歴史・戦史研究「ちはら会」Drei

この会は、主にシミュレーションという手法を用いて、歴史・戦史を楽しもうという、有志の集まりです。興味ある時代をテーマに選び、図上演習(シミュレーションゲーム)を通して、文献研究では得られない「動きのある歴史」を見つめます。 「ちはら会」では、現在、会員を募集しています。年齢や資格等を問わず、興味のある方ならば、どなたでも参加できます。関心のある方は、下記にご連絡ください。 Eアドレス. chiharakai@apost.plala.or.jp (代表.mitsu)

 この日、プレイをしたかったのが、カードドリブンの「第三帝国の盛衰」(GJ)です。今年発売された最新のWWⅡ欧州戦役アイテムで、GJ誌の進化形であるデッキ構築型CDSです。mitsuのインストで、枢軸軍(mitsu)対連合軍(Tommy)★で対戦します。

 第1ターン、ドイツ軍は順当にポーランドを降伏させると、返す刀で西部戦線へ。そのまま、第2ターンにフランスに流れ込み、パリを占領。すかさず、「ヴィシー政権」を打ち立てます。

T2
 第3ターン、対ソビエト戦の前段階として、ユーゴとギリシアに電撃侵攻し、これを陥落させます。

T3 ユーゴとギリシア席巻
 第4ターン、いよいよ、バルバロッサ作戦を発動します。キエフを陥落させると、モスクワとレニングラードに圧力をかけるべく、ミンスクを占領します。

T4 バルバロッサ開始
 第5ターン、枢軸軍は大西洋にウルフパックを送りますが、イギリスはすでに十分な航空戦力を蓄えており、海軍の攻撃と連動して、ウルフパック狩りを実行します。冬季ターンで不利を承知で、ミンスクのドイツ軍がレニングラードに侵攻します。あと一歩まで行きますが、持ちこたえたソ連軍でしたが、ここで反攻作戦!ミンスクを奪回すると、そのまま、ポーランドに雪崩れ込みます。一見、レニングラードのドイツ軍が孤立したように見えましたが、バルト海経由で補給を送ると、そのまま、レニングラードを陥落させてしまいます。

T5 レニングラード陥落
 第6ターン、アメリカ軍が参戦し、後がなくなった枢軸軍は一か八かの賭に出ます。外交カードによるスペイン参戦とハリコフ占領によるサドンデス狙い!が、ソ連軍もこれを防ぐため、ハリコフに要塞を打ち立て徹底抗戦に。枢軸軍は2回の電撃戦でかなり敵を消耗させますが、ソ連軍はほぼ全てのユニットをここに注ぎ込みます。ん?!とよく見ると、スターリングラードがガラ空き!ドイツ軍はキエフの空軍でスターリングラードの敵を除去すると、ハリコフの装甲軍団が浸透移動でこれを占領してしまいます。

T7 スターリングラード陥落
 なんとしても、策源地を取り戻したい連合軍は、赤軍によるレニングラード強襲を実施しましたが・・・装甲軍団が全滅するも、歩兵を取り除けず。この時点で、枢軸軍のサドンデス勝利となりました。

 とはいえ、枢軸軍は苦しい、苦しい。やるべきことが多く、かつ、drに恵まれないと、容易に戦線は膠着します。一方の連合軍も、ここからの逆転がたいへんで、十分な準備をして、大陸反攻とロシアでの反撃を成功させる必要があります。

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 それでも、複雑で長時間になりがちな欧州戦役アイテムとしては、極めて洗練されており、Tommyさんの印象もよかったよう。ぜひ、再戦したいモノです。

 この日の緒戦は、自宅オフ会でスタートした、85年阪神(mitsu)対88年近鉄(BIBI)の「熱闘!12球団ペナントレース」(HJ)日本シリーズです。

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 第3戦は藤井寺球場に舞台を移し、阪神中田、近鉄山崎の先発でゲーム開始となります。
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 阪神は1回に、1番弘田がツーベース、吉竹がエラーで出塁のあと、バースが併殺打の間に1点を先制します。
 近鉄は2回に先発の中田を攻め、ブライアント以下が連続ヒットと四球で満塁とします。8番真喜志の併殺崩れで1点を返したあと、9番に入った村上が満塁ホームランで逆転に成功します!
村上
 ところが、直後の3回表に、ツーアウト3塁から山崎がまさかの大乱調で、なんと5つの四球を与えます。
山崎
 そして、5番真弓が起死回生の逆転満塁ホームラン!
真弓
 その後、阪神は5回に佐野のツーランで追加点を、7回に真弓以下の三連打と木戸のスクイズなどで、ダメ押しとなる3点を加えます。
 投げては2回途中からリリーフに立った伊藤が一人で7回1/3を投げ抜き、勝利投手となりました。
伊藤
 阪神の2勝1敗となった第4戦は、阪神工藤、近鉄小野の先発です。1回裏、1番大石がヒットで出ると、2番吹石が先制のツーランホームラン。続く、金村も連続HRで3点をリードします。
吹石
 その後は、4回まで投手戦となり、無失点が続きましたが、5回に動きが起こります。阪神の5番真弓がソロHR狼煙を上げると、佐野・渡真利が連続ヒットし、平田の犠打と木戸の犠飛で1点を返します。ここで、真弓に替わった好調な1番弘田が、同点タイムリーを放ちます。
弘田
 が、その裏、近鉄は先頭打者吹石が、ソロHRで再びリード。さらに、ブライアントも1発で2点差とします。
 近鉄小野は要所を締めながら8回ツーアウトまで来て、このまま、完投かと思われましたが・・・阪神の粘りは凄かった。バース、岡田、真弓が3連続ツーベースヒットで、終盤に同点に追いつきます。
岡田
 試合は延長戦に入り、5対5のまま、10回へ。試合を決めたのは、最強の助っ人外人ランディ・バースでした。
バース
 代打長崎が1塁手のエラーで出ると、バックスクリーンへの決勝ツーラン!10回裏に、鈴木貴久の1発で1点差としますが、最後はストッパー中西が締めて、ゲームエンド。阪神は、日本一へ王手をかけます。
中西
 後がなくなった第5戦、近鉄はエースの阿波野を投入します。阪神は左の仲田が先発です。試合はいきなり序盤から激しい展開に。1回表、阪神真弓が先頭打者HRで先制すると、その裏にはスリーベースの近鉄大石を、絶好調の吹石がヒットで返して、同点に。
阿波野
 3回表には、エース阿波野から阪神が、真弓のツーベース、バースのタイムリーなどで2点をリードします。
 その後、しばらく、両投手の投げ合いが続きますが、6回表、四球の吉竹を1塁において、またも、ランディ・バースのツーラン!さらに掛布もバックスクリーンへ1発を放ち、5点差に。
掛布
 このまま、楽勝かと思われたその裏、阪神の仲田が史実通りのノーコンぶりを発揮します。オグリビーと鈴木を四球で歩かせると、梨田の内野安打で満塁に。さらに替わったゲイルから、代打新井、村上が連続押し出しで、わずか1安打で2点を奪います。
 さらに、7回裏、オグリビーのソロ本塁打も出て、近鉄は2点差にまで詰め寄りましたが・・・悲劇は8回表に待っていました。ここまで投げ抜いてきた阿波野が、2番の代打川藤を四球で歩かせると、岡田の四球を挟んでバース・掛布・永尾に連打を浴び、2点を与えます。7番弘田も歩かせたところで、ストッパー吉井に替わりますが、勢いに乗った阪神は止められず、平田のヒット、木戸のスリーベース、真弓のタイムリーでのべ6点を得点します。
 7回途中からリリーフした福間が、第1戦に続き好投し、無失点でゲームセット!
 85年阪神(mitsu)が、88年近鉄(BIBI)を4勝1敗で下し、日本一に輝きました。チーム成績は、近鉄が13本塁打と打ちまくったのですが(阪神は10本)、得点は逆に阪神が39点(近鉄は24点)とタイムリーの数で勝りました。MVPと敢闘賞は、以下になりました。
 MVP:ランディ・バース 打率.550(20打席11安打) 本塁打5本 7打点
 敢闘賞:吹石徳一 打率.360(25打席9安打) 本塁打4本 4打点
  ちなみに、MVPでは、阪神の真弓明信も、打率.416で打点はバースを上回る10点と甲乙付けがたい選考でした。
 これを見ていたライオンズ・ファンのkawaさんが、2018年度版の同人モジュールを持ち込みまして。次回は、2005年阪神あたりと、新日本シリーズでも行きましょうか?

 10月に入ったばかりの土曜日に、第177回ちはら会を開催しました。いつもの常連さんに、Das Reichさん、平さん、ybsさんが参加し、ゲームの秋を存分に堪能しました。夕方には、遠く多摩から奥津城さんが見学に来られ、お好きなナポレオニオックの話題で盛り上がり。9人で、実に楽しい時間を共有できました。

 先日にプレイされたアイテムと戦績です。

バルジ大作戦(CMJ) ★ドイツ軍(エンジョウ)対連合軍(Das Reich)☆
独ソ電撃戦(CMJ)拡張版 ★ドイツ軍(エンジョウ)対ソ連軍(Das Reich)☆
ノルマンディの切り札(CMJ)2戦
 ★連合軍(Tommy)対ドイツ軍(Das Reich)☆
 ☆連合軍(mitsu)対ドイツ軍(Tommy)★ 
第三帝国の盛衰(GJ) ☆枢軸軍(mitsu)対連合軍(Tommy)★
Modern Naval War イージーっす!(グループ乾坤一擲) ☆インド海軍(ybs )・中国海軍(平)・海上自衛隊(kawa)
熱闘!12球団ペナントレース(HJ/同人)日本シリーズ  85年阪神対88年近鉄
 第3戦 10対4  ☆85年阪神 
 第4戦 7対6  ☆85年阪神
 第5戦 12対4  ☆85年阪神
  (85年阪神が4勝1敗で優勝)
テラフォーミング・マーズ(アークライト)2戦
 ☆Helion(BIBI)・PHOBLOG(平)・Saturn System(kawa)・Invew Trix(ybs)
 ☆Invew Trix(エンジョウ)・Tharsis Rep(平)・Thorgate(BIBI)・Helion(kawa)

 イメージは、正統派作戦級の「バルジ大作戦」CMJ)。ドイツ軍(エンジョウ)が南部の突進に成功し、バストーニュとヌシャトーを墜とすものの、連合軍(Das Reich)が北部のジークフリート線を突破し、判定勝ちしていました。


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 続いて、こちらも正統派の「独ソ電撃戦」(CMJ)拡張版。もっぱらこればっかりやっているソ連軍(Das Reich)が、有利と言われているドイツ軍(エンジョウ)の攻勢を止めて、連勝でした。

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 その名の通り、「Modern Naval War」(3W)のアップ・トゥ・デイト版の「イージーっす!」(グループ乾坤一擲)。アメリカ第7艦隊を除く、アジア近海の現代海軍がカード化されており。インド海軍(ybs )・中国海軍(平)・海上自衛隊(kawa)の3人で対戦し、海上自衛隊の島嶼上陸を阻止したインド海軍(ybs )が勝利したそうです。


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 人を入れ替えながら2戦していた「テラフォーミング・マーズ」(アークライト)。第1戦は、Saturn System(kawa)が4発の隕石を落とし、「ネオジオンか!」と突っ込まれていましたが、最後は経験者のHelion(BIBI)が寄り切って勝利。

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 第二戦は、これまた、仕掛けの早いInvew Trix(エンジョウ)が、Tharsis Rep(平)・Thorgate(BIBI)・Helion(kawa)を抑え、そのまま、リードを保って勝利でした。
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 オフ会の最後は、やっぱりB級でと、ちはら会定番の「Ships  & Tactics」(グループ乾坤一擲)を対戦しました。陣営は、白色彗星帝国(BIBI)対ネオジオン(mitsu)です。

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 序盤、お互いにMS戦や艦艇攻撃で数隻ずつの撃沈を出した後、白色彗星帝国(BIBI)は最強の機動要塞-白色彗星を最前線に侵攻させます。これだけで、強烈な衝撃波を受け、損傷していたムサカ級巡洋艦が損壊します。

 このままだと、ほぼ全艦が彗星の餌食になる、とネオジオン(mitsu)は惜しみなくMSを投入して、打撃を与えます。ギラドーガ3体にαアジールまで投入し、艦砲射撃で止めを差し、彗星を破壊します。

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 現れた都市国家ガトランティスに対し、この勢いのまま、MSの波状攻撃で連続打撃を与えます。そして、最後は、宇宙要塞アクシズの特攻!これにより、二番目の要塞も撃破します。

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 それでも強力な戦力を持つ白色彗星帝国(BIBI)は、超巨大戦艦の主砲や大型ミサイルなどで、ネオジオン(mitsu)を叩き、最後は要塞スウィート・ウォーター要塞と軽巡1隻を除き、全滅に。

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 ここでゲームエンド。盤面の勢力は、白色彗星帝国(BIBI)がいまだ優勢ですが、高得点の2要塞を撃破したネオジオン(mitsu)が空前の162点を獲得し、勝利しました。

 「トロールボール」を持ち込むくらいですから、BIBIさんは、さぞ、野球ゲームを楽しんだのかと思いきや、「Buffaloesは好きですが、実はまともな野球ゲームをしたことがないんです」と驚愕の発言!では、どんなアイテムをやったんですか、と聞いたところ、超B級で名高い「Wizball(アスキー)くらいですね」と、もっとビックリ。そんなプレイヤーもいるんだぁ!

 ぜひ、「きちんとした」野球ゲームをしましょう、とちはら会らしからぬ「まっとうな」お誘いで、「熱闘!12球団ペナントレース」(HJ/同人)をプレイすることに。
  それぞれ、20年以上の歴代チームから、BIBIさんが選んだのは、88年の近鉄。ブライアント、オグリビー、金村、鈴木貴久の強力打線に、阿波野、小野、山崎、吉井の投手陣が揃っています。あの10.19で優勝こそ逃したものの、首位西武とゲーム差なし(!)の二位となったチームです。

阿波野
 一方のmitsuは、Tiger栄光の85年優勝チームです。真弓、バース、掛布、岡田の超強力打線に、山本、中西の2枚ストッパーが売りです。
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 第一戦は甲子園球場で、阿波野とR・ゲイルのエース対決でしたが・・・序盤、先発の柱のゲイルがいきなり打ち込まれます。1回に大石のヒットの後、金村がセンターバックスクリーンへの2点ホームラン!2回も非力なはずの梨田に2ベースを許し、あろうことか阿波野のタイムリーで、3点目を献上します。
金村
 短期決戦でこれ以上の失点は厳しいと、吉田監督は、ゲイルを諦め、工藤を投入します。先ほど、HRを打っている金村を三振に取って、追加点を与えず。
 これで勢いを取り返したTigersは、エース阿波野に襲いかかります。1回にバースがソロホームランで1点を返すと、2回には佐野のヒットと木戸へのデッドボールで1、2塁に。焦った梨田がパスボールでピンチを広げると、ここで代打弘田が見事にレフト前ヒット!2点タイムリーで、同点に追いつきます。
弘田
 勝負を決めたのは・・・やはり、最強の助っ人バースでした。3回に2打席連続となる決勝のソロホームラン!4回には、気落ちした阿波野から、真弓がソロホームランで続き、5対3と勝ち越します。
バース
 が、ここで、悲劇が!3回にヒットで出た掛布が2塁へのスライディングの際に、足首を痛めて負傷退場!全治5日間と診断されます。130試合フル出場の掛布の代わりなどいるわけもなく、やむなく、ベテラン永尾が3塁の守備につきます。
 が、これに奮起したTigers投手陣は、中継ぎの福間が大健闘し、なんと5イニングスを無失点で切り抜けます。そのまま、8回、9回をストッパー山本がランナーを出しながら、要所を締め、緒戦は阪神の勝利となりました。 

福間
山本和行
  第二戦は、近鉄高柳と阪神池田の先発です。1回、2つのフォアボールと不安定な立ち上がりの池田が、2回に鈴木貴久にソロホームランを浴びて、1点を失います。阪神も、3回に1番弘田の2試合連続のタームリーで同点にしますが、4回に池田が今度はオグリビーに1発を浴びて、再び、リードを許す展開に。
 致命傷となったのが、5回でした。吹石、金村の連続ヒットで1、2塁とすると、眠れる主砲ブライアントが特大のスリーラン!阪神も、6回に岡田のタイムリーで2点を返すものの、5対3のまま、最終回の攻防に。
吹石
ブライアント
 9回表、替わったばかりの伊藤が、吹石にホームランを許し、3点差。さらに、またもブライアントが止めのソロを放ち、7対3に。ここで、近鉄は抑えのエース吉井を投入。勝負あったかと思われましたが・・・。
吉井
 9回裏、先頭の平田が狙い澄ました一撃で、2ベースヒット!代打北村、大野が倒れたものの、1番弘田が2ベースで1点を返します、さらに永尾のタイムリーで、再び2点差に。真弓、バースが内野安打で続き、2アウト満塁。一打出れば同点、長打でサヨナラの場面で、バッターは岡田でしたが・・・ああ、ショートゴロで3アウト。2戦目は、近鉄が接戦をモノにしました。

 初プレイのBIBIさんも、シンプルでスピーディな展開がよかったようで、このまま、日本シリーズに突入することに。次は、懐かしの藤井寺球場に舞台を移して、第三戦です。

 このところ、いろいろとやさぐれた日々が続いたので、常連さんをお誘いして、久々の自宅オフ会をしました。お相手は、ちはら会のB級、Fantasy級、SF級の使い手(?)のBIBIさんです。

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 最近、スポーツジャンルを立ち上げた話題から、「では、これを」とBIBIさんが取り出したのが・・・「T&Tトロールボール」(ウォーロック)です。確かにスポーツは、スポーツですが。

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 その名の通り、トロールを主将にした6人制(ショートを除く内野手と外野手が1名!)の野球ゲームです。基本は、ピッチャーがストレートか、変化球かを選び、打者がそれを読んで打撃をします。ともに26dして、投球と打撃の修整値を加え、大きい側が成功します(投手ならアウトに、打者ならヒットに)。T&T らしく、ゾロ目が出ると、再drして加わるので、弱小打者でもエースからヒットを打てる可能性があります。

 が、そこは血なまぐさいFantasy級でして・・・両軍とも、ふつーの試合だけでなく、相手の選手を5人以上倒せば、勝利になります。よって、ピッチャーにはビンボールが、バッターにはバット攻撃(!バットをぶん投げる)があり、通常のプレイのフリをして、敵選手への攻撃の機会を狙います。

 で、さっそく、プレイボール。序盤はそこそこ、平和なプレイが続きますが、時折、デッドボールや回転バットが炸裂し、負傷チェックに。mitsu率いるトロールTigersは、最も弱い盗賊がビンボールで死にかけますが、魔術師のヒーリングでなんとか生き残ります。中には狙ってきたビンボールを、男岩城顔負けの悪球打ちでヒットするプレイヤーも(笑い)。

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 ゲームは5回終了なので、気がつけば中盤に。BIBI率いるトロールBuffaloesが、珍しく(?)まっとうなプレイでヒットを積み重ね、2点を先制します。単にビンボール判定が面倒くさくて、ふつーにしただけだったのですが。すぐさま、トロールTigersが1点を返すも、トロールBuffaloes はなんとピッチャーに向かって、バット攻撃(!)。これがもろに命中し、トロールTigersのエースは死亡してしまいます。

 最終回もあっという間にツーアウトになり、このままでは負けると焦ったトロールTigersは投球の判定にいちゃもんを付けると、一か八かの乱闘に雪崩れ込みます。シャッフルした両軍の選手をランダムマッチングし、お互いに攻撃を仕掛け合うという、野球に名を借りた近接戦闘が勃発。その結果は・・・なんと、トロールBuffaloesのみが4名が死傷する一方的な戦闘に。

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 もはや、控えもなく、満身創痍のトロールBuffaloesでしたが、再開した試合でどうにかトロールTigers を押さえ込み、勝利しました。もっとも次の試合は、選手不足で没収試合になったでしょうが・・・。
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 最後に、中黒さんから「テストプレイをお願いできますか」とお声がかかりまして。次の「このシミュゲ」候補の「金門島上陸作戦」です。ちょうど70年前の台湾紛争を扱った作戦級で、人民解放軍による金門島北西部への上陸作戦と台湾軍による反撃を描きます。

 基本は、スタックごとの活性化で、移動-戦闘が行えます。ただし、師団チットを使用すると、全ユニットを投入できます。この時、兵站ポイントがあれば、一度、使用済みとなったユニットを再び活性化することも可能です。戦闘は2:1がイーブンで、攻撃側・防御側・双方に影響が出る結果を判定します。ヒットを受けた側は2へクスの後退(及び混乱-非活性化)となります。それを避けたい場合は、1d6して戦闘力以下を出せば、死守に成功します(士気チェック)が、失敗すると除去となります。
 よって、基本は包囲して、死守を強要し、敵を除去していくことになります。また、VP拠点や砲兵観測地点には直接攻撃をかけ、この奪取を狙っていきます。
 特別ルールとしては、台湾軍には空爆が、人民解放軍には砲撃があり、任意の1ユニットを混乱にできます。また、人民解放軍には、砲撃の強化や共同攻撃可能、海上輸送ポイントの増強など、戦術チットが3枚有り、ダミーと合わせて6枚から3枚を引きます。どれも効果は大きいですが、使用の度に1VPを失います。ちなみに今回のチットは、ダミー2枚と共同攻撃可能でした。

 今回は、圧倒的な戦力の人民解放軍をmitsuが、少数精鋭の台湾軍を中黒氏が担当します。

 第1ターン、まずは人民解放軍の上陸から開始となります。人民解放軍は海上輸送20ポイントを持っていて、最高はこの数までのユニットが上陸できます。ただし、ターン途中の回復に兵站ポイントが必要なため、こちらにも割り振る必要があります(1海上輸送ポイントで2兵站ポイントを輸送可)。今回は、第82師団の精鋭10ユニットを上陸させ、残りは兵站ポイントとします。

 先手の人民解放軍は、上陸で包囲した北西海岸の中央の1個大隊を殲滅します。が、台湾海峡の突端の部隊は見事に士気チェックに成功し、踏みとどまります。台湾軍は、後方から虎の子の戦車大隊を呼び寄せ、反撃準備をします。

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 第2ターン、人民解放軍は増援の2個師団を上陸させると、海岸部の掃討を行います。これに対し台湾軍は歩戦のコンバインドアームズで、猛烈な反撃を行います。攻撃をすると混乱により戦力が半減するので、そこに反撃が起こり、さらに再反撃が・・・と戦闘は激化し、両軍とも徐々に部隊が損耗します。

 焦点となったのは、北西部の要衝-林厝でした。このVP地点を巡り、激しい攻防戦となります。台湾軍は戦車大隊まで投入して防衛線を強化しますが、人民解放軍は周辺の陣地に波状攻撃をかけ、これを包囲します。

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 最終の第3ターン、人民解放軍は満を持して、林厝に師団規模の包囲攻撃を実施(戦術チット)。最後まで残った戦車大隊が士気チェックに失敗し、林厝が陥落。以後、台湾軍は数回の奪回作戦を行いますが、状況は厳しく、反撃は失敗。そのまま、+1点で人民解放軍の勝利となりました。

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 お手軽なミニゲームかと思いきや、どうしてどうして。海上輸送ポイントの使用量に始まり、上陸地点と上陸部隊の編成、攻撃と反撃の判断、後退か士気チェックかの選択等、非常に選択の幅が広いです。若干、特別ルールは多めですが、その分、選択肢が広がり、かつ、ランダム引きの戦術チットも合わせて、展開は、毎回、大きく変わります。よい意味で悩みが多く、さすが、中黒デザイン!
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 なお、影響が少なかったので記述していませんが、人民解放軍の海上輸送ポイントは台湾海軍の反撃などで、毎ターン、2d6ずつ減ります。また、台湾空軍も毎ターンにdrして、天候によっては出撃しないことも。テーマの珍しさだけでなく、きっちりと金門島攻防戦を学びたい方にも、お勧めでしょう。

 午後になって、都内の知り合いの方がぽつぽつと参加されまして。奥津城さんも来たのですが、あまり時間がないということでしたので、簡単にいける「PANZER WAFFE North Africa」(CMJ)を対戦しました。陣営は、ドイツ軍(mitsu)対イギリス軍(奥津城)です。

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 前半、ドイツ軍は4号長砲身砲を軸に打撃小隊を編成し、次々に敵戦車を撃破していきます。これに対応するには敵の主力の正面にスタックして消耗戦にするか、別の戦線を突破して圧力をかけるか、がポイントになります。奥津城さんは以前にプレイした「PANZER WAFFE」の感覚が強く、東部戦線とは違い地形もないため、イギリス軍はこの対応に追われ、投入すると撃破される悪循環に。結局、出血多量でAFVが枯渇し、ドイツ軍が寄り切りました。

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 第二戦も、同じ陣営で対戦です。イギリス軍は先の戦訓を生かして、ドイツ軍の攻撃小隊の前にハイスタックを作り、反撃をかけますが・・・ここで、88mm砲の待ち伏せ!兵力差が逆転し、逆突破になりかけますが、そこはボックス陣地で凌ぎます。ならばとドイツ軍はさらなる兵力を増強して、これを撃破。そのまま、押し込んで、勝利となりました。

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 個々のAFVは弱いですが、ハイスタックを作って後方を狙う作戦に、奥津城さんは「ずいぶん、東部戦線とは違いますね~」とのことでした。そういった意味では、まさに北アフリカらしいとも言えます。

 と、これを見ていたPさんが名乗りを上げ、インストプレイになります。中盤までは、イギリス軍のアクションやイベントがうまく決まり、一進一退の攻防になります。ドイツ軍の配置ミス(防御小隊に誤って部隊を配置)も重なり、イギリス軍が押し気味に。こりゃ、ロンメルイベントが必要かとカードを廻しますが、先に来たのが「補給切れ」。

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 イギリス軍が押せ押せで突撃を開始し、中央小隊を撃破して突破に成功します。と、ここでロンメルが来ましたが、AFVも枯渇しており、万事休す。イギリス軍の勝利となりました。この一手違いが大きな転機になるあたりは、さすが傑作です。

 この後、本当は中黒さんを捕まえて、ちはら会名物「デザイナーに挑戦」をしたかったのですが、「ええ、発売後は全くプレイしていません」とデザイナーあるあるに。挑戦は、またの機会にします(笑い)。

 三々五々、人が集まり始めたところで、たかさわさんのお声かけで「戦車狂騒曲」(同人)の5人戦ができることに。ちょうど、来場された国際通信社の中黒さん(!)も加わっていただき、錚錚たるメンバーでの対戦となりました。

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 序盤から激しい開発合戦となり、たかさわ社とmitsu社が、防御に優れた軽戦車を制式採用とします。その後も、やたらと防御力重視が多く、たかさわ社に至ってはKVⅠを投入する展開に(でも、主砲は20mm機関砲!)。

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 これを狙って、なかぐろ社の重防御戦車チャーチルが45mm砲で、KVⅠを撃破し、実戦証明を獲得します。その後、展開は攻撃力+機動力重視になり、ityou社がT34を開発して2回の制式採用を獲得。

 中盤から一気に頭角を現したのがケイセイ社で、やたらと大きな主砲と高い防御力で、次々と制式採用を取っていきます。128mm砲を積んだ固定砲のクロムウェル(!)とか、88mmを搭載したTigerⅡとかが大暴れし、最後の2つの制式採用を獲得し、そのまま、勝利しました。

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 同人とはいえ、レキシモンで製品化された「建艦競争」(バトルシップ・カーニバル)の流れを汲む一品で、みなさんの評判もよかったです。

 ここで、中黒さんが最近はまっているゲーム・グッズを披露しまして。立体化の砲撃マーカーや水柱マーカーで、ドイツ製だそうです。詳しくは「Banzai Magazine」をご覧あれ。

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 三連休中日の日曜日に、たかさわさん主催の猿遊会に行ってきました。午前中に会場入りしたのですが、すでにこの熱気!

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 「グランプリin猿遊会」(レーシングゲーム)に、トラトラや「チャーチル」などの複数マルチ、「バーニング・ブルー」の複数戦、巨大なクルセイダー作戦、そして大量の塗装済みAFVをセットしたミニチュアなど、そこここで熱い戦いが。軍神さんと老害さんも、「独ソ電撃戦」(CMJ)拡張版でがっつりと対戦。


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 主催のたかさわさんからのご挨拶を受け、今年の記念品アクリル・スティックをいただきました。

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 また、なかなか、お目にかかれない各地の方々とも交流ができるのも、猿遊会のよいところで。Troopersブログや倉敷のサークルを主催しているTOROさんと、初のリアル対面に!10年以上前からブログをきっかけにやりとりし、各種のゲームデータを交換、いつかお会いしたいですねとしていたので、ご挨拶ができてよかったです。今度は、こちらが倉敷に行きたいなぁ~。

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 この日にプレイしたアイテムと戦績です。


戦車狂騒曲(同人)5人戦 ☆ケイセイ社・ityou社・たかさわ社・mitsu社・なかぐろ社
PANZER WAFFE North Africa(CMJ)3戦
 ☆ドイツ軍(mitsu)対イギリス軍(奥津城)★
 ☆ドイツ軍(mitsu)対イギリス軍(奥津城)
 ★ドイツ軍(mitsu)対イギリス軍(P)☆
金門島上陸作戦(中黒ブランド) ☆人民解放軍(mitsu)対台湾軍(中黒)★


みなさま、また、来年に・・・。

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