続いて取り組んだのが、その名の通りライト系の「ワールド・タンク・バトルズ:ライト」(CMJ)です。コマンド誌の販促チラシに付けられた1ページの戦闘級アイテムで、同社から発売されていた食玩を使った戦術級の佳作「ワールド・タンク・バトルズ」のエッセンスを抜き出したシステムです。
元の「ワールド・タンク・バトルズ」はフィギュアの雰囲気がよく、以前、ちはら会でプレイしていたのですが、最近、片付けをしていたら、出てきまして。10分前後で終わる戦車戦で、持ち出してみました。
「ワールド・タンク・バトルズ」はいわゆるカードドリブンでしたが、こちらはダイスをプロットし、その数値分、行動が行えるという、いわゆるdrドリブンです。行動力1で1へクスの前進か、後退、または120度までの旋回ができます。あるいは、一度のみ射撃ができます。
戦闘は4以上のdrが2個出れば敵を撃破できます。距離で振れるdr数が変化するというちょっと変わったもので、これにより中長距離射撃能力で優れたドイツ軍の特性が生かせます。代わりにソ連軍には、2倍弱の戦車が登場します。
第1戦は、ドイツ軍(mitsu)対ソ連軍(Tommy)の対決。ドイツ軍が前進攻撃を選び、先制射撃で1輛を撃破するもの、次の一発が外れてこちらも1輛を撃破されます。
第2戦は陣営を入れ替えて、ドイツ軍(Tommy)対ソ連軍(mitsu)の対戦に。ドイツ軍が中距離能力を生かして1台を撃破するも、ソ連軍が次々と突撃を行い、順番に相打ちとなり、最後は1輛になったソ連軍が防御射撃を生き延びて、突破で勝利に。
第3戦も同じような展開で、囮が敵を引きつけているうちに、T34/85が長距離突破で勝利に。
その後、再度陣営を入れ替えて、2戦ほどプレイしましたが、やはり相打ち上等の近接突撃とT34/85の長距離突破で、ドイツ軍は全敗でした。
クルスク戦以降だからドイツ軍に厳しいんだろうなと思っていましたが、終了後、ルールをよく読んだら、1ターンに1輛に割り当てられる行動数は最大で3まででした。となると、ソ連軍の長距離突破はできないので、自然と中長距離の砲撃戦が増え、ドイツ軍といい勝負になるかも。次回の例会あたりで、もう一度、やり直してみましょうか?