各戦域及び時期ごとにジャンルが組めるほど、多彩なWWⅡアイテムですが、その中で、汎用性の高さから全ての戦域に対応する作品があります。また、はじめから史実をモチーフにバトルロワイアルを前提としたマルチアイテムもあります。そんな作品たちをWWⅡ陸戦ジャンルとして、立ち上げます。

無印:未プレイ ☆:ソロプレイ済み ★対戦済み

Squad Leader(AH)★
 70-80年代にウォーゲーム界をリードした老舗アヴァロンヒルが送り出した最高傑作の戦術級アイテム。ウォーゲーム博物館ができたら、真っ先に殿堂入りすると言われた名作です。器用で練度も高く下級指揮官が抜群によいドイツ軍、異様に数は多いが不器用なソ連軍、尋常でない火力と撃たれ弱いがすぐに復活するヤンキーなど、それまでのミニチュアゲームとは一線を画した、当時として最高の「リアルさ」で分隊戦闘を描きました。デザイナーが言うように「街路で機関銃を撃ちまくっている」気分になれたアイテムでした。

200505_img_12

Advanced Squad Leader(AH/MMP)★
 「Squad Leader」(AH)が精密化への道を歩む過程で、ルールの統合が必要になり、Advancedと昇華しました。全世界中にヘビーユーザーがいる、最高の精密度と難易度を誇る戦術級アイテム。射撃や白兵戦、砲撃、狙撃、煙幕などの戦闘は当然、風向きや政治委員、熱狂、登攀、水泳などありとあらゆる要素が詰まっています。シナリオによっては、べらぼうに難易度が高いですが、一度、はまると止められない面白さがあります(これしかいないプレイヤーも!)。尋常でないシナリオ数故、一生かかってもプレイしきれませんが、労力を注ぎ込むだけの価値があります。

115513181215814120

Advanced Squad Leader Starter Kit(MMP)★
 あんまりにASLの形が大きくなったため、初心者向けにルールをシンプル化したアイテムです。簡単と言いながら、歩兵戦のルール(日本語訳)だけで優に20ページを超えるヘビー級です。それでもASLに比べれば手軽にできると、砲兵、戦車、日本兵、歴史シナリオなど、シリーズ化されています。かつて、#1でリーグ戦を戦ったのは、よい思い出です。

SK

アップフロント(AH)★
 「傑作SLをカードゲーム化」と宣伝された本作ですが、実際はマン・トゥ・マン・コンバットの戦闘級アイテムです。敵よりも前進をすると有利になっていますが、そのためにどれを浸透グループにして、どれを火力支援にするのか等、はじめの班編制が非常に重要です。兵士カードと使用可能カード数を変更することで、あらゆる軍隊と戦場を表現できます。火力優勢だったアメリカ軍が、異様に白兵戦に長けた日本兵に浸透され、あわや全滅となったことも・・・。

119224186945716104693

戦車狂騒曲(同人)★
  旧GJ誌の「建艦競争」「試作競争」の流れを汲む開発系マルチカードゲーム。プレイヤーは戦車メーカーとなって、要求仕様に基づいた戦車を開発し、中小国に売り込みます。車体カードと砲カードを組み合わせ、その時の要求を満たせるように「新型戦車」を編み出します。売った後も、紛争を仕掛け実戦証明(コンバット・プローブン)を得ると、さらにVPを得ます。問題はどんなに優秀な戦車ができても、開発コストがオーバーすると、買ってもらえないことでして。

DSCN2744

タンク・ハンター(HJ)★
タンク・バスター(HJ)★
 端から史実の再現なんて意図しない、バトルロワイアル専用のマルチ・カード・アイテム。古今東西のAFVから開発予定で終わった戦車、自走砲、駆逐戦車、各国の歩兵分隊が入り乱れる戦場は、AFVフリークに堪らないでしょうね。TIGER系の重戦車は問答無用に強いのですが、弾薬切れがあったり、爆撃や重砲で撃破されたり、歩兵の白兵戦で排除されたりと、対処法もあり。後発の「タンク・バスター」(HJ) では、追加車輌と地形が入り、戦場はますますヴァリエーション豊かに。

5ec5f167

 総アイテム数は7点で、いずれも全てのシナリオを対戦するのは不可能なので、きちんとプレイができたら★にしました。結果、6アイテムがプレイ済みとなり、後1点を対戦すれば、ブログ史上、初の完遂ジャンルになります。

<2019 /10/2の追記>

 先日の「戦車狂騒曲」のプレイにより、全アイテムのプレイを達成しました。ちはら会ブログ史上、初の完遂ジャンルになりました。もっとも、わずか7アイテムですが・・・。この勢いで、別ジャンルも頑張ります。

戦車狂騒曲(同人)★