歴史・戦史研究「ちはら会」Drei

この会は、主にシミュレーションという手法を用いて、歴史・戦史を楽しもうという、有志の集まりです。興味ある時代をテーマに選び、図上演習(シミュレーションゲーム)を通して、文献研究では得られない「動きのある歴史」を見つめます。 「ちはら会」では、現在、会員を募集しています。年齢や資格等を問わず、興味のある方ならば、どなたでも参加できます。関心のある方は、下記にご連絡ください。 Eアドレス. chiharakai@apost.plala.or.jp (代表.mitsu)

 最後はやっぱりマルチでしょうと、傑作SF開発アイテムの「テラフォーミングマーズ」(アークライト)を4人でプレイしました。担当は、Phobilog(エンジョウ)・Ecoline(BIBI)・Thog Gare(mitsu)・Thalis Rupo(kawa)です。

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 序盤からPhobilog(エンジョウ)とThog Gare(mitsu)がカードを活用して、次々と酸素濃度を上げます。さらに、Phobilog(エンジョウ)が「隕石落とし」など巨大宇宙プロジェクトを行って、気温もグングン上昇。かつてないハイペースで環境作りが進んでいきます。

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 いつものペースならちょうどよかったカードが時期遅れになり、気がつけば地表の半分も埋めないうちに、開発終了!

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 結果、大型プロジェクトを成功させたPhobilog(エンジョウ)が頭一つ抜けだし、勝利しました。

 この日に持ち込んだカードゲームが、「戦車狂騒曲」(同人)です。旧GJ誌の「建艦競争」「試作競争」の流れを汲む開発系マルチカードゲームで、プレイヤーは戦車メーカーとなって、要求仕様に基づいた戦車を開発し、中小国に売り込みます。車体カードと砲カードを組み合わせ、その時の要求を満たせるように「新型戦車」を編み出します。

 第1戦は、mitsu社・エンジョウ社・BIBI社で、やたらと採用が見送られる展開に。第1ターンは、どの陣営も要求仕様を満たせず。第2ターンは、エンジョウ社が三式戦車で、BIBI社が一式戦車とともに日本軍の車体でコンペに参加するも、防御力優先が効いて、お互いに撃破できず。「甲乙付けがたし!」と制式採用ならず。


T2
 第3ターン、mitsu社の4号戦車とエンジョウ社のT34/76の真っ向勝負となり、模擬戦に勝った4号が初の制式採用(軽戦車部門)を獲得します。第4ターンも4号が死守して、二度目の制式採用(中戦車部門)を勝ち取ります。

T3 6pd砲搭載の4号が競り勝ち
 第5ターン、mitsu社に強力無比な車体が搭乗します。スターリン重戦車!当初こそ、威力の低い対戦車砲でしたが、徐々に換装していき、パンテルⅡ用の75mm砲を搭載して、2回のコンペに勝ち抜きます。

 エンジョウ社・BIBI社もなんとか戦車づくりを進めますが、組み合わせが悪かったり、模擬戦でdrが冴えなったりで、採用なし。結果、mitsu社が4回の制式採用を得て、勝利しました。


T8 重戦車スターリン
 その後、マルチや対戦に流れた後、例会後半に第2戦に。mitsu社・エンジョウ社・BIBI社・kawa社の4社の戦いです。

 こちらは、序盤から戦車開発が進み、激しい模擬戦となります。第1ターンはmitsu社が3号戦車で、第2ターンはkawa社がスチュワートで、制式採用をとります。

 第3ターンはチャーチルと3号戦車が模擬戦で引き分けに。

 第4ターン、ここでエンジョウ社が満を持して、T34/76(しかも史実通りの75mm砲!)を投入します。、走攻守に優れたT34は、第5ターンにもシャーマン等を退けて、制式採用に。

 このまま、寄り切るかと思われた第6ターン、エンジョウ社がT34/85に切り替えて模擬戦に挑みますが、ここはmitsu社のパーシングが防御力で寄り切ります。


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 いよいよ終盤、重戦車部門に入ると、奇妙奇天烈な戦車が続々と登場します。とにかく高い攻撃力とばかりに、kawa社がオープントップのパンテルを投入。
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 エンジョウ社は、車体固定の75mm砲(M3リー主砲)に特殊装甲とHVAPを積んだスターリンⅡ。ならばと、BIBI社も128mm砲を積んだオープントップ(側面装甲0!)のスターリンⅢを開発。
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 mitsu社も装甲を犠牲にして88mm長身砲のパーシングなど、ゲテモノモンスター品評会に(笑い)。

 結局、重戦車同士はなかなか壊れず、「甲乙付けがたし!」と制式採用ならず。

 最終的に、二度の制式採用と実戦で勝利したエンジョウ社が10点をゲットして、勝利しました。


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 なお、この対戦で「WWⅡ陸戦アイテム」ジャンルが、全て、プレイ済みとなり、ちはら会初のコンプリート達成です!とはいえ、元から5アイテムしかなかったのですが・・・。以下のジャンル別記事もご覧ください。

<a href="http://chiharakai2019.livedoor.blog/archives/19668124.html">
国も戦場も選ばず、全てを表現するマルチプル・アイテム!~WWⅡ陸戦アイテム

 前回のちはら会で好評だったので、第二弾で「SPIES」(HJ)を持ち込みました。今回は、アクションポイントのある上級ゲームです。ランダム引きした陣営は、ドイツ(kawa)・イタリア(にし)・ソビエト(エンジョウ)・フランス(mitsu)・イギリス(BIBI)です。


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 序盤、各国はまず資金とイベントカードを得ようと、カード記載のある都市へ走ります。ソ連は北欧とバルト海沿いに展開し、カードの奪取に。フランスはソ連邦の都市や中東に展開します。その他の国には、比較的影響力のあるドイツを頼りに、コバンザメのように集結し、東欧へ。

T2
 第3ターン、案の定、オーストリア併合が起こり、ドイツ、イタリア、フランス、イギリスがホクホク顔。

 これに気をよくしたイギリスは、ミラノで機密奪取を試みますが、ここで最強のカウンタースパイ5!捕まったのが、最優秀のCousinだったので、やむなくイギリスは10000ポンドを払って、脱出させます。


T3 オーストリア併合
 この汚名を晴らすべく、第4ターンに007はベルリンに飛びますが、ああ、またもや、カウンタースパイ!「ジェームズボンドは、女に甘い」と、度重なるスキャンダルに、失笑が起こります。

T4 ベルリンでも、CS!
 第4-5ターンは、カードの組み合わせが悪く、ほとんどのスパイ活動が低調に。ここで気を吐いたのがソ連で、計画なカード奪取と本国換金を繰り返し、気がつけばイギリスを抜いて世界一の諜報資金を獲得します。

T5
 第6ターン、ここからVPが上昇し、ゲームは一気にブラディに。後半の高影響力のドイツ軍イベントに釣られて、各国のスパイが東欧に集結。これを見たイタリアが、ワルシャワで処刑の口火を切ります。各国とも十分にカードを貯めていたので、ダブルクロスやカバーなどが乱れ飛び、殺ったり、殺れたりの応酬に。2ターンで、6人のスパイが命を落とし、あまりのきな臭さに、スパイ天国のウィーンに逃げ込む(!)諜報員まで。

T5
 ここで、フランスは、騒動に巻き込まれないようにウィーンやパリで保持していた高得点の機密を一気に換金します。このターンだけで80点に。

T7
 これが注意を引いたのか、最終ターン、敵スパイに次々と襲われ、フランスで残った諜報員はたったの一人に。が、各国とも、暗殺に傾注しすぎたため、肝心の機密の奪取ができなくなり、そのまま、ジ・エンド。

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 次点のイギリスを抑えて、フランスの勝利となりました。けど、最終ターンには人材が枯渇し、何もプレイできなかったので、どうにも勝った気がしない勝ちでした。

各国の最終得点
 フランス(mitsu):174点
 イギリス(BIBI):158点
 ソビエト(エンジョウ):151点
 イタリア(にし):110点
 ドイツ(kawa):105点

 この日の緒戦は、駆け付け一番のエンジョウさんと「謙信VS信玄」(アークライト)です。

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 つい最近に北信の仕事が有り、取れなかった夏休を一日合わせて、川中島合戦ツアーをしてきました。自動車輸送に、徒歩行軍、銀輪部隊(レンタサイクル)を駆使して、八幡原の激戦地から、信繁が祀られている典厩寺、松代の海津城跡、謙信本陣の妻女山、ついでに大本営地下壕まで回ってきました。


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 気運も盛り上がっていたので、「謙信VS信玄」(アークライト)を持ち込み、上杉軍(エンジョウ)対武田軍(mitsu)で対戦します。ゲームについては、「戦国最強の武田菱と信長帝国の後継者秀吉の戦い~戦国時代アイテムその2 」http://chiharakai2019.livedoor.blog/archives/19338597.htmlをご覧ください。

 第1ターン、上杉勢は前衛が信玄本隊に襲いかかります。が、6ユニットなので、最前線を後退させたに止まります。武田勢は、特別ルールで妻女山攻撃部隊しか活性化しないので、本隊との合流をめざします。


T1
 第2ターン、上杉前衛は敵本隊と別働隊の合流を阻止すべく、中央部に雪崩れ込みます。武田勢は本隊の半数を投入し、中央部での乱戦になります。一方、妻女山攻撃隊は、上杉軍の足止め部隊とガチンコ勝負になり、一進一退の攻防に。

T2
 第3ターン、中央部の乱戦は両軍とも凄まじい損害を出します。なんとか、武田勢が信玄本隊も投入して戦線の維持に成功しますが、前線はかなり薄くなります。上杉勢も後方から部隊を投入して、次ターンに備えます。

T3
 第4ターン、武田勢は本隊ごと南西方向に移動し、一部、妻女山攻撃隊と連結をします。が、中央部には1ユニットながら強力な村上義清隊が残っており、謙信本隊も中央部に迫ってきます。損害は戦力で劣る武田勢に多いものの、数を生かしてVP的にはほぼ互角です。

T4
 第5ターン、ここを凌げば数で優勢に立てる武田勢でしたが、上杉勢もそれを熟知しており、最後の猛攻をかけます。まず、直江隊が中央部にいた穴川隊を粉砕し、突破します。武田勢は起点となる村上隊を粉砕し、脱出路を開こうとしますが、あいにく敗走。包囲下に置かれた信玄本陣に上杉本隊が突入!これに勝利して、見事、信玄を討ち取り、サドンデス勝利となりました。

T5
 お互いにカードを出し合うシステム故、読みが外れると極端に展開が動くので、そういった意味ではリプレイアビリティは高いです。ただし、エンターテイナーの銀一郎氏らしくゲームとしては面白いですが、戦力が変動する戦闘解決は「なにをしみゅれーとしているんですか?」かなと。

 台風の接近で真夏のような蒸し暑さがぶり返した8月末の日曜日に、第176回ちはら会が開かれました。いつもの常連さんに、ほとんど常連さんと変わらない茨城会のにしさん、県外からDas Reichさんの準常連さん(?)も加わり、日がな、様々な対戦を楽しみました。

 先日にプレイされたアイテムと戦績は、以下の通りです。

官渡戦役(CMJ)4戦
 ★袁紹軍(Tommy)対曹操軍(Das Reich)☆
 ★袁紹軍(Tommy)対曹操軍(Das Reich)☆
 ★袁紹軍(Tommy)対曹操軍(Das Reich)☆
 ★袁紹軍(Tommy)対曹操軍(Das Reich)☆
謙信VS信玄(アークライト) ☆上杉軍(エンジョウ)対武田軍(mitsu)★
NAPOLEON(COLUMBIA GAMES) ☆フランス軍(kawa)対連合軍(にし)★
SPIES(HJ)上級ゲーム
 ドイツ(kawa)・イタリア(にし)・ソビエト(エンジョウ)・☆フランス(mitsu)・イギリス(BIBI)
ASL Advanced Squad Leader Starter Kit 4 (MMP) ☆アメリカ軍(Tommy)対日本軍(にし)★
戦車狂騒曲(同人)2戦
 ☆mitsu社・エンジョウ社・BIBI社
  mitsu社・☆エンジョウ社・BIBI社・kawa社
テラフォーミングマーズ(アークライト)
  ☆Phobilog(エンジョウ)・Ecoline(BIBI)・Thog Gare(mitsu)・Thalis Rupo(kawa)

 イメージは、TommyさんとDas Reichさんが4連戦した「官渡戦役」(CMJ)。テストプレイヤーだったDas Reichさんが、圧倒的技量で袁紹軍(Tommy)を打ち負かしていました。その割に粘れたのは、曹操軍(Das Reich)のdrがここ一番で冴えなかったとか(いつものこと?!)。

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 写真はありませんが「NAPOLEON」(COLUMBIA GAMES)-通称「積み木のナポレオン」をフランス軍(kawa)対連合軍(にし)で対戦。インストでしたので、イギリス軍の士気が崩壊したところで、終了したそうです。

 にしさん肝いりの「ASL Advanced Squad Leader Starter Kit 4 」(MMP)。アメリカ軍(Tommy)対日本軍(にし)で、あと一歩、日本軍が及ばなかったそうです。

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 例会の最後に、Tommyさんをお誘いして、「ノルマンディの切り札」(CMJ)を対戦しました。陣営は、Tommyさんの希望でドイツ軍を、mitsuが連合軍を担当します。

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 序盤、連合軍の上陸は全く損害なく成功し、戦線を南下させます。ドイツ軍が前進防御を選んだため、適時、敵を包囲して、戦力を消耗させていきます。
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 第3ターン、ドイツ軍が装甲兵力を中央に向けたのを見たイギリス軍は、カーンに高戦力を集中。第21装甲師団を3:1攻撃で一気に殲滅し、戦闘後前進でカーンを解放します。
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 第4ターン、ドイツ軍が慌てて戦力を廻す前に、この方面で小突破して南下します。ドイツ軍は突出したトミーを包囲反撃しますが、生き残った兵力に逆包囲され、さらに消耗戦に。
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  第5ターン、敵主力がカーン南方に惹き付けられている隙に、今度はアメリカ軍が東方で攻勢に出ます。コタンタン半島を片付けた米軍は東部海岸沿いに一気に浸透し、カランタンを無視して、サン・ローを奪取。さらに側面にいた装甲師団を包囲します。
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 第6ターン、ドイツ軍は西からの増援でかろうじて戦線を引くものの、東には兵力を回せず。艦砲射撃でシェルブールを陥落させながら、中央寄りにイギリス軍が浸透し、圧力をかけます。
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 第7ターン、戦果は東方で挙がりました。サン・ロー近郊の装甲師団を包囲殲滅すると、アメリカ軍が一気に突破し、アブランシュ、ヴィルデュー、ビールの三都市を占領します。
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 第8ターンには、一部の部隊を引き戻し、カランタンも奪取し、VPは23点を超えます。ドイツ軍も西から装甲師団を引き抜き、ビールの奪還を狙いますが、イギリス軍スタックががっちり守って寄せ付けず。そのまま、サドンデスで連合軍の勝利となりました。
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 序盤こそ、戦闘drに恵まれず、停滞気味でしたが、ポイントになった第3ターンのカーン奪取(突破)以降は、かえって恵まれ過ぎなくらいでした。
 なお、例会のはじめにも連合軍(Tommy)対ドイツ軍(ybs)が対戦し、慎重な前進をしすぎた連合軍に助けられ、ドイツ軍が勝利していました。
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 続いて、平さん持ち込みの「Ships  & Tactics」(グループ乾坤一擲)の新作をテストプレイしました。ちはら会ではかつて毎回のようにプレイされた十八番で、新作が出る前に「戦闘証明」を行っています。今回の新作は、Vガンダム系から、リガ・ミリティアとザンスカール帝国です。

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 リガ・ミリティアは、大量破壊兵器を持たないガンダム系(デラフリ系統)で、ウッソの能力とMSの引きが肝です。対するザンスカール帝国は、エンジェル・ハイロゥに、波動砲系のカイラスギリー、地球に降下してVPを稼ぐバイク戦艦、完全に行っちゃってる強化人間カテジナさん等、特殊ルールに事欠きません。その分、組み合わせが悪いと、全然、ダメなことも(マクロス系統)。

 第一戦は、リガ・ミリティア(mitsu)対ザンスカール帝国(平)の戦い。序盤に、オリファーとジュンコ・ジュンコによる「潜入作戦」が成功し、追加ダメージカードとザンネックを破壊します。リガ・ミリティアは、MSは少なめでしたが、その分、艦艇の攻撃カードが集中し、敵の艦船を削っていきます。ザンスカール帝国もカイラスギリーの斉射で反攻しますが、第二斉射直前に戦艦ダルマシアンが撃破されます。その後は、MSの波状攻撃で両軍とも消耗戦に。後半、やっと、エンジェル・ハイロゥが稼働しますが、かえってゲームエンドを早めただけで、終了。トリプルスコアで、リガ・ミリティアが勝利しました。

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 第二戦は、陣営を入れ替えて、リガ・ミリティア(平)対ザンスカール帝国(mitsu)の戦い。第2ターンまでにカガチとシャクティが登場し、早くも前線でエンジェル・ハイロゥが稼働します。リガ・ミリティアは、毎ターン、2枚ずつ、カードを失い続けるハメに。そこへ、カイラスギリーの二斉射を浴び、艦隊が破損。リガ・ミリティアは、乾坤の一擲のMS反撃をかけるも、ファラ、カテジナの強化人間ディフェンスを切り崩せず。バイク戦艦1隻の損害で、敵の艦隊を半壊させ、勝利しました。

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 第三戦は、ガンダム系の悪党対決(笑い)と称して、ティターンズ(mitsu)対ザンスカール帝国(平)の対戦となります。序盤、ザンスカール帝国は、後方ながらエンジェル・ハイロゥを稼働して、優位に立ったかと思われましたが・・・。

 悪党ぶりでは引けを取らない(?)ティターンズが、ヤザンを使ってG3(神経ガス)を注入し、数万人のサイキッカーごと、マリアを毒殺してしまいます。めったに使わない(使う機会がない)Gガスなので、デザイナーも「そんなルールがあったなぁ!」とビックリ。さらに、大量破壊兵器コロニーレーザーを、我らがバスクが躊躇いもなく3連射し、コロニーの住民ごと、敵艦隊を撃滅!

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 ザンスカール帝国もせめて一矢を報いんと、バイク戦艦隊を地球に降下させ、ティターンズの拠点を、文字通り、踏みつぶそうとします(これも結構、悪辣)。

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 が、その前に手札切れ、ジ・エンド。史上最悪の悪党対決は、見事(?)、ティターンズの勝利となりました。
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 「SPIES」(HJ) は、第二次世界大戦前の諜報戦を描いたマルチゲームです。各国は、迫り来る世界大戦に向けて、軍事機密をいかに奪取するのか、あるいは防衛するのか、諜報部員と警察を駆使して、争います。今回は基本ゲームで、kawa親子を含め、5名の対戦となりました。

 各国の担当は、以下の通りです。
ドイツ(平)
イタリア(エンジョウ)
ソビエト(kawa)
フランス(kawa.Jr)
イギリス(mitsu)

 各国は活動資金を得るため、機密の奪取と換金に精を出します。
 行動順の早いドイツが中立国の機密の確保に成功し、中央という地の利を生かして、すかさず、現金化します。
 イタリアもこれに続けとスパイを放ちますが、なけなしの資金を投入して得た機密が「カウンタースパイ(5)」!いきなり、最優秀のCousinを失います。

ああ、CS!
 意外と健闘したのがソビエトで、辺境という不利を越えて、早々に3つの機密を持ち帰り、1人のスパイをNKDVが逮捕します。
 フランスは、序盤からガシガシと機密を狙いますが、カバーや脱出などで対応されて、成果は少なく、かえって資金が底を突く羽目に。
 開始時の資金とカードが豊富なイギリスは、適度に機密を集め、あるいは敵のスパイから機密を奪うなど、後半に備えて資金の蓄積に励みます。
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 中盤、ほぼ中立国の機密がなくなると、各国は敵国の情報を得ようと果敢にアタックをかけます。
 中央に位置するドイツは、各国の移動ルートにも当たるため、次々と機密を奪われますが、ある程度、少なくなるとゲシュタポを集中配置できるようになり、持ち出しが減ります。
 イタリアは序盤の大きな痛手から回復し、同じく展開が遅いフランスと手を組み、お互いの機密を交換し合う(警察権を発動しない)ことで持ち直します。
  ソビエトは、辺境の特性から各国のスパイの侵入も少ない代わりに、自分がゲットした機密の持ち帰りにも時間がかかり、VPが伸びず。
 イギリスはドイツの後ひたひたと追いかけながら、島国の地の利を生かして、機密の保持に体制を整えます。

 終盤、飛躍的にVPが高くなると、各国は厳重な警備強化と一か八かの機密奪取に走ります。 ドイツは、ここまでの優位を元に、わずかに残った2個の防衛に、警察と諜報員を貼り付けます。
 イタリアは当初、フランスと組んでイギリスの情報を狙いますが、MI5の強烈な防御を打ち破れず。かわりに大量の偽造文書でドイツに侵入し、機密をゲット。が、ここで二度目のカウンタースパイ!二度目のCousinを逮捕に、やむなく「脱出」を使用し、これを回収します。

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 もう一国、ドイツの捜査網に引っかかったのがソビエトで、次々とエージェントをナチスに逮捕され、ほぼ活動停止。それでも、自国の機密があるさと、守り切った機密を開示したところ・・・なんと全てがカウンタースパイ!(1点にもならず)。付いていないときは、こんなことがあるんですね~。

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 フランスは、イギリスに潜入し機密を狙いますが、MI5とMI6の共同網に阻まれ、成果なし。と、破れかぶれになったフランスは、暗殺でVPを稼ぐという、荒技に。さすがに、イタリアとフランスの二国に迫られると、カードが底を突き、2名の諜報員が命を落とします。

T6
 それでもイギリスは4つの機密を守り切り、最終ターンだけで90点を獲得します。

 ここで、ゲーム終了。最終的なVPは、
 ドイツ(平):161点
 イタリア(エンジョウ):136点
 イギリス(mitsu):125点
 フランス(kawa.Jr):119点
 ソビエト(kawa):51点
と、ドイツの勝利でした。

 ある意味、草刈り場となりやすい中央のドイツが、終盤に一気にVPを獲得できたのが大きかったです(最後の2ターンだけで120点越え)。もっともその多くは、無理な機密奪取を試みて、ゲシュタポに捕まった各国のエージェントのおかげですが・・・(笑い)。

 初プレイの割にはみなさん、楽しめたようで、次回は上級ゲームに行きたいです。

 少しずつ、夏の暑さも和らいできた8月末の土曜日に、第175回ちはら会が開かれました。今回は茨城会とかぶっていたので、にしさんはお休みでしたが、代わりにybsさんと平さんが来てくれまして。と、もう一人、なんと中学生が参加!そう、kawaさんのお子さんのkawa.Jrでした。

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 歴史ずれしたおっさん達ばかりでどうかと思いましたが、「英才教育」のたまものか、kawa.Jrは飲み込みも早く、おっさん達を相手に交渉を繰り広げるなど、父親以上(?)に社交性を発揮。「もっとイベントがわかれば、効率よくできますね」と向上心もGood!また、機会があったら、気軽にどうぞ。

 この日にプレイされたアイテムと戦績は、以下の通りです。

SPIES(HJ)  ☆ドイツ(平)・イタリア(エンジョウ)・イギリス(mitsu)・フランス(kawa.Jr)・ソビエト(kawa)
ノルマンディの切り札(CMJ)2戦
 ★連合軍(Tommy)対ドイツ軍(ybs)☆
 ☆連合軍(mitsu)対ドイツ軍(Tommy)★
Ships  & Tactics(グループ乾坤一擲)3戦
 ☆リガ・ミリティア(mitsu)対ザンスカール帝国(平)★
 ★リガ・ミリティア(平)対ザンスカール帝国(mitsu)☆
 ☆ティターンズ(mitsu)対ザンスカール帝国(平)★
テラフォーミング・マーズ(アークライト)2戦       
 ☆BIBI・Tommy・ybs
 ☆BIBI・平・エンジョウ・kawa・kawa.Jr
ギリギリカレー(JELLY JELLY GAMES) ☆平・BIBI・Tommy・mitsu

 イメージは、ちはら会定番の「テラフォーミング・マーズ」(アークライト)。再版に引き続き拡張セットも発売され、未だにブームとなっています。今回は、まず、BIBI・Tommy・ybsさんで対戦し、ゲームを知り尽くした所有者のBIBIさんが勝利に。

 第二戦は、例会の最後にBIBI・平・エンジョウ・kawa・kawa.Jrで対戦しまして。ここでも終盤に称号二つを手に入れたBIBIさんの連勝でした。

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 こちらも定期的にプレイされている世界史絵巻物語の「History of the World」(アークライト)。エンジョウ・kawa・kawa.Jrで対戦し、一人2陣営ずつを持って、オリジナル対戦をしたそいうです。こちらは、経験差を生かして、エンジョウ帝国が勝利しました。

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 合間に取り組んだ「ギリギリカレー」(JELLY JELLY GAMES)。その名の通り、鍋の中に数多くの具材を加えていき、より多様な味を出したプレイヤーが勝利します。今回は、平さんが、最後の鍋になりながら、スパイスをこれでもかと加えて深みを出し、見事に勝利していました。自分も肉入りカレーを頑張ったのですが、つい、バランスの限界をオーバーし(1点!)、「カレーでないもの」を作ってしまいました。

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 この日のメインは、WWⅡ空戦ジャンルから「Down in Flames」(CMJ)でした。これまで数々のキャンペーンを制覇してきており、最後の昼間爆撃1944(ドイツ本土決戦)をプレイすることにします。

 第1任務は、史実通りノルマンディ戦で戦場1を選択します。オプションは、連合軍がNo.8でモスキート1機に任務ターンの2ターン縮小です。対するドイツ軍も、No.8(!)。太陽を背にしたMe262の2機と、早くも最強オプションです。

 第1ターン、高高度から急降下したMe262は、護衛のモスキートを瞬殺すると、後方のB-25に襲いかかり、第2ターンにこれを撃墜します。

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 連合軍も必死の対空防御で、Me262の1機を損傷させますが、最新鋭のジェット戦闘機の高火力を浴びて、もう1機のB-25も損傷状態に。が、ちょうど、敵の弾薬が切れたところで逃げ切り、分散爆撃でかろうじて、ノルマンディ上陸に成功します。

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 圧倒的に不利だった割には、任務の部分達成ができました。VPでは、わずか1点と、枢軸軍の大勝利レベルです。

 第2任務は、戦場7のルール侵攻を選択します。オプションは、連合軍がNo.1で、P51D とP47Dが各1機です。ドイツ軍は機数を優先し、No.5でMe109 KとFw190A3を2機、さらにMe410 を投入します。  

 第1ターン、戦闘機数は2:1と劣勢ながら、P51Dが果敢にFw190A3に襲いかかり、6ダメージで損傷を与えます。これに対し、Fw190A3の2機が逆襲に転じ、優位を取りますが、P51Dが巧みな機動で射線を外し、損害はなし。もう一方のP47Dは時間稼ぎのため、高空に逃げ、これをMe109 KとMe410が追います。

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 第2ターン、Fw190A3を撃墜したP51Dが高空に逃げ、時間を稼ぎます。護衛機がいなくなったところで、ドイツ軍はFw190A3とMe410を投入し、後尾にいたB-25に4ダメージを与えます。

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 第3ターン、そこへ逆落としに連合軍の護衛機が襲いかかります。第一目標は、ドイツ軍最強のBf109K。P51Dのエンジンがうなりを上げ、燃料タンクを狙って3連射!結果、一撃で撃墜となります。

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 怒り心頭のドイツ軍は、そのまま、2機による爆撃機攻撃を続行し、B-25の1機を撃墜します。

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 が、これが限界でした。対空射撃で損傷を受けていたFw190A3が、サンダーボルトの斉射を喰らって、撃墜。殊勲のP51Dも、機動力で劣るMe410の背後を取ると、4連射で撃墜します。

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 もはや、迎撃の恐れがなくなったB-25は悠々と爆撃を敢行し、ルール工場地帯に損傷を与えます。この時点で連合軍のVPは39点で、枢軸軍の辛勝まで回復します。


 第3任務は、戦場9のハンブルク空襲です。オプションは、連合軍がNo.4で、ウィスナー搭乗の1機を含む、P51Dの2機。ドイツ軍はNo.1で、ヴィルケ搭乗のBf109GとBf109K、Me410の各1機です。

 第1ターン、アメリカ軍エースのウィスナーは、敵のエースのヴィルケのBf109Gに攻撃を仕掛けます。いきなりの燃料タンク被弾!これを避けないと一発撃墜となるヴィルケは、エースチットを使って離脱を試みますが、ウィスナーもチットを投入した上に、エースカード!両軍のエース対決は、速攻でアメリカ軍に軍配が上がります。

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 怒ったドイツ軍は、Bf109KとMe410の2機で、もう1機のP51Dを追い詰め、これを撃破します。

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 残ったウィスナー機に対し、Bf109KとMe410が襲いかかりますが、巧みな機動で決定打を打たせません。

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 第4ターン、一瞬の隙を突いてシザーズを使ったウィスナーは、Bf109Kの背後を取ることに成功します。そのまま、次ターンにこれを撃墜します。

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 こうなると基本性能で大きく劣るMe410には勝ち目はなく、最終ターンに撃墜されます。

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 ボックス隊形を組んだ連合軍の重爆撃機は、通常高度で精密爆撃を行い、ハンブルクをエンジョウさせます。この時点で連合軍のVPは166点となり、まずは辛勝レベルに到達します。


 第4任務は、戦場8のドイツ南部の鉄道網を攻撃します。オプションは、連合軍がNo.2で、イギリス軍のスピットファイヤⅩⅣcの2機。ドイツ軍はNo.6で、Bf109Kの2機と高射砲の強化を選びます。

 第1ターン、獰猛なスピットファイヤⅩⅣcの2機は、共同でBf109Kに襲いかかり、これを撃墜します。もはや、全滅は必至と覚悟したもう1機のBf109Kは、B-24Dリベレーターに側面攻撃をかけますが、ダメコンが効いて、2ヒットを与えるに止まります。

 第2ターン、連合軍の2機の猛禽類は、爆撃機につきまとうBf109Kを襲撃し、2機目の攻撃でこれを撃墜しました。

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 当然、爆撃も成功し、鉄道網は破壊されます。これで、連合軍のVPは261点に上昇し、連合軍の大勝利レベルに。


 第5任務は、早くも戦場10のベルリン爆撃を選択します。オプションは、連合軍がNo.3で、エースのゼムケを擁するP47Dの2機です。ドイツ軍は、もはや後がないと、No.4でBf109GとK、さらに最後のジェット戦闘機Me262を投入します。

 第1ターン、連合軍は時間稼ぎのため、果敢にもドイツ迎撃機に挑みます。サンダーボルト1機がBf109Kの真後ろに付け、損傷を与えます。が、残ったBf109GとMe262は、ゼムケのP47Dを狙います。ゼムケもエースチットを繰り出すなど必死に回避しますが、手札の少なさが災いし、ついにMe262の機関砲に捉えられ、撃墜。

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 第2ターンに、残ったP47DをBf109Kと相打ちで撃破したドイツ軍は、重爆撃機編隊に突入します。側面からBf109Gが、後方からMe262が空の要塞B-17に襲いかかり、3ヒットを与えますが、猛烈な対空砲火でグスタフが炎上し、撃墜されます。

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 その後、Me262が追いすがり、B-17に10ヒットを与えますが、撃墜ならず。

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 生き残った重爆撃機編隊は、対空砲火を避けるため、分散爆撃を行い、大きな損害なく、爆撃を成功させます。

 これで、連合軍のVPは306点となり、連合軍の圧倒的勝利レベルに。

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 第6任務は、戦場4のハンブルク空襲を選択します。オプションは、連合軍とドイツ軍はともにNo.7です。連合軍はP38とスピットファイヤⅩⅣで、ドイツ軍はBf109Kが2機ですが、奇襲効果で第1ターンに敵戦闘機がいません。

 第1ターン、敵の戦闘機を出し抜いた2機のBf109Kは最後尾のB17に襲いかかり、8ヒットを与えます。連合軍も防御射撃で1機に3ヒットを与えます。

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 第2ターン、連合軍の戦闘機が介入し、4機による巴戦に。3ターンにBf109Kを撃墜し、さらに第4ターンにP38が高火力を生かして、もう1機のBf109Kも撃破します。

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 当然、B17は任務に成功し、得点は361ともはや連合軍の勝利は揺るがず。


 最終の第7任務は、連合軍が勝ち逃げを目論み、戦場5のオランダ空襲を選択します。オプションは、連合軍がNo.5で迎撃機がない代わりにターン数を3減少させます。結果、ミッチェルの2ターン減少と相まって、わずか1ターンの任務となります。ドイツ軍は、「戦いは数だよ」とばかりにNo.3のFw190A3の2機を追加します。

 1回だけ耐えれば終了する連合軍は、高速でオランダに侵入しますが・・・ここまでの鬱憤を晴らすかのように、3機のドイツ軍機が爆撃機に襲いかかります。Bf109KとFw190A3の連続攻撃でまず、1機を撃墜。残りの1機に、最後のフォッケウルフが性能限界を突破して接近し、至近距離から鋭い一撃!これが燃料タンクを撃ち抜き、見事に完勝となりました。

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 結果、爆撃を阻止したことにより、30点が入り、最終的には306点で終了しました。ただし、ここまでの累積が効いて、ドイツ本土決戦は連合軍の圧倒的勝利で幕を下ろしました。


 この対戦により、「Down in Flames」(CMJ) の全シナリオを制覇しました。同時にWWⅡ空戦ジャンルとしても、5割を超えましたので、そちらの記事もご覧ください。

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