マクロスフロンティア(mitsu)・マクロス7(平)
GUNDAM THE GAME(アークライト)3戦
 フェイズ1 ☆アムロ(mitsu)・カイ(ybs)・セイラ(平)・フラウ(BIBI) 
 フェイズ2  ★アムロ(BIBI)・ハヤト(mitsu)・ブライト(ybs)・セイラ(平)
 フェイズ2  ☆アムロ(BIBI)・ハヤト(mitsu)・ブライト(ybs)・セイラ(平)
サイクロプス・アタック(ツクダ)「第1話 戦場までは何マイル?その2」2戦
 ☆ジオン公国軍(mitsu)対地球連邦軍(ybs)★
 ★ジオン公国軍(ybs)対地球連邦軍(mitsu)☆
テラ・フォーミング・マーズ(アークライト)2戦
  ☆エコライン(Tommy)・☆インベントリクス(エンジョウ)・株式ギルド(にし)・タルシス(kawa)
  ☆テラクター(エンジョウ)・ヘリオン(にし)・シネマティクス(Tommy)・クレディオス(kawa)

 イメージは、懐かしのエポック「東部戦線」。戦術級アイテムとしては、現在でも見劣りしないプレイ感でした。

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 こちらは、定番の「テラ・フォーミング・マーズ」(アークライト)。2戦目はなんとトップが同点という接戦でした。
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 続いて、戦国アイテムから「関ヶ原大作戦」(GJ)です。今年は桶狭間の戦い460周年と同時に、関ヶ原の戦い420周年でもあり。
  「関ヶ原大作戦」(GJ) は、クォーターマップにカード・プル・システム(あるいは強制型CDS?)という非常にプレイしやすいアイテムです。両軍は引いてきたカードの指示で「東軍の外様大名の活動」とか「三成の指示(いずれか戦意1以上の指揮官が活性化)」をプレイします。内容が限定されているので、チット・プル・システムと同様に、ノービスにも優しい作りです。
 活性化には、移動・攻撃・回復があり、いずれかを選んで実施します。東軍には「家康動く」という終了カードがあり、これが出ると家康の活動後、カードを全てシャッフルして、次ターンに進みます。
 敵の城を落とすか、敵の指揮官を除去すると、一般部隊の戦意及び調略ポイントが自軍有利に動きます。秀頼が出陣するか、家康がマップに登場すると、調略または恫喝ができるカードがデッキに加わります。この調略ポイントが重要で、drして数値以下で一般部隊が寝返ることに。また、敵が調略ポイントを持っていても、drして2以下(他の部隊が隣接していれば3以下、家康か秀頼が隣接していれば4以下!)で恫喝して寝返らせることができます(小僧に鉄砲を撃ち込め!)。ただし、失敗すると、戦意及び調略ポイントが敵に2有利になります。
  第1戦は、東軍(Tommy)対西軍(mitsu)の戦い。序盤、西軍カードがよく周り、宇喜多勢があっという間に伊勢路を平定し、毛利元康が大津城を落とします。これにより、真打ち毛利輝元が秀頼を奉じて、大坂城から出撃します。

T2
T3 早くも伊勢路と大津城が陥落
 東軍は、戦闘drが酷く、岐阜城攻略に5回もかかる停滞ぶり。そうこうしているうちに、第4ターンには秀頼の親書に接した黒田勢が寝返り!
T3 岐阜城が鉄壁の守り
T4
 第5ターン、家康到着により打開を図りたい東軍でしたが、先んじて西軍が濃尾河川に突入していきます。
T5 家康到着も
 乱戦の中、第7ターンには清洲に退却して損害を回復していた福島正則が寝返り! 
T7 清洲の福島正則、寝返り!
 第8ターン、秀忠も到着しそこここで乱戦が起こる中、秀頼の4度目の誘いで、池田隊も寝返り!これにより、西軍の調略ポイントが振り切って、サドンデス勝利となりました。う~む、亡き太閤の忘れ形見秀頼の親書、恐るべし!
T8 秀忠到着も、池田も寝返り
終了時
  第2戦も、東軍(Tommy)対西軍(mitsu)の戦い。序盤、前回が嘘のように東軍にカードとdrが周り、第2ターンに早くも岐阜城が陥落します。
T2 岐阜城陥落
 この勢いのまま、第4ターンに東軍先鋒は早くも赤坂を突破し、関ヶ原を窺います。
T4 東軍先駆隊、赤坂へ
 西軍が急いで防衛線を引くものの、第5ターンには早くも家康が到着します。
T6 西軍が必死に防衛線を引くが
 そのまま、西進した家康隊は丘陵に籠もる宇喜多勢を強襲し、三度の突撃でこれを撃破してしまいます。
T7 家康が宇喜多勢を攻撃
 家康は南宮山を確保し、その間に秀忠も到着し、西軍は絶体絶命に。
T8 家康、南宮山を確保
 が、やはり、転換点は秀頼出陣でした。田辺城を陥落させたことで、毛利輝元と秀頼が大坂城を出陣します。第11ターン、直後に送った手紙により、池田隊を含む2部隊が寝返り(調略値はわずかに1)!
T11 やっと出撃した秀頼が、東軍2部隊を寝返りに!
 それでも東軍は、関ヶ原の強行突破を狙いますが、大谷勢の活躍でこれを抜けず。
T12 大谷勢の奮闘
 気をよくした西軍は、毛利輝元隊を家康にぶつけますが、ここは戦上手の家康が見事に反撃!猛烈な突撃であわや輝元と秀頼が討ち取り寸前に。
T14 毛利輝元、あやうく狩られるところで・・・
 と、第15ターン、大垣城を出撃した石田隊が、損耗した黒田勢を殲滅し、勝利まであと一歩に。
 第16ターン、清洲城への街道を封鎖していた東軍部隊が、ここで寝返り!強行軍で清洲城を陥落させた西軍が、サドンデス勝ちとなりました。
T16 黒田隊も寝返り!
 それにしても、秀頼の調略はすごかった!2戦で6部隊を降誘に成功し、一気に勝負を決めました。亡き太閤の威光、恐るべし!調略と恫喝はdr次第ですが、一気に勝負が決まるシステムのため、短時間で「関ヶ原」らしさを楽しめる秀作です。

 8月最後の休日に、盟友Tommyさんをお誘いして、このところ、マイブームの戦国オフ会を行いました。初戦は、ソロ演習だけでまだ対戦のなかった「信長軍記」(WGJ)です。
 第一戦は、信長側(mitsu)対反信長側(Tommy)の戦いです。第1ターン、大高城を狙う今川軍に対し、小河城の水野忠政が妨害を行っているうちに、定石通り、勝幡城と犬山城を占拠し、威信を5に上昇させます。反織田側は沓掛城と重原城を落とし、尾張南部に圧力をかけます。

T1
 第2ターン、可能な限りの動員ポイントを銭に変え、先手を取った織田軍は、大高城を確保します。代わりに小河城を失いますが、これは想定済みで、先に尾張中央部を制圧すべく、主力で末森城の織田信行を攻め、東部一帯を固めます。
T2 大高城占拠
 第3ターン、斎藤道三が敗死し、この報を聞いた清洲勢が反乱を起こします。が、まずは、南部を固めるため、先手で鳴海城を攻撃し、山口親子を降伏させます。反信長側は、荒子城に調略をかけるのがやっとです。
T3 鳴海城も獲得
 第4ターン、またも先手を取った信長側は、あっさりと小河城を奪還します。ここで、坂井大膳らの清洲勢が勝幡城を狙いますが、林美作守がカウンターで清洲城包囲の付け城を築いてしまいます。帰還できなくなった清洲勢は、1ユニットが安祥城に逃げ込み、1ユニットが解散してしまいます。
T4 小河城を奪還
 第5ターン、すかさず、信長側は弱体化した清洲城を攻め、これを降伏させます。なんとか反撃に出たい反信長側は、鳴海城に4戦力を当て包囲下におきます。信長主力がこれを撃滅しますが、その間に小河城を反信長側が確保します。
 第6ターン、小河城を巡って、両陣営の激戦となります。先手で信長側が小河城を奪還したのはよかったものの、三河平定で大量の兵力を動員できるようになった今川軍がこれを包囲します。信長側は必死に増援を送り込もうとしますが、今川軍が巧みな警戒線を引いてこれを阻止します。運命の攻城の結果は・・・小河城、陥落せず!
T6
 これが落ちていたら信長敗死でサドンデスでした。反対に今川軍は大量動員の漬けで、大半の部隊を解体せざるを得ず。結果、この時点で51点を獲得している信長勢を駆逐することは不可能ということで、投了となりました。
 第2戦は、陣営を入れ替え、信長側(Tommy)対反信長側(mitsu)の戦いです。反信長側は、ともかく序盤で差を付けられないようにして、三国同盟と三河平定を待つ持久策を取ります。
 第1ターン、信長側は南部の要衝大高城を確保せんと、主力を投入し、先手を取って沓掛城を支配します。反信長側は先の作戦通り、妨害に徹し、大高城は無主のままに。
T1
 第2ターン、三国同盟が成立し、反信長側は次ターンの動員ポイントが劇的に増加することに。前ターンに大高城に拘ったため、威信が伸びなかった信長側は、勝幡城を確保し、威信を1ポイント上げます。反信長側は変わらず、大高城を確保させないように妨害を繰り返します。
T2
 第3ターン、動員ポイントを全て銭に廻した反信長側が先手を取ります。電撃的に大高城へ兵糧入れをして、これを占拠します。信長側はやむなく犬山城を確保し、威信を5にしますが、直後に包囲された小河城が陥落し、威信は再び4に。
T3
 第4ターン、ここでまさかの番狂わせが・・・。信長側が6を出し道三の敗死となり、清洲勢が反信長側に。反信長側が調略による揺さぶりのため、全動員ポイントを7銭にしていたところ、信長側が投入できる銭は5ポイントのみ!反信長側が実質、3手番を実施できることになり、清洲勢が津島を、今川軍が熱田を抑え、サドンデス!反信長側が勝つにはこれしかない、という流れで、勝利できました。
T4 熱田と津島を電撃占領で、サドンデス

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