歴史・戦史研究「ちはら会」Drei

この会は、主にシミュレーションという手法を用いて、歴史・戦史を楽しもうという、有志の集まりです。興味ある時代をテーマに選び、図上演習(シミュレーションゲーム)を通して、文献研究では得られない「動きのある歴史」を見つめます。 「ちはら会」では、現在、会員を募集しています。年齢や資格等を問わず、興味のある方ならば、どなたでも参加できます。関心のある方は、下記にご連絡ください。 Eアドレス. chiharakai@apost.plala.or.jp (代表.mitsu)

2020年03月

 最後に、1時間ちょっとということで、手軽にできる「Ships  & Tactics」(グループ乾坤一擲)をプレイしました。ガミラス帝国(ybs)対トップをねらえ!(mitsu)です。実は、ちはら会のお年玉で手に入れるまで「トップをねらえ!」を見たことがなく。ゲームのために原作を見る、という本末転倒ぶりでして(笑い)。
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 序盤、攻撃カードばかりで、まともなパイロットもマシンも来ないトップをねらえ!は、苦戦します。反射衛星砲や瞬間物質輸送機の特殊兵器を駆使して攻撃をかけるガミラス帝国に、押され気味に。
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 バスターマシンを手に入れるため、ひたすら過剰なまでの攻撃を繰り返して、カードを廻します。中盤にパイロットとマシンが揃うと、制宙権を奪取し、敵の艦載機攻撃を悉く、撃破します。この勢いで、艦載機による飽和攻撃を仕掛け、デスラー艦を含む空母を沈めまくります。
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 終盤にバスターマシン3号機を投入しますが、ガミラス帝国はなんと遊星爆弾をぶつけ、さらに残った艦載機で破壊に成功します。
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 と、ここで手札切れでジ・エンド。3号機は破壊されたものの敵の主力艦を悉く撃破したことで、トップをねらえ!(mitsu)の勝利となりました。
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 3人揃ったところで、ちはら会の十八番のSFアイテム「テラフォーミング・マーズ」(アークライト)をプレイしました。今回は、最新の拡張キット「動乱」を入れることに。

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 その名からは軍事行動を想像しますが、実際は議会工作等の政治闘争です。工業開発団や緑の党など、5つある政党は政権を取っていると、政策にあった標準プロジェクトを拡張できます。さらに、カードの使用条件になることも。
 各社は自分の息の掛かった政治家を議会に送り込み、与党となって影響力の行使を目指します。が、一度、与党になると、表向きは公的機関として代議士が「中立」となります(現在の地球の民主主義より、よほど公正ですね~)各社には1名の代議士がおり、次の政権交代を見越して、多数派工作をします。この時、資金が潤沢にあれば、新たな代議士を送り込みこともできます。
 序盤、みなは火星開発そっちのけで、能力の向上に走ります。BIBI社は、豊富な資金を元に、バランスよく開発を進めます。ybs社は鉱物とチタン、緑化を上げ、海の配置や都市の設置を行います。mitsu社はスタートの豊富な鉱物を生かして、工場等を立てまくり、電力・地熱・資金を上げます。
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  中盤になると、この能力を元に、地表の開発へ。BIBI社が工場系の称号を手に入れたため、mitsu社も慌てて緑化とTRの称号を獲得します。
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 後半は一気に開発のペースが上がり、地表の半分を開拓したところで、BIBIさんが帰宅のため、勝利判定をすることに。
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 結果、プロジェクトVPと褒章は低かったものの、2つの称号とTR値で60点を獲得したmitsu社の勝利となりました。
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 拡張キット「動乱」について言えば、カードの条件のため、議会工作を行うことが多かったですね~。バランス的には中程度の影響ですが、マトリックスとプレイ時間が当然、増加するので、他の拡張キットとどれを入れるか、プレイヤー間で相談することになります。

 コロナ対応の第3弾として、ybsさんとBIBIさんと自宅オフ会を行いました。この日の緒戦は、「熱闘12球団ペナントレース」(HJ/同人)です。せっかく3人ならばと、好きな球団を選んで、クライマックスシリーズをすることに。第1ステージは、2010年3位からの下克上を成し遂げたロッテと、言わずと知れた1985年の最強の猛虎打線阪神です。

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 第1戦は、ゲイルと成瀬の投げ合いに。序盤、先制をしたのはロッテで、3回表に先頭の西岡が出塁すると、荻野、井口の連打に、4番金の犠飛で2点を取ります。さらに1点を加えた5回に、井口のソロで加点し、2アウトから四球と連打で1・2塁に。これは危険と里崎を歩かせたのですが、9番投手成瀬にまさかのタイムリーを浴び、のべ7点を失います。
井口
 一方の阪神は、4回裏から反撃に出ます。まず、一人ランナーを置いて、掛布が2ラン!5回は、真弓が同様に2ラン!なんと、6回にまたも掛布が、7回にやはり真弓がそれぞれ2ランを放ち、逆転に成功します。まさに、最強の猛虎打線!これを機に7回2/3から、ストッパー中西を投入し、ロッテ打線を押さえ込み、緒戦をものにします。
掛布2
真弓
 ロッテは、西岡が4安打で2打点を、井口も3の3でやはり2打点を挙げる活躍をするも、成瀬が史実通り(?)4本塁打を浴びる展開で、破れました。阪神は、真弓が2ホーマーで5打点、掛布も2ホーマーで4打点とエースを打ち砕きました。
西岡
 第2戦は、地元出身の唐川と池田の投げ合いに。初回、ロッテがサブローのタイムリーで先制すれば、阪神も2回に池田のスクイズで追いつき。3回表に4番金の併殺打の間に取った1点を、4回裏に池田(!)がタイムリーで再び同点に。
 その後、2回は両投手とも安定したものの、7回表に荻野・井口の長短打で2点を奪って、三度目のリード。ここからロッテは、古谷-小野-藪田の小刻みな継投で、長崎のタイムリー1点に抑え、ゲームセット。勝敗を1勝1敗に戻します。
荻野
藪田
 ロッテは、2番荻野と3番井口が3安打でタイムリーを重ね、継投による勝利をもぎ取りました。阪神は6番佐野が3安打と一人気を吐いたものの、主軸が散発であと1点が追いつけず。
佐野
 泣いても笑っても、最終の第3戦は、渡辺俊介と工藤の先発で始まります。が、序盤から荒れた展開に。1回裏に阪神がバース、岡田、佐野の単打で2点を取るものの、3回表にロッテの眠れる4番金が目を覚まし、ツーベースで同点とし、サブローのタイムリーで逆転に成功します。
サブロー
 甲子園で負けるわけにはいかない阪神は、3回に岡田のタイムリーで追いつくと、4回に走者2名を置いて、バースの3ラン!これで勝負あったかと思いきや、5回に再びサブローが同点3ランを放ちます。両投手とも、この時点でノックアウトされます。
バース
 緊迫した試合は、6回裏に最高潮を迎えます。9番の代打川藤が四球を選ぶと、真弓が四球、吉竹がフィルダースチョイスで満塁に。ここで期待のバースが力みすぎて三振しますが、4番掛布がライトスタンド上段に、見事な満塁ホームラン!その後は、抑えのエース山本が3回を散発2安打に占め、ゲームセット。この瞬間に阪神の第2ステージ進出が決定しました。
掛布
  ロッテは西岡と井口が.538、荻野が.500、サブローも5打点の.394と高打率をマークしましたが、4番金が1・2戦でブレーキとなり。ちなみに7番今江、8番里崎の二人も、22打数4安打でチャンスを作れず。
 阪神は、真弓が2本、バースが1本、そして掛布がグランドスラムを含む3本で計15点を奪う一発攻勢で、ロッテ投手陣を打ち砕きました。陰に隠れてしまいましたが、中西と山本の抑えの両エースがロングリリーフで零封したのも、大きかったです。

 すでに、千葉会一門掲示板でお知らせしたとおり、実施前日に施設が閉鎖となり。自分も休日対応となったため、急遽、例会を中止といたしました。
 直前までOKだったのでアルコール消毒系を準備していただけに、残念、無念、きわまりなく。ワクチンと治療薬が揃うまでは、こんな状態が続きそうです。いつか、必ず、復活を・・・。

 イメージは、渡辺美里の「いつかきっと」。
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 こちらは、願掛けで、松村和子の「帰ってこいよ」

♪ きっと帰ってくるんだと
  お岩木山で 手を振れば
  あの娘は 小さくうなずいた
  茜の空で誓った恋を
  東京ぐらしで 忘れたか
  帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってこいよ
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<中止となった例会のお知らせ>

新型コロナの影響で閉鎖中だったおゆみ野公民館が、この20日より再開しました。よって、4月のちはら会は、予定通り、実施できることに。パチ、パチ、パチ!みなさんのご来訪をお待ちしています。「ちはら会よ、私は帰ってきた-!」(by アナベル・ガトー)
ガトー
[日時]4月4日(土)10:00-20:00
[会場]おゆみ野公民館 第2講習室
[住所]千葉市緑区おゆみ野中央2丁目7-6
[アクセス]
 京成電鉄千原線「学園前駅」または「おゆみ野駅」から徒歩10分
または、JR鎌取駅発小湊鉄道バスでおゆみ野中央二丁目バス停降り、徒歩1分(20~30分おき)
[参加費]無料
[持ち物]ゲームとゆとりと常識

 有名な小松左京の「復活の日」。これこそ、まさにパンディミックでしたね。
復活の日
 復活の狼煙として、帰ってきたヒトラー。
帰ってきたH
 帰ってきたと言えば、ウルトラマンははずせない。
帰ってきたウルトラマン
 酔っ払いは、ザ・フォーク・クルセダーズ(奇しくも「十字軍」)。
ザ・フォーク・クルセダーズ
 せっかく、例会ができるのならばマルチでと、わいわい行ける「Ships  & Tactics」(グループ乾坤一擲)。先日のオフ会で、OVAを見終えたばかりの「トップを狙え!」デッキを活用!ゲームのために原作を見る(?)という、まさに本末転倒(笑い)。
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 今年は、フランス戦80周年ということで、「THE RISE OF BLITZKRIEG」(Bonsai Games)を持ち込みます。90分でフランス戦役が楽しめる優れもの。
T4 疲労困憊のクレルモン決戦
 ということは、10年後の朝鮮動乱は70周年にあたり・・・秘かにソロ演習をしている「仁川上陸作戦」(CMJ)。こちらは希望があれば,持ち込みます。
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 ずっと、話している関ヶ原は、420周年。で、調べてみたら、姉川の戦いも450周年、桶狭間の戦いも460周年と、けっこう、メモリアルがありありです。
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 最後に、次回以降の予定です。

5月2日(土)10:00-20:00 おゆみ野公民館 第2講習室
6月6日(土)10:00-20:00 おゆみ野公民館 第2講習室 ノルマンディ上陸!

 オフ会終盤に選んだのが、もう一つのマイブームの幕末維新アイテムから、その名も「幕末維新始末」(GJ)です。ちはら会例会で2回ほどプレイしたアイテムで、イニシアチブや支配判定drによって、展開が大きくかわります。陣営は、Tommyさんが佐幕派で、mitsuが倒幕派です。
 第1ターン、いきなり、外国人殺傷事件で幕府の威信が低下し、直後に外交折衝が来る波乱の幕開けに。それでも、佐幕派は慶喜直率軍で播摂を支配下におき、倒幕派は佐賀を抑えます。

N1T1
 その後、倒幕派は西郷と木戸を芸州・因州に派遣するも、よりによって2ターンに渡り支配できず。一方の佐幕派はカード巡りもよく、芸州・因州・土州を抑え、西日本に勢力を広げます。
N1T4
 迎えた第6ターン、慶喜率いる幕府軍が長州に侵攻します(第二次長州征伐)。ここを取られると勝負が決まると考えた倒幕軍は、保持していた3枚のカードをパイルし、開戦に。戦闘の結果は、山縣率いる長州兵が圧勝します。
N1T6 開戦
 2年目の第2ターン、勢いに乗った倒幕軍は、芸州と土州を奪取すると、2VPの播摂へ繰り出します。幕府軍も松平容保麾下の軍勢が決戦を挑みましたが、戦術能力に優れた倒幕軍が圧倒します。
N2T2
 第3ターン、勝利した倒幕軍は、京へと進撃し、数の力でもって御所の支持を取り付けます。
N2T3
 じりじりと前進を続ける倒幕軍に対し、幕府軍は関東で兵力の立て直しを図ります。駿府を抑えた幕府軍は、甲州の平定に乗り出しますが、第7ターンに登場した大村益次郎がこれを迎撃し、鎧袖一触で蹴散らします。一方で乾退助に率いられた北陸軍は北越に進出しますが、戦闘に勝ったものの支持を得られず、撤収します。
N2T7 大村益次郎、来る
 事態が混迷するうちに、外国人殺傷事件が連発し、幕府の威信は地に墜ち、横浜と神戸を外国が接収してしまいます。
 次に外国人殺傷事件が起きたら、両軍とも負けるところでしたが、一時的に京の支持を取り付けた幕府側は政権を立て直し、かろうじて外国の侵略を防ぎます。
 もはや、時間がない!カードの巡りが悪く政権を奪取できない薩長軍は、一気に敵拠点を押さえるべく、大村率いる主力隊を北越に派遣します。これに対し、幕府軍も洋式訓練を受けた精鋭を、河井継之助の指揮の下、迎撃に向かわせます。かつてない規模の戦闘の結果は・・・薩長軍の圧勝!巧みな戦術で敵を撃破した大村益次郎は「勝つようにしたのですから、勝って当たり前です」と火吹き達磨ぶりを発揮したとか。
N3T4 北越決戦
 倒幕派が北越を押さえた直後に、外交折衝。佐幕派の3倍の支持を獲得した薩長軍が政権を認められ、ここに明治新政府が誕生しました。まさに、外国の植民地化か、新政府の樹立か、ギリギリの争いでした。
N3T5 明治新政府、承認

 第二週、続けて土曜日に、Tommyさんと「特定少数のオフ会」を開きました。緒戦は、前回、インストした「THE RISE OF BLITZKRIEG」(Bonsai Games)です。陣営は、Tommyさんが希望で連合軍を、mitsuがドイツ軍を担当します。

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 第1戦の勝利条件は、オープンがパリ陥落で、隠匿がマジノ線攻略です。マジノ線攻略はdr次第のところもあるので、ある意味、かなりきついかも。ブラフと本筋を織り交ぜて、揺さぶりを掛けるしかない。
 第1ターン、ドイツ軍は連合軍の戦線に楔を打ち込むべく、ディナンを攻略し、要衝ヴェルヴァンに突入します。この早い展開を予想していなかったようで、連合軍の戦術カードはなし。装甲効果と航空支援で押し切って、ここを占領します。

T1 ヴェルヴァン攻略
 同時に「ブラフの態を装って、実は本命」の一つ-メッツ攻撃を行い、奪取します。連合軍はこれに反応し、なんとヴェルダンに4個歩兵を集結します。
T1 メッツ攻略
 そして、こちらは本当のブラフとして、装甲部隊でオランダを制圧します。これを見た連合軍は「しまった、南部に送り込みすぎたかも」と疑心暗鬼に。
T1
 南北に敵の注意がいったところで、第2ターン、ドイツ軍は作戦と機甲突破で一気に中央を突破し、英仏海峡に到達します。連合軍は、防御を基本に考えていたようで、作戦カードがなく、反撃態勢を整えるだけで、ターンエンドに。
T2 英仏海峡到達
 第3ターン、この状態なら敵戦力の壊滅が狙えると、ドイツ軍は北部の攻略に切り替えます。ヘントにいるイギリス軍を装甲効果で駆逐し、港湾に押し込めると、そのまま、機甲突破でダンケルクを攻略。これにより、BEFは全滅し、4個相当の捕虜を得ます(イギリス軍は降伏時に2倍扱い)。
T3 イギリス軍降伏
 連合軍もドゴールの指揮の下、3個戦車師団を集中し、ヴェルヴァンを奪還しますが、すでに北部ルートで補給が通じていたため、ドイツ軍の作戦能力は衰えず。
T3 連合軍の反撃も・・・
 リールで包囲下に置かれたフランス軍歩兵2個を、装甲師団が強襲し、撃滅。この瞬間、敵の損失が5個以上となり、ドイツ軍のサドンデス勝ちとなりました。まさに、完璧な電撃戦でした。
T3 フランス軍を包囲殲滅
  そのまま、同じ陣営で第2戦に突入します。勝利条件は、オープンがパリ陥落で、隠匿が低地国征服です。
 第1ターン、今回は1手目にリブラモンを占領し、南またはパリへの進軍を匂わせます。そこから「素直に」隠匿条件の達成をめざし、エバン・エマール要塞を占領し、装甲部隊はオランダ経由でヘントへ。
T1
 第2ターン、南または西へと見せかけるために、敢えてヴェルヴァンを強襲し、機甲突破でディナンにいた敵歩兵を降伏させます。連合軍はこれに反応し、兵力をかき集めてヴェルヴァンに投入します(奪回)。
 これを見て、ドイツ軍は本命の北部攻勢を仕掛け、ベルギーのほぼ全土を制圧。さらに南への侵攻を匂わせるため、リールを攻略します。
T2
 第3ターン、連合軍が北西部を固めたので、リールの装甲部隊を転進させ、港湾攻略の態でオーステンドを奪取します。この時点で、ドイツ軍は秘かに勝利条件を満たします。
T3
 第4ターン、もしや低地国の征服かと疑った連合軍は、ヴェルダンから虎の子の戦車師団を出撃させ、ディナンを奪います。
T4 フランス軍戦車が突入するも・・・
 が、タイミングが早すぎたため、ドイツ軍は中央の装甲部隊でヴェルヴァンを再奪取し、ディナンの敵を降伏させます。
 第5ターン、こうなるとドイツ軍は守り切るだけでよくなり、低地国エリアから一歩ずつ前進して緩衝地帯を確保。そのまま、ゲームエンドで勝利しました。
T5
 連合軍のディナン奪還は正しかったのですが、タイミングが早すぎたため、失敗。これを最終ターンの後半にやられていたら厳しかったです。もっとも、連合軍は不安からついつい、早く反撃したくなるんですよね~。
  なんとか一矢報いんと、第3戦へ。勝利条件は、オープンが英仏海峡封鎖で、隠匿がパリ陥落です。
 第1ターン、例のごとく、ドイツ軍は選択肢が多いディナンルートで、ヴェルヴァンを攻略。と、連合軍が敢えてスタッフワークでアラスに撤退したので、パリへの道がガラ空きに。ならばと、モメンタムを二つ消費して、クレルモンを奪取し、北部の連合軍を全て補給切れにしてしまいます。
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 第2ターン、一手目の兵站で前線を強化したドイツ軍は、北部の敵を殲滅すべく、アブヴィルを攻略します。これに対し、連合軍は必至に兵力を動員すると、反撃で関門クレルモンを奪回します。
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 第3ターン、ドイツ軍は戦線の拡大で前線兵力が薄くなり、連合軍は主力が北部に拘置されて、やはり兵力不足に。お互いに少ない兵力で、北部で激しい攻防戦が繰り広げられます。ドイツ軍がアラスを強襲してフランス軍の中核を叩き出せば、連合軍はアブヴィルのドイツ軍歩兵を殲滅し、一時的に補給線を回復します。
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 第4ターン、アブヴィルに進んだ敵の援軍を含め、北部の敵を再度、補給切れにすべく、ドイツ軍がクレルモンを強襲。楽勝のはずがローロールとなり、やむなくピンゾロで敵戦車の撃破を選んだのですが・・・ここで、連合軍もまさかのピンゾロ!疲労困憊の中、お互いに1個ずつ部隊を失い、ドイツ軍が再奪取に成功します。
T4 疲労困憊のクレルモン決戦
 と、連合軍は、セダンの2個歩兵でヴァルヴァンを強襲し、ここを奪取。これにより、パリ方面のドイツ軍が補給切れに。こうなったら、オープンの勝利条件か、敵撃破で勝利するしかないと、ドイツ軍は装甲部隊を持ってカレーを強襲しますが、連合軍がハイロール(しかもゾロ目!)を連発し、死守。2個装甲師団が昇天し、敵が防御に成功したため、モメンタムははじめて連合軍に。
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 第5ターン、このままだとドイツ軍敗北に。もはや連続戦闘で港湾を奪取するしかないと判断したドイツ軍は、一切の戦術カードを放棄し、補充と作戦に全てを賭けます。戦車の補充2枚で装甲師団を回復すると、兵站でアラスに集結。そこから、ダンケルクとオーステンドを攻略し、イギリス軍1個を降伏させます。そして、最後の作戦カードを使って、連合軍が集結するカレーへ3度目の強襲をかけます。ドイツ軍3dr:連合軍3drの結果は・・・ギリギリでドイツ軍の勝利。この瞬間、英仏海峡の封鎖とスタックオーヴァーによる敵戦力壊滅により、ダブルの条件を満たして、勝利となりました。
T5 勝敗はカレー戦の結果次第に
  いやー、危なかった!圧倒的な優位に立っていたはずが、フランス軍との乱戦に巻き込まれ、第4ターンの連続敗北で、手がなくなるところでした。ほぼイーブンの3戦闘で一つでも負けていれば、ジ・エンドという、薄氷の勝利でした。第1ターンに無理をして敵主力を補給切れにしたのですが、同時にこれを殲滅できるほど、ドイツ軍の総兵力はなく、敵の反撃に対応するのが精一杯。そういった意味では、非常によく作り込まれていると、感想戦で盛り上がりました。

 全世界的に拡大し続ける新型コロナウィルスの猛威が、各地を覆っています。ウィルスの急激な進攻に、予防も、識別も、治療も追いつかないことが、心理的不安を煽っていて。
 何年かしたら、「コロナの時代」とか、呼ばれる日が来るのでしょうか。全然、うれしくないけど。
 イメージは、太陽のコロナ(フレア)。これまでコロナと言えば、一般的にはこちらでしたね。

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 クルーズ船の伝染で、当初はかなり危険視された日本ですが、あっという間に追い抜かれ。イタリアのように日に100人規模でなくなった方が出るとなると、パニックで日常生活ですら、成り立たなくなるでしょうね・・・・(悲)。
 とりあえず、感染の拡大が想定内に抑えられ(ているように見え)、かつ、死者数も爆発せず(情報統制がなければ)。「基礎医療体制や感染予防意識がしっかりしているから」であれば、このまま、治療薬とワクチンができるまで、継続なんでしょう。
 もっとも、近親者に重篤化した方がいなければ「この程度」になるのは、ちょっといやですが・・・。スターリンの『一人の人間の死は悲劇だが、数百万の人間の死は統計上の数字でしかない。』みたいで。 

 3月のちはら会は、たいへん残念ながら、リスク管理から「自粛」しました。みなさんにいろいろと「他粛」をお願いする、ヤクザな仕事故、ちはら会をクラスターにするわけにいかず。ただし、その直後に、会場が閉鎖されて、開きようもなかったのですが・・・。
 ただ、一個人として、もっとも怖いのは、集団意識の過剰反応-萎縮、またはヒステリーだと思っていて。きっと、現役を引退していたら(あるいは時期が違えば)可能な予防策を講じて実施し、「大丈夫アピール」をしていたでしょうね~。「ヒステリックにならず、正しく恐れる」でありたいです。
 こちらは、とばっちりを受けて、売り上げが減少したコロナ・ビール。全く関係がないのに・・・。

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  というわけで、現在のmitsuのゲームライフは、得意のソロプレイと「確定少数」のオフ会になっています。前回、Tommyさんとオフ会をしたときに、ちはら会を地下例会で行ったら、という妄想が膨らみまして。ちょっと脚色して、笑いに変えたいと思います。

 閉鎖されたはずの公民館で、かすかに響くチンチロリンの音。そう、どうしてもゲームを止められない中毒ゲーマーが、当局の目を盗み、ちはら会地下例会を開いていた。

T4 疲労困憊のクレルモン決戦
 「コロナだろうがなんだろうが、やっぱりこの趣味は止められねぇ」
 SLGの中心世代は、重症化しやすい年齢にさしかかっているはずだが、それでもゲームへの渇望は止められない。ある意味、「命を張った」隠れ例会である。
 コロナは怖いが、ダイス切れの発作はもっと怖い。月に一度はダイスを振らないと、恐るべき禁断症状が現れる。
 妄想:第三帝国で、世界征服ができると思ってしまう。
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 幻聴:仕事中、どこかでダイスを振る音が聞こえる。
 幻覚:蒼いホチキスが、フランスの戦車に見えてくる。
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 衝動:絶対にプレイできないのに「いつかできるかも」とヤフオクでポチってしまう。
 不眠:単にゲームが終わらず、就寝時間を越えてしまう。
 その他、出痔、イボ痔、切れ痔、走り痔・・・になる方もいる。ずっと、座ってるからな~。
 卓上に広げられているのは、「パンディミック」。この時期にずいぶん趣味が悪いと思うが、せめてゲームで世界を救いたいという、意志の現れか?!幸い、盤上では人類の連携が功を奏し、特効薬の開発まであと一歩になっていた。と、その時・・・。
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 ドン、ドン、ドン!「開けろ、警察だぁ!」固まるプレイヤーを尻目に、部屋に雪崩れ込んでくる捜査員。チーフのE班長が、テーブルを一瞥し、声を荒げる。「この非常事態にこんなこと(パンディミック)をしやがって!」
 二人の捜査員が乱暴にマップを取り上げると、路上に運び出す。「今がどんなときか、わかっているのか。やれ!」ハンマーで滅多打ちにされたマップは、あっという間に、ずたぼろに・・・。
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 「普段は大目に見ていたが、いつも不穏な戦争(ウォー)ゲームなんてしやがって!この軍国民どもめ。しょっ引け!半年のゲーム禁固刑だ」
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 この横暴さに、気を取り直したkawaが、抗議をする。
 「あんただって、ちはら会に来ていたじゃないか!しかも、いつも傍若無人な攻撃ばかり。知ってるぞ!」
 E班長は、机上にあったダイスを両手で弄びながら、余裕の表情で応える。「ふふふふ、あれは内偵だ」

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 このままでは連行されると、慌てたにしが、申し出る。「私は今日、たまたま、ちはら会に来ただけなんです。ほんとは茨城県民なんです。」
 「なに、茨城県民だと。確かに茨城会ではまだプレイが許されている・・・やむを得ん、國へ帰れ。」
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 すると、BIBIも「私も今日、たまたま、パンディミックに誘われただけなんです。普段は、SFとかファンタジーしかしない、善良なゲーマーなんです」すかさず巨大な「宇宙カタン」のBOXを見せる。
  「むむ、いつも例会では、自分から戦争ゲームはしなかったな。ただ、このままというのも・・・」
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 ここで老練なTommyが、声を掛ける。「まあまあ、捜査官。ここは一つ、コレクションを差し出しますんで。この騒ぎが落ち着けば、マスク何百枚に相当する価値になっていますから」
 「う~む、TITANデラックス版か。これなら、ファンタジーだし、二人でもできるからな。まあ、初犯と言うことで、今日は配慮してやる。もう二度と、バルジとか、独ソ電撃戦とか、ノルマンディの切り札とか、ヤクザなゲームはするんじゃないぞ」
 残されたのは、無残にちぎれた「パンディミック」のマップだけであった。
 「やむを得ん。こうなったら、茨城の国境でやっている千葉会とか、いっそ、ゲーム治外法権の茨城会へ身を寄せるか、あるいは外国領事館のあるYSGAか・・・それまでは、秘密のオフ会で」
 いつか、また、大手を振って、ちはら会でゲームができる日を夢見て、幹事mitsuのオフ会は続く・・・(了)

(登場人物は、ちはら会の常連さんにひじょーに似ていますが、決して関係はありません)


 最後は、一日も早い鎮静化を祈りつつ、4月以降の予定です。ただし、会場が開けたらの条件付きです(現時点で閉鎖が延長中)。詳しくは、4月に入ったら、お知らせします。


4月4日(土)10:00-20:00 おゆみ野公民館 第2講習室
5月2日(土)10:00-20:00 おゆみ野公民館 第2講習室
6月6日(土)10:00-20:00 おゆみ野公民館 第2講習室 ノルマンディ上陸!

 二つ目のアイテムが、昨年11月に発売されたばかりの「THE RISE OF BLITZKRIEG」(Bonsai Games)です。いわゆるデッキ構築型のカードドリブンですが、様々な仕掛けでランダム性が高められています。
 まず、勝利条件は4つのうちから2つをランダムで決めます。このうち1つが非公開となります。よって、ドイツ軍はあえて手番の動き(場合によってはターンの動き!)をブラフに使い、有利な状況を整えるようにします。連合軍は公開の条件をベースにしながら、些細な動きから垣間見える敵の意図を推察し、もう一つの条件を推理し、対応します。この読み合いが、かなり楽しく、かつ悩ましい。
 ドイツ軍は、毎ターンのカード使用が平均7枚で、豊富なヴァリエーションを選べますが、油断をすると連合軍の的確な防御や反撃を受けて、簡単にプロットが頓挫します。一直線に向かっても勝利はほど遠く、陽動が必須です。
 連合軍は基本的に敵の動きへの対応となりますが、意図を正しく読んで、カードを仕込む必要があります。枚数はドイツ軍8枚から2枚少ない6枚しかなく、かつ後半はそこからランダムで2枚を失うので(疲労)、読み違いやランダム引きの結果で,対応能力に大きな差が生まれます。
 そして、最後は戦闘drに一喜一憂しながら、その都度、その都度、作戦の修正をしていきます。
 今回は、mitsuのインストで、ドイツ軍をTommyさんが、連合軍をmitsuが担当します。公開の勝利条件は、パリ占領です。
 まず、第1ターンですが、連合軍はディール計画でカード1枚につき、2エリアまでの距離の戦術移動で可能です。今回は、ダンケルクのイギリス軍をベントに、リールのフランス軍をブリュッセルに前進させます。

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 ドイツ軍の攻勢が始まります。史実通り、ディナンに装甲師団が襲いかかりましたが、安牌のはずのdr数1:3で、まさかの敗北!いきなり、モメンタム1点を失います。気を取り直して、リブラモン経由で機甲突破でセダンを墜としたのが、精一杯。連合軍は、この間に、イギリス軍とフランス軍の連携を可能にし、戦車師団1個を動員します。そして、最後の手番で戦車2個師団を投入して、セダンを奪還します。
T2
 第2ターン、ならばとドイツ軍は2ターン越しのディナン強襲と機甲突破で、要衝ヴェルヴァンを墜とします。そのまま、装甲部隊主力はモンスに北上します。同時に、エバンエマール要塞を突撃工兵で攻め落とします。連合軍も必死に抵抗し、何度か押し返しますが、損害drが続いて、歩兵3ユニットを失います。
 第3ターン、ドイツ軍は損害を与えるもののブリュッセルを墜とせず。ゾロ目はよく出るのですが、ローロールが続き、攻勢は進展せず。連合軍は予備をアラスに送り、敵の移動を制限すると、セダンの戦車師団を投入し、ドゴール指揮の下、要衝ヴェルヴァンを奪回します。
T3
 第4ターン、ここに来て、ドイツ軍がセダンの強襲に出ます。時間がなくなる中での攻撃とは、もう一つの勝利条件はマジノ線攻略か?!匂いをかぎ取った連合軍は、勝負処とみて航空支援とフランス要塞を投入し、損害を出しながらも、虎の子の空挺作戦と航空支援を行ったドイツ軍を退けます。
T4
 第5ターン、ドイツ軍はザールブリュッケンからマジノ線を攻撃!やはり、そうか!あえて装甲師団を投入して勝利したものの、その先が続かず。連合軍は予備を投入しようとしましたが、ドイツ軍はカードの組み合わせを間違えたらしく「ああ、ダメだ・・・」と投了となりました。
T5
 結果的にいい展開の少なかったドイツ軍でしたが、選択肢の多さがよかったらしく「面白かった」。これだけ、無駄のないシンプルなルールで、高いランダム性とリプレイアビリティがあるとは。中黒デザインは、やっぱり、キレッキレでした。

 ああ、新型コロナウィルスのため、断腸の思いで、ちはら会例会を中止にせざるを得ず・・・せめて少人数のオフ会をと、Tommyさんと対戦をすることにしました。選んだゲームは、幕末維新アイテムから「箱館戦争」(WGJ)です。陣営は、Tommyさんが共和国軍で、mitsuが新政府軍です。

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 セットアップですが、共和国軍は江差を主上陸地点と想定して、かなりの兵力を前線に送ります。これを見た新政府軍は、その裏をかき、噴火湾から上陸します。
T0
 第1ターンに、峠下の額兵隊を撃破し、二股峠の裏手に出ます。
 共和国軍も反撃に転じ、一時は峠下を奪還しますが、大野も抑えていた新政府軍は要衝二股峠を墜として、土方隊の連絡路を遮断します。
T6
 二股峠-箱館間で激戦が続き、消耗戦となりますが、こうなると、基礎兵力と回復力に優れた新政府軍が優勢に。さらに、新政府軍の別働隊が噴火湾方面から箱館市街地に突入したため、共和国軍が主力の榎本隊を戻さざるを得なくなります。ならばと、数の力を生かして、新政府軍の一部隊がするりと抜けて北方からも箱館市街地(四稜郭)に突入します。
T9
 共和国軍は、松前方面で遊兵化した大鳥隊を引き戻そうとしますが、新政府軍の山田隊が矢不来を抑え、敵の合流を阻みます。
 後半戦、弁天台砲台を確保した新政府軍は、優勢な艦隊を使って猛烈な艦砲射撃を実施します。唯一、箱館で奮闘する榎本隊にのべで4ヒットを与え、反撃力を奪います。
 五稜郭は落とせなかったものの、拠点4カ所を抑え、1カ所の連絡を絶った新政府軍の勝利となりました。
終了時
 第二戦は、陣営を入れ替えて、mitsuが共和国軍で、Tommyさんが新政府軍です。共和国軍の配置は、後方守備態勢で木古内・二股峠を軸に持久をする戦略です。
T0
 史実通り、江差に上陸した政府軍は、松前を攻略すると、木古内に向けて前進しますこれを想定していた共和国軍は大鳥隊を籠城させると、海軍を使って妨害を試みます。こちらの砲撃が命中し、前進してきた山田隊がヒットを受けて混乱します。
前半戦 序盤
 ならばと、新政府軍は優勢な艦隊を投入し、共和国海軍を蹴散らしますが、ここで前半戦が終了となります。
前半戦 共和国軍の艦砲射撃
 後半戦、物量の新政府軍が正攻法で、木古内要塞に猛攻をかけます。が、十分に部隊を集結していた共和国軍は、頑強に抵抗し、鉄壁の防御を誇ります。損害を受ければ箱館の部隊と入れ替え、わずか1枚の補充と軍艦乗組員の揚陸によって、防御力を維持し続けます。
 新政府軍は艦砲射撃も試みますが、要塞の防御力により砲撃力は半減し、効果薄。
 結局、このまま、木古内と二股峠を守り切った共和国軍の勝利となりました。
終了時
 どうも新政府軍が厳しそうということで、第三戦は、再び、元の陣営で、Tommyさんが共和国軍で、mitsuが新政府軍です。勝利条件を一部緩和して、5カ所の拠点占拠ではなく、4カ所にしてみます。
 茂草に敵ユニットがいなかったのでここを上陸地点に選んだ新政府軍は、第1ターンに松前を強襲し、これを攻略します。そのまま、木古内に進撃し、激戦を繰り広げます。
T1 松前攻略
 同時に、敵に圧力をかけるため、噴火湾空も上陸を行います。果敢な共和国軍は、敵の橋頭堡に向けて土方を先頭に猛攻をかけますが、政府軍の物量の前に損耗し、攻略ならず。逆に政府軍が反撃を仕掛け、峠下に突破します。
前半戦 北部政府軍の逆襲
 後半に入り、箱館湾に進行した新政府海軍が敵艦隊を蹴散らし、艦砲射撃を行います。湯川を守備していた大鳥隊が隊長を含め、全滅します。
 敵がこちらに兵力を転用した隙を突き、大野から山田隊が箱館市内に突入します。共和国軍は、土方のもとに新撰組と衝鉾隊を集結し、反撃で四稜郭を奪回します。
 ならばと、新政府軍は補充で回復した黒田隊で矢不来を攻略し、勢いに乗って七里浜へ突入します。
T15 矢不来陥落
 両軍とも、手番はあと1回ずつ。四稜郭にいる土方隊を撃破できれば新政府軍の勝利、そうでなければ共和国軍の勝利です。と、ここで引かれたカードは、寄りによって「芯止之松」!両軍が停戦したことにより、共和国軍の勝利となりました。
寄りによって、最後に芯止之芝

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